「スプラウト」まとめ前編

「スプラウト」まとめ前編
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■一話
池之内実紅は高校の入学式の日、具合が悪くて校庭に続く階段で座り込んでいた・・。そんな自分に、ソッと手を差し出すひとりの男子生徒。彼はそのまま自分を保健室に連れて行ってくれた。その後ろ姿と、なにより手の感触。~私の初恋~運命の人~三ヶ月後も、その気持ちは収まらなかった。(絶対会える、運命の人なんだから・・)

出だしのピアノバラードですでに引き込まれた(笑)内容も青春な感じの純な恋愛もの。深夜枠にしてはストレートな恋愛もので逆に珍しいね。でも、こういう感じの話が一番好きなんだな。。ジャーニーズ系が大勢でている割に、そんな感じはさせない作りとBGM、主演の森川葵や小島藤子もいい。

実紅の家に下宿人が三人もくることになる。ひとりは大学生でイケ面だけどオタク・滝川直治。綺麗だけど自分本位な性格の大学生・谷山清佳。そして、同じ高校に通うサッカー男子・楢橋草平。実は草平はかわいい感じで女子に大人気らしい。。その草平の引越しの手伝いで来ていた友達・片桐隼人。隼人もクールな二枚目で女子の間で人気、いつも女子に囲まれている、しかも実紅は隼人が女子とキスしている所を校内で見てしまったこともある。。色々な女子といっしょにいるので、数人を囲っている??
隼人は無口でほとんど口をきかないが、草平はよくしゃべりよく仕切る。。ともかく、自分の家に知らない3人が住むことになった。

草平は風呂上りなのか上半身裸で廊下を歩いてるし、私のグラスは勝手に使うし、オタクの直治は大切な風鈴割っちゃうし、清佳はお風呂上がりに食べようとしていたアイスを勝手に食べちゃうし・・。家での安らぎペースを完全に狂わされて実紅は機嫌が悪くなってしまった。(いくら家がちょっと広いからって・・楢橋草平は家が離婚しちゃって事情があるからって・・なんでいきなり他人といっしょに・・)

だが。草平は二時間かかる実家に自転車を漕いで風鈴を持ってきてくれたのだ。「ないよりいいかなって。意外といい音するしさ。」草平は言う。俺はすごく助かってる!と。清佳さんもタッキーさんもそんな感じだと思う。「だから色々あると思うけど、長い目で見て欲しいかなって。宜しくお願いします。」なんか笑顔になる実紅。「・・麦茶とってくる。飲む?」その時、縁側でちょっと足をすべらした。「大丈夫?」差し出された草平の手を握って、「・・ありがとう。」(この手・・同じだ・・)<見つけた!私の運命の人!>

次の日。超ご機嫌な朝に、ひとりの女子高生が訪ねてきた。実紅に挨拶するその女子は、小澤みゆき。可愛いが、女子の間では仕草などが鼻につくらしく<ウザみゆ>と言われている子だ。「迎えにきちゃった!」「あっ小澤みゆき、俺の彼女。」二階の窓から実紅は説明された。<草平の彼女>・・!?ガビーン(苦笑)


■二話
(運命じゃなくてただの偶然だった・・)愕然としている実紅。でも女友達は、次いこ次!と言ってくれる。「うん。私彼氏つくる!」(運命じゃない人のことは忘れるんだ)

でもバーベキューで仲良くしている草平とみゆきを見てると切なくて・・。ふと、土手でひとりでいた隼人の所へ行ってみたりした。隣に座る。「・・片桐くんと楢橋って、中学の時からいっしょだったんでしょ?みゆきちゃんも?」「ああ。」「あのふたりって、いつから付き合ってるの?」「中学卒業したくらい。」「そうなんだ。」遠くから草平を見ていると、笑う草平の傍に、みゆきが楽しそうに笑っていた。(彼は私の・・運命の人じゃない・・)

でも。家に帰ると草平はいるのだ。草平は言った。みゆきをよろしくなと。「なんで楢橋にそんなこと言われなきゃならないの?」「だって俺、みゆきの彼氏だもん」「・・・。」どうして、そんな事言うの・・?

