それでも、生きてゆく十話&美男ですね九話感想

■それでも、生きてゆく十話
九話と十話は登場人物がそれぞれの決着をつけるための物語でしたね。ある意味このふたつの回の主人公は、再び犯行を犯してしまった風間俊介だったのかも知れない。
結局、大竹しのぶに散々に罵倒されて、椅子で頭を打ちつけられても、風間俊介はそこを立ち去り自首もしない。今度は父親と妹達が住んでいる家へと向かうのだ・・。
彼は妹の満島ひかりを向かえにきたと釣り船屋では(今まで勝手にペンションと書いていた・汗)と大竹に言っていたが、どうやら行動が自分の原点探しをしているようにも見える。不確かな自分の居場所を探し求めているような・・。
少なくても自分の記憶の中で妹の満島ひかりは確かなものだったはずなのだ。彼の心にはどうしようもない悪と闇と孤独があるが、解離性障害の多重人格者なのかもしれないね。この物語ではどうこうという説明はないが。幼い頃の嫌な記憶がもうひとりの人格を作って、それが制御不能になっているのか?

そんな風間だが・・家に帰ってきて待っていたのは自首を勧める父親・時任三郎と激しく罵倒する妹の姿だった。風間の態度も不気味だったし、風吹ジュンもどこか従順すぎる対応(刺激させないためだろう)だった。まともな対応をしていたのは満島と時任だったのかもしれない。が、そういうまともな言葉は風間には届かない。そして、妹は完全に自分にとって確かなものではなくなっていた。
風間は自分のあとに生まれてきた福田麻由子には、「君と僕は関係ないから・・」と去っていくが、ここは自分の居場所ではないと絶望していたのではないか。いつしか町で自分をみかけた時任は、そのまま自分に気付かない振りをして去っていったことを思い出していた・・。

そのタイミングでついに瑛太が風間と遭遇する!瑛太は必死に逃げる風間を追いかけるが、その時に限って短刀は持ち歩いていなかった。この遭遇シーンの最初のふたりの表情がたまらなくリアルだったね。瑛太の表情はなんともいえない怒りで逆に笑ってた。。
追いついた瑛太は風間と取っ組み合いになるが、<狂犬>と化している風間に一歩及ばなかった、それとも情がどこかで働いてしまったのか?最後の最後で壁に頭を打ちつけられて気絶してしまう。仕留めるチャンスを逃してしまった。
もし警察に捕まっても・・また出てきて犯行を繰り返す。いや、責任能力なしとみなされ罪に問われないかもしれない・・。後悔する瑛太(泣)

そんな瑛太は後日、倉科カナに言われる。「ふたりは・・支えあっていますよね?もしあの人のことを本当に大事に想っているのなら、復讐なんかやめたほうがいいと思います・・。」いい女です倉科(笑)人知れず瑛太と満島くっつけてる。。これで出番終わりでしょうか??この人がいなかったら瑛太はここまで辿り着けなかったぞ。

その影で、時任は家族と別居することに決めていた。罪の矛先は自分ひとりで背負うつもりなのだ・・。そして、満島は自分が決着をつける決意を固めていたのだ。瑛太の短刀は、いつのまにか満島が持っている!この描写前の満島のレストランシーンがなんだかよかった。。瑛太の留守電シーンも。。
ふたりはこれで二度と会わずに最後なのかな?と見てて思ってちょっと涙ぐんだけど。結局、満島は瑛太に追いつかれて、自分がトドメをさすことは思い留まったのだ。

瑛太も満島も、風間に対する深い憎しみはあった。でも、それにも増して、ふたりはそれ以上に大切なものを、いつのまにか持っていたいうことなんだよね。それを風間に言う機会を得るふたり。瑛太と満島の旅は、風間の生みの母親の故郷で風間と再会することになる。そこで、風間は入水自殺をしていた!だが、助けたのだ。殺したいほど憎んでいたのに。