次の日。高校のトイレで偶然、みゆきと会ってしまう実紅。「昨日はありがと。実紅ちゃんともたくさん話せたし。」その時、女子数人がみゆきの悪口を言いながらトイレに入ってきた。気まずい空気。みゆきは顔を引きつらせている。(自分もうざいと思った。いい気味だって思った)でも、みゆきの手を引いてトイレを出てしまうのだ。喜ぶみゆき。「ありがと。実紅ちゃん。」「・・・。」なんだか悔しくて、自分が嫌で。その場を去るしかなかった・・。

ひとりでいたら偶然、草平が来た。(なんで会っちゃうんだろう)でも、草平とふたりでいた所に、みゆきが来て草平に言うのだ。「私を助けてくれたんだよ。そんなことしてくれる女友達いなかったから。本当にありがと!」(友達じゃない、うざい!)逃げるようにその場を去る。と!隼人と鉢合わせした。「大丈夫か!?」泣いている顔をみられたのだ。その時、草平とみゆきが階段を下りてきたので、隼人は実紅の手を引いて、ふたりして隠れる。傍を通り過ぎる草平は、みゆきと楽しそうで自分には気づきもしなかった・・。それがとてつもなく、切ない・・。(私・・楢橋のことが好きなんだ。運命の人じゃなくて好き・・)
そんな切ない顔をみせる実紅を、ジッと見つめる隼人は、実紅にそっとキスをした。。当然、突き飛ばされる隼人だわな。。


■三話
今度草平のサッカーの練習試合がある。応援に誘われる実紅だが、その日はみゆきは用事があってこれないらしい。ちょっとうれしく思ってしまった自分がいや・・。
タッキーさんに友達の相談ごととして、今の状況を相談してみる。「嫉妬している限り、そのキャラのレベルは上がらないってこと。リセット!」「ええ!?」(できるならしたいよ・・)

後日。隼人と隼人の弟・航と三人で偶然コロッケを食べることに。隼人は気まずそうに、「飲み物買ってくる・・。」とその場を去るが、航は言う。兄貴は女が苦手で、自分からは好きになったことはないはずと。「でも、もしかしたら好きになるかも。」と笑った。「・・・?」

母親が言った。唐揚げ好きな草平のために、作って持って行ってあげれば?と台所で笑う。「え~!いいようぉ、彼女でもないしぃ。」でも、作って持っていっちゃうんだな。。
いっしょに行くはずだった清佳は、彼氏とデートで行けなくなったようで。。ひとりで嫌だな~とふてくされモード。でも、「実紅!来てくれてありがとな!」「がんばってね!」といい瞬間もあるわけで。。が、そんな幸せモードを一瞬で壊すサッカー部マネージャー・吉川友!「勘違いしないほうがいいと思うよ。あいつ誰にでもやさしいの。だからみんな草平くんを好きになる。」「わたしはぜんぜん!」「そう?ならいいけど。」満面の笑みで去っていく吉川友。やっぱし綺麗だわ~(笑)

隼人もサッカー好きな航といっしょに応援にきた。あいかわらず隼人とはまともに目も合わせられない実紅・・。試合は前半はゼロゼロで引き分け。応援に一言かけようと草平の傍に行こうとしたら、みゆきが現れたのだ!うれしそうに笑う草平をみてしまう。
そして、後半途中、仲間のパスボールをトラップした草平は、そのままボレーシュートで相手ゴールに突き刺す!バク転まで決めてガッツポーズ。。試合は勝利したようだ!

ワイワイみんなが談笑している時を見計らい実紅は、勇気を出して作ってきた弁当を広げようとする。が!みゆきが弁当を草平に渡したのだ!みんなの分もたくさん作ってきたようだねえ・・。。用事あるんじゃなかったの!?どんだけ作ってきてんだよ(泣)

「用事あるから・・。」と帰るしかない実紅。(バカみたい・・)
帰る途中、ベンチで作った弁当を広げて食べる実紅。そこへ・・あいつが来た。隼人だ。何も言わずに隣に座る。「食っていい?」「なんで?」このなんで?がすごく可愛かった。。「腹減ってるんだけど。」食べ始める隼人。「うまい。」「・・・。」実紅は、なんだか涙が溢れてきてしまっていた。「ごめん・・私いつもこんなじゃないから。人前で泣くとか、そんなないし。反則だよ、タイミングよすぎる。」「・・・あのさ、悪かった。この間。」「あ・・別にいいよ。食べて・・くれたし。それに片桐くんにとって・・挨拶みたいな。」「違うよ。自分からあんなことするの、初めてだった。俺・・おまえのこと好きだよ。」おおお!!いい展開だ(笑)


■四話
朝。池之内実紅は洗面所で歯ブラシをしていた。鏡に映るその顔は、なにやら思い出してはニヤニヤしている。下宿人の大学生・滝川直治は、そんな実紅を見てしまってビビリ、見なかった事にしていた。。浮かれた様子は同じく下宿人の大学生・谷山清佳も不思議がるほどだ。。

「俺・・おまえのこと好きだよ。返事は今じゃなくていいから・・おまえが草平を好きなの知ってるし。・・でもずっとは無理。なんていうか・・待ってるから。」片桐隼人にそう告白された。
と、風呂上がりの楢橋草平と、廊下で鉢合わせ!一瞬ビクッとする実紅だったが・・。隼人に告白されたせいなのか、草平と小澤みゆきの仲睦ましいのを一瞬思い出しても、動揺は草平には気づかれなかった。(好きが好きを上書きしてくれたら、幸せになれるのに)

隼人は、実紅に告白した事を草平に言う。もちろん実紅が草平を好きなことは言わないが。。「まあ、片思いだけどな。」「実紅もそのうち好きになるって!好きになったことが大事なんじゃん!」女子にいつもモテる隼人だったが、草平はこの親友が、一度も女子を好きになったことがないのを心配していたのだ。素直に喜ぶ。
その頃。実紅も女友達から、片桐君からなんてサイコーじゃん!と羨ましがられていた(笑)いっしょにいれば好きになるって!ワイワイ騒ぐ女友達。。自分は楢橋が好きだし・・と言いながらも、やはり満更ではない実紅。。しかも隼人は、仲良くしていた女子達をことごとく断ったらしいのだ。ほ~。
で。草平の提案で水族館にダブルデート。「イルカが待ってるぞ!」

初めてのダブルデートだからか?やたらにドキドキしている実紅。草平に?隼人に?どっちに?実紅がモタモタしていると、みゆきがうれしそうに手を引っ張ってきた。今日はわだかまりはそれほど感じない。でも、「微妙だよな。草平がいて俺がいて、気まずいよな。けどごめん。おまえとこういう所、来てみたかった。」「・・・。」隼人の気遣いに、なんか笑顔になってしまう実紅。

実紅とみゆきは女子同士で話していた。「隼人君と付き合うの?」「う~ん。まだわかんない。」自分は付き合ったりしたことないから、好き同士になった先のこととかわからなくて・・。「みゆきちゃんはずっとモテてきたって感じだよね?」「そんなことないよ!?片思いもしたし、振られたこともあるよ。」「え!?じゃあその片思いの人のことって、すぐに忘れられた?」「う~ん・・どうだったかな。」みゆきはちょっと困った笑顔をみせた。

<好きな人と永遠の初恋がいい>と女友達に語る実紅を偶然見て以来、隼人は実紅を意識するようになった。「俺そういうの信じられないからさ。目で追うようになってた。草平は?信じてる?ずっととか?永遠とか?」「・・信じてないかも。親が離れんのとかみてると、さすがにな。けど・・どっかで思ってる、俺は違うって。」「そっか・・。」