被害者家族に憎くまれていた加害者家族。でも同時に、加害者家族も被害者家族を憎んでいた・・。同じ苦しみでも被害者達は世間から同情される、でも加害者達は世間から弾き出されてしまうのだ。そんな気持ちと事実に気付いた大竹しのぶは、最後に風吹ジュンに手を差し伸べる。「許せるわけではないけど・・でも私達は同じ乗り物に乗っていて一生降りることはできない。じゃあ行き先はいっしょに考えないと・・。」

「たださ・・今朝、朝日を見たんだ。また今日が始まるんだなって・・。楽しくても、辛くても、幸せでも、むなしくても、生きることに、価値があってもなくても、今日が始まるんだなって。あの便所の窓から・・15年間ずっと今日が始まるのが見えてたんだなって。うまく言えないけど・・俺、おまえといっしょに朝日が見たい・・。」瑛太は小さな食堂で風間にそう言っていた。満島も隣で黙って聞いている。瑛太は憎しみよりも、今はもっと大きな何かで風間を許せていたのだ。自殺していたのを見たせいなのかもしれない。風間は自分の罪を自分で裁いたと、瑛太も満島も思っていた。
「ご飯まだかな?お兄ちゃんお腹すいてんだよ。」風間はそう返した。思わず満島は口を押さえて涙目。「自首すればいいんだろ?謝ればいいのか?ごめんな。」「・・・」3人の食事を持ってきた親父が奥に引っ込むと、無言で黙々と飯を食う三人。でも瑛太は、馬鹿みたいに声を出して笑っていた・・(泣)

どんなに憎んでいても理解しあえることはある。だが、風間には無理だった。彼は母親が自分を産んだことに後悔した気持ちをぶつけ続けて死んでいったことに、心を蝕まれていた。彼は心を無くしていた・・。
最後。警察署の前で自首するために背中を向けた風間を、自分は視聴してて蹴りを食らわしたのだが。。満島がすぐさま蹴りをいれてくれて、ぶん殴ったシーンに気持ちが通じて感動した(笑)

やるべきこと、伝えたいことは、この狂気な男に全部ぶつけたはずの主人公。でも手ごたえはなかった。当初の予定だった短刀でトドメをさしたほうが本当の意味で解決したのか?と思わせる十話最後だったが、それをやらずにすんだ瑛太と風間とでは、瑛太のほうが決定的に幸福なのだ。正攻法が通じない相手だったからこそ、こういう犯罪を犯した。満島の警察に取り押さえられながらも、さらに馬乗りになってぶん殴る気迫シーンで溜飲を下げるしかないね。。さて、最終回は?


■美男ですね九話
冒頭から、お前が好きだ!連発(苦笑)おいおいバンドはどうしたんだ(笑)
Drの八乙女光が意外にも<超真面目>モードで瀧本美織に告白。。モテすぎる瀧本。だが。玉森裕太と念願の両想いになれたばかりの瀧本は、やけっぱちな八乙女の告白をやさしく断った。しゃあねえスな。でも八乙女はスパッと切り替えて笑顔をみせて気にするなと。男気がありましたね。。
それに引き換え、玉森の最後の瀧本拒絶理由がね(汗)本人関係ないじゃんと。
藤ヶ谷太輔が最初のほうは一番いい男だと思って見ていたんだけど、なんか空気読めなさすぎというか、ちょっとしつこすぎ?で、八乙女が一番いいんじゃないか?と思った今日(笑)まあ、玉森の役柄もかっこいいんだけど、中身ちょっと子供?(笑)

そもそもバンド内で恋愛沙汰が近すぎる。。これでは音が作れないではない?(爆笑)演奏シーンがないのはそのせい?(笑)まあ、たしかに可愛いから惚れてしまうのもわかるような気するけどさ。
小嶋陽菜が今回出番少なかったですね。玉森がもう少しこじはるにやさしく接してればもっと早くに玉森と瀧本くっついていたような(苦笑)こちらもあと二話で最終回。藤ヶ谷が隙を狙ってくるな(笑)

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