またしばらく四人で行動したあと、草平とみゆき達と別れた。実紅は隼人としばらく歩く。そして、質問していた。「どうして私なの?私のこと、好きになられる覚えなくって・・。」「・・おまえのこと、もっと見てたいなって。」(うれしい)「・・うれしい。うれしいよ。」ふたりは手を繋ないだ。照れて歩く隼人。実紅は・・笑顔が消えていた。(違う・・)入学式の時・・草平と繋いだ手のことを、運命の人だと思った草平の手を、思い出してしまったのだ・・。パッと手を離してしまう実紅。「・・ごめん。」「・・いや、ごめん。ここでいいか?送れそうにないわ。じゃ。」隼人は帰ってしまった。(傷つけた・・)

帰りが遅い実紅を心配して、隼人に電話する草平。とっくに別れているという・・。自転車で全力で水族館まで行くと、ベンチでひとり座って実紅がいた。「心配させんじゃねえよ!?携帯繋がらないし。でもよかった、無事で。みんな心配してる。」「・・うん。」
ふたり歩くその後ろ姿を、草平と同じく駆けつけていた、隼人が無言で見つめていた・・。
そして。自転車を押す草平の手を眺めていた実紅は、いつのまにかその手に自分の手を重ねていたのだ。「えっ!?」驚く草平。「・・私・・草平の顔、見たかった。」

こ、この展開は驚いた!しかも八景島シーパラ?じゃんここ(笑)ああ隼人、三話の弁当食べ攻撃では、サイコーの攻めを見せたのにな(泣)もうだめ?


■五話
「・・私・・草平の顔、見たかった。」自分を迎えに来てくれた楢橋草平に、思わず言ってしまった池之内実紅。草平の手に、自分の手を重ねてだ。。「えっ!?」もちろん草平は、実紅の手と言葉に驚くしかない。
(あたしなに言ってんの?)実紅は目をキョロキョロさせて、「・・ごめん。」と謝る。「・・いや。」草平も少し目をそらせて答えた。実紅は草平を見れないまま、「草平とか・・呼んだことないのに。」「・・ぜんぜん。いいけど。」その時、実紅のお腹が空腹で鳴る。とっくに夜ご飯の時間は過ぎているのだ。。「そりゃ腹減るよな。」草平の笑顔に、実紅も笑顔になる。ニコニコしながら二人並んで歩いていると、草平にメール。もちろん、彼女・小澤みゆきからだ。草平の顔が穏やかな笑みを浮かべているのを、なんとなく眺めて目をそらす・・。(好きは、私の思いどうりにはなってくれない・・)

次の日の登校中。校舎前で片桐隼人を見つけて、草平は声をかけた。「おはよう。実紅、あのあとすぐ見つかった。」「そっか。」隼人は、自分も実紅を探しに行くも、草平と並んで帰る実紅の後ろ姿を見届けるだけだったことを思い出す。しかも、繋いだ手を離されて、自分と気まずく別れてしまったのが原因なのだ。「あいつ、なんか言ってたか?」「えっ?」思わず実紅の<草平の顔、見たかった。>を思い出すが、「いや、別に何も。」「そっか。」下駄箱に着く頃には、「草ちゃん!」みゆきが声をかけてきた。 「俺、先行ってるわ。」みゆきが来ると、隼人は自然とすぐに姿を消すのだ。
みゆきは、草平が昨日のメールに返事を返さなかったことを気にしているようだ。「寝ちゃってた?」草平は、実紅が帰ってこないので探しにいったことを話す。「結局、全然平気だったんだけど。」「そっか。草ちゃんも探しに行ったんだ。それで草ちゃんが見つけたの?」「あ、ああ。」「よかったね、実紅ちゃん何もなくて。あれから隼人君と何かあったのかな?いい感じに見えたんだけどなあ。」「そうだよな。」

通知表を渡される実紅達。そう、明日からは夏休みだ。。だが実紅は、数学と物理が成績悪くて補習だった。バカだった。(苦笑)
ともかく夏休みが始まる。草平とは同じ屋根の下。(彼女じゃないけど、彼女より近い距離)ベランダで草平と並んで夏の日差しを感じる実紅は楽しそうだ。。

実紅が提案して、仲いいメンバーの補習組の勉強会をすることになった。もちろん実紅の家で。ここには大学生がふたりもいるので勉強には最適なのだ。でも、仲いい組で補習なのは、女子達では実紅だけで、あとは草平と同じサッカー部の男子ふたり。もちろん草平はバッチリ大丈夫(笑)
滝川直治ことタッキーさんは、数学が得意で見事にわかりやすく教えてくれる。でも、みゆきのことをゲームに出てくるルリカにそっくりだと、<リアルルリカ>と呼ぶのだけはやめそうにない。
綺麗女子な谷山清佳は、縁側で体を長椅子で伸ばしジュースを飲んでいる。教えるのが下手なのか、教える気がないのか、それとも教えられないのかはわからない。。
ここで草平が隼人を連れてきた!隼人は物理が得意だったのだ。思わずギクシャクする実紅。これは・・おもしろ(笑)

草平は、隼人とふたりになり言う。「隼人、逃げんなよ。この間なんかあったんだろ?実紅と。このまま夏休みじゃモヤッとすんだろ?おまえも実紅も。せっかく好きになったんじゃん?な?」そういうことで、隼人は実紅の部屋で、物理を教えることになった。。

草平がさりげなくノックし、実紅の部屋に飲み物を持って入ると、そこは<お通夜>のように静まりかえっていた・・(苦笑)勉強すらとてもできねえ空気。。草平は苦笑して話を切り出す。そして、うまく隼人へ振る。ようやく実紅と隼人は普通にしゃべり始めた。頃合を見て草平は部屋を出ていく。ナイス草平!でも、お通夜のふたりのほうが、視聴的にはおもしろい(笑)

チラッと実紅を見て隼人が言った。「あのさ。時間戻すとか、無理?水族館行った時くらいまで戻るとか?」「・・・片桐君て、なんでそんなにやさしいの?いつも先回りしてくれるっていうか。」「・・だとしたら、おまえだからだよ。」隼人の真っ直ぐな視線から、なんとなくドキッと、でも困って、目をそらしてしまう実紅。

みゆきがスイカを持ってきてくれたので、みんなで休憩。。縁側でみんなでおいしくいただくことに。。清佳、草平のスイカに塩を振りすぎ。。塩振って食べる習慣、自分ないかも。。。
草平は、実紅と隼人が並んで座っているのを微笑ましく思っていた。が、実紅は、みゆきと並んでいる草平を見て、やっぱり凹んでいたのだ・・。

草平はみゆきと将棋崩しを部屋でしながら、実紅と隼人の話題を出す。そして、話はいつの間にか実紅だけの話題に。。「けど笑っちゃうよな、タケルやアラタはわかるけどさ、実紅も補習って。女子が勉強できないって、ちょっと新鮮っていうか。」!!ピクッと目が一瞬すわるみゆき。
そして。帰りも突然、草平に抱きつくのだ。「草ちゃんは私の彼氏だよね?もし草ちゃんがどこか行っちゃったら、私、死んじゃうかも。」草平は、みゆきの肩を掴んで一旦離し、「俺はどこにもいかないよ。ずっとみゆきの傍にいる。」と再び引き寄せ、抱きしめーの。。おいおい、どうしたんだよ、ウザみゆ(笑)

そして。草平が帰ってくると今度は実紅が庭でへたり込んでいた。どうやら隼人を送り出したあとに具合が悪くなってしまったようだ。「大丈夫!?」「草平!」と起き上がるが、思わず倒れ込んでしまう実紅を、慌てて抱きとめる。ガバッ!とそのまま担ぎ上げて、おでこを合わせる。「これ完全に熱あるな。」顔近っ!(笑)草平の首に手を回す実紅の目は、草平をジッと見てる。草平と実紅は目が合うけど・・お互い目をそらした。キスできちゃう距離間だったのに。。草平はそのまま実紅を畳に寝かせ、部屋に戻る。が・・実紅の顔と声が頭から離れない。(どうした?俺・・)
その頃。元気のないみゆきの前に、偶然現れた隼人。「どうしたの?」「・・・。」みゆきは目をウルウルさせたと思うと、泣きながら隼人に駆け寄り、抱きついていたのだった・・。
そして。実紅も横になりながらも、目をキョロキョロさせる。「どうしよ・・。」(草平は運命の人じゃないのに・・・草平のことが好き)

草平、違う女子を連続で抱きしめる事になるとは。。忙しい奴(笑)次回はウザみゆの本領発揮か!?というより、どんな察知能力だ(苦笑)


■六話
「どうしたの?」「・・・。」小澤みゆきは目をウルウルさせたと思うと、泣きながら片桐隼人に駆け寄り、抱きついていた。でも、「ごめんね・・。隼人君。実紅ちゃんのこと、ちゃんと捕まえてね。」隼人から離れてそう言い、ギュっと唇を噛み締める。「・・・。」隼人は少し動揺するも、特に何も言わない。
実はタケルとアラタに、そんな場面を見られていたのだが、ふたりは草平には黙っていようと誓う。

補習中のクラスには、池之内実紅とタケルとアラタ、他数人しかいない。広い教室に先生の授業する声が響いていたが、どうやら滝川直治ことタッキーのほうが教えるコツはうまいよう。。でも、実紅はほおずえをついてまったく授業を聞いていなかった。もちろん、楢橋草平のことを考えているのだ。その時、窓から草平が顔を出す!「ヤッホー。」実紅は草平と目が合いびっくりして、そして顔を伏せてしまった。草平もそんな実紅に苦笑い・・。どうやら同じサッカー部のタケルとアラタに用があったらしく、アイコンタクトをとって窓から姿を消した。いなくなった窓に目を向ける実紅。だが、その視線の先には、サッカー部マネージャー・早瀬遥(吉川友)の厳しい視線とかちあうのだ。また慌てて目を伏せる・・。

「ねえ草平君?どっちが本命なの?小澤みゆき?それとも池之内実紅?」「なんで実紅がでてくるんスか?」「だってあの子、草平君のこと好きじゃん?」「・・・。」苦笑いするしかない草平。「でもどっちも草平君には合わないと思うけど。」「・・遥先輩?何言ってんスか?」いきなりの真面目な表情の問いかけに、草平はそう答えるのが精一杯だった。目が潤んだ遥は、「草平君に合うのは!」と言いかけて、サッカー部顧問に呼ばれてしまうという・・タイミング悪ぃ(泣)

草平は無心になろうと一生懸命ボールを磨く。そこへみゆきが現れた。草平は夏休みの計画を立てようとみゆきと話していたが、そこへアラタとタケルといっしょに実紅も現れる。補習が終わったのだ。草平はちょっと動揺する。もうここまで来ると、草平は女難の相がでてるな・・(苦笑)
(夏休みは一番近くにいられると思ってたけど、やっぱり草平のとなりには、みゆきがいる・・)実紅はすぐに帰るが、その後ろ姿を見てみゆきが言った。「ねえ?草ちゃん、実紅ちゃんと隼人君うまくいくかな?私ふたりのこと好きだから、幸せになって欲しいんだ。」「そうだな。」だが、草平の影のある表情に納得のいかないみゆき・・。

帰り道。コロッケ屋で隼人の弟・片桐航と出会う実紅。航は今日誕生日らしい。で、実紅の家で誕生日会をすることになった。。で、隼人も実紅の家へ。いつもクールな隼人も、弟とじゃれたりする場面を見て実紅は微笑む。
だがその頃。ハンバーガーを食べにいくことになっていた草平とみゆきは、実紅からのメールで草平が航の誕生日を優先しようとしたことで喧嘩になっていたのだ。「・・帰る。」「えっ!?そんなにハンバーガー食べたかった?」「違う!」「・・じゃあ、なんで?」「・・言わない。」みゆきは帰ってしまった・・。

航の誕生日会は賑やかだった。実紅、実紅の両親、草平とタッキーさんと清佳の下宿人達、隼人・・航はうれしそうではしゃぐが、実は兄の恋を心配する兄貴想いのできた弟なのだ。。

そんな時、草平の携帯にメールが来た。<ごめんね・・・会いたい>みゆきからのメールでひとり抜け出そうとする草平。ひとり庭で出ていこうとする草平の後ろから、実紅が呼び止めた。「どこ行くの?みゆきちゃん?航君の誕生日なのに?」「・・悪い。航には今度埋め合わせするし。」「みゆきちゃん・・知らないの?航君の誕生日だって?」「・・・。」「知ってるんだね?」(こんなこと・・言いたいんじゃない)「「そんなんだから、ウザみゆなんて呼ばれるんだよ!」(ただ一緒にいて欲しいだけなのに)実紅の言葉に草平は声もでなかった。「女子はみんな言ってる。みゆきちゃんのこと。ウザいからウザみゆって、空気読めないっていうか・・。」「今それ関係ないだろ!?」草平の表情には、ショックと怒りが混ざっていた。「あいつがそう呼ばれてんのも、同性からよく思われてないのも知ってるよ!本人も、俺も。中学の時からそうだったから・・。」
中学の時、みゆきの悪口を言ってる女子達の廊下の影で、顔を引きつらせて硬直しているみゆきを見かけた草平。思わずみゆきの手を引きその場を連れ去る。それからふたりは話すようになった。そして、草平が両親の離婚でやっぱり凹んでいた時、みゆきは何も言わず傍にいてくれた。救われた・・「だから。もし世の中の人がみんな、あいつをウザイとか、嫌いだって言ったとしても、俺はあいつの味方でいる。」草平は行ってしまった・・。(・・届かない。私の好きは、草平には届かない。私はあの子には一生勝てない・・)

切なさで、庭に座り込んでいる実紅。そこへ・・あいつが来た!またおまえか、隼人(笑)
隣に座り、「悪い。ちょっと聞いてた。・・貸そうか?泣くとこ?」「・・・。」実紅はまだうつむいている。「・・俺だと思うと嫌か?」「・・・。」「・・着ぐるみ的なものだと思って。目つむるとか?何いってんだ俺。」と少し笑いつつ、隼人は立ち上がって背中を向けた。そのまましばらくずっといる。実紅は少し笑顔が戻っていた。(伝わってくる・・片桐君の気持ちが)実紅はゆっくりと立ち上がり、隼人の背中に寄り添い、腕を回した。目をつぶる。(あたし・・ここにいてもいい?)

うおお!?着ぐるみ的で大成功するとは!?(笑)着ぐるみってなんだよ隼人(苦笑)しかも、実紅の家の庭先で、あんな風な実紅に後ろから抱きしめられてる隼人の図を実紅の父さん見たら失神しちまうよ!?(笑)二度とあの男を家に連れてくるな!的な(笑)


■七話
「私・・ここにいてもいい?片桐君に一番近い場所。」「・・何言ってんだよ。そこ、おまえの場所に決まってんだろ?」池之内実紅は、片桐隼人に後ろから抱きつきながら笑顔になる。ギュッと回す腕を強くする実紅の腕を、隼人はほどき、後ろを向いた。「俺の、彼女になってよ。」実紅はうれしそうに微笑んで・・「うん。」
実紅初めての彼氏ができた瞬間だった。実紅の家の庭で抱きついているから、いつ実紅のお父さんが出てくるのかとヒヤヒヤした(笑)もう、これでハッピーエンドでいいんじゃないスか?ダメ?(笑)

次の日。家の廊下を雑巾がけしながら、昨日の夜告白された事を思い出し、柱を抱きしめながら気味の悪い薄ら笑いを振りまく実紅を見て、タッキーさんと清佳は察した。実紅に彼氏ができたと。。
実紅は階段下で楢橋草平とかち合わせて一瞬気まづくなる。小澤みゆきの悪口を言ってしまったから。でも草平は、「昨日はごめん。変なこと言って。」「・・私のほうこそ、ひどいこと言ってごめん。」「ぜんぜん。」お互いに笑顔が戻る。そして、(・・あれ?キュンキュンしない。好きのフィルターなしの草平の笑顔は・・友達にはちょうどいい)実紅の思考は、一晩で完全にシフトチェンジしたのだった。。

学校の補習もテストが終わり、実紅達補習組も、いよいよ本格的夏休みに突入!で、実紅は女友達におめかしを手伝ってもらい、超可愛くなって隼人とデート。待ち合わせに現れた実紅の赤い水玉ワンピ姿に照れる隼人。。

ふたりはお互いをみよじではなく名前で呼び合うことを今日の目標にして、デートを楽しむ。が、ふたりは、手を繋いだ時に気まづくなったという過去があった。実紅は運命の人との手の感触、それは草平だったのだが。それが強いインパクトを与えていて、おもわず隼人の手をいきなり離してしまった。今回のデートで実紅は、意を決して手を差し出す。「隼人!」隼人は少し怖がりながら、でもゆっくり実紅の手を取った。実紅は笑顔だった。「実紅。」「ねえ!もう一回言って。」「いやだ。」隼人も笑う。実紅は幸せだった。(私の居場所はここにある)

草平とみゆきも、その頃デートしていた。どうやら正面からくる楽しそうにしているカップルは、実紅と隼人のようだ。「草ちゃん!」見ると、はしゃいでいる実紅は、本当に楽しうそうだったのだ・・。草平はなぜか顔がひきつる。「実紅ちゃん!」みゆきが声をかけて、四人は喫茶店でお茶することになった。

今日の実紅ちゃんは本当に可愛い!とみゆき絶賛。。でも草平は、真向かいに座る実紅が、隼人にしゃべりかける横顔を見て、ボッーとしていた。会話にも気後れ・・。
四人は今日は解散することに。隼人はみゆきを送り、草平と実紅はいっしょに帰る。「バイバイって淋しいんだね・・。」「・・・。」実紅の言葉に、草平は思わず言った。「いつもみたいのほうがいいよ。実紅らしくない。」「似合わない?でもがんばりたかったの。人生初めてのデートだったから。」「実紅は、ありのままでいればいいんだよ!」実紅は目を大きく見開いて草平を見た。「・・・?」「・・いや、その隼人は、まんまの実紅を好きになったと思うから。」「そうかな?」うれしそうな実紅。もう草平の言葉は、実紅にとって、すべて隼人への気持ちへと変換されてしまうのか??(笑)
その頃。みゆきも隼人へ言った。「この間はごめんね。」「よかったな、草平と仲直りできて。」「うん。隼人君もよかったね。」

サッカーの練習中も集中力不足な草平。そんな様子な草平を、ジッと見ているサッカー部マネージャー・早瀬遥(吉川友)。でも見つめているだけで、何も言わないのかよ!?(笑)
その頃。実紅と隼人はまたデートしていた。「女子力、低すぎる?」「いや。おしゃれしてくれるのもうれしいけど、こっちのほうが落ち着く。」「草平の言ってた通りだ。まんまの私でいい、隼人もそう思っているはずだって。」「草平が?」実紅の満面の笑顔とは対照的に、隼人はなぜか引っかかるのだった。
でも、家の前まで実紅を送る隼人は、さりげなく言ったりする。「俺、おまえだけだから。」実紅を好きになる前は、声をかけてくる女とは適当につきあってた、けど今は、携帯の番号の女は実紅だけだ、とかなんとか(苦笑)は?マジ消しちゃったんスか(笑)
「ほんと?」うんと頷く隼人は、ちょっと実紅を端に寄せて頬に触る。そして・・キスをした!このふたりはなんで、<実紅の家>でこういうことするん!?お父さん出てきちゃうだろ!?(笑)
が!出てきたのは実紅のお父さんではなかった。草平が帰宅するところで、ふたりがキスしている所を見てしまう!(・・もしかして俺、実紅のことが・・)動揺を隠せない草平が、そこにいた。

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