ハチミツとクローバーまとめ後編

ハチミツとクローバーまとめ後編
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#7
竹本祐太は就職先が決まって自分の道が少しは定まったかと思った。でも、その就職が取り消しになってしまい・・、自分の好きな女の子・はぐみのことを森田は好きだと宣言するし・・。もうわけがわからなくなってしまった祐太。はぐみも森田のことが好きなはずなのだ・・自分の入り込む余地なんてない。自分は・・自分の道も好きな子も何もかもあきらめなきゃいけないのだろうか?
祐太は就職はひとまずあきらめて大学を卒業してから色々考えることにしたようだ・・。というより、何にも考えたくなくなっちゃったように思うんだけど。そんな祐太に森田は言う。「竹本は、ほんとにやりたい事ないんだあ?俺、竹本の好きなこと知ってるぜ!」森田は紙に「花本はぐみ」の名前を書く。そして、「竹本はぜんぜん手伸ばさないんだなあ、やっとできた好きなものなのにな」森田自身ははぐみは今がんばってる最中だから自分ももっとがんばるとパリ国際で大賞を取ると決めたと祐太に言う。そうすることでちゃんとはぐみと向き合える気がするというのだ。でもそれは彫刻はなく絵画だけのコンクール、森田は分野違い・・。「お前今無理だって思ったろ?賞を取るには絵のうまさよりも賞を取りたいって思うことが重要なんだよ!竹本、おまえはどーすんの?」
竹本は体育館の一部を借りて卒業制作を作り始める。森田に感化されたのだろうか・・?しかし、こいつが作品作るシーンようやく始めて出てきたぞ、美大生なのにその片鱗すら描写されてなかったからなあ(汗)。。
だが、祐太は何を作っていいかイメージがわかずなんとなく森田のアトリエへ。森田は「わかんなくても作っちゃえばいいんだって!意味なんてあとからちゃんとついてくんだよ。」祐太はその言葉に森田を無言でみつめてしまう。そして森田は絵を描き始めた。そこへ美術商・寺登が現れる。「何寝ぼけた事言ってるんだこの人は。もう見てらんないよ森田さん、悪いこと言わないから卒業して別の仕事探した方がいいよ。」寺登は言いたいこと言って去ってしまうが森田は意に介さず絵を描き続ける。
一方、真山はあゆみが野宮と食事をしたことを知り、そのことを野宮に質問、どういうことなんですか?と。野宮は理花に気があるおまえがそういう事言うのおかしいと指摘、キープしたいのか?そういう中途半端な態度があゆみ自身を傷つけてるんじゃないの?
あゆみも息抜きに森田のアトリエへ。なんで絵なんて描いてるの?と言われる森田はやってみなきゃわからない、「目標が目の前にあるとき人間がとれる行動はふたつしかない。努力するかあきらめるかだ。」あゆみは真山のことに関してどちらもせずにただ待ってると森田。森田なりにずっとあゆみのこと心配しているんだよね。
「コンクール出す気になってくれた?」はぐみは大学の廊下で女教授・大神に言われる。まだ乗り気になれない様子のはぐみに、「いい事教えてあげる。花本先生ね、前から希望だしていた海外研修ことわったの。自分が教授になるチャンスを捨ててあなたの傍にいることを選んだの。あなたのために自分の人生犠牲にしてるのよ。描きたい絵なんてこの賞とってからいくらでも描けるでしょ?もう一度よく考えてちょうだい。」
その頃、真山には出張の話が飛び込んでくる。仕事としては悪い話ではないのだ。だが、美和子に辞表を突きつける真山。自分は東京を離れるわけにはいかないと。もちろん理花のことだ、真山は驚く理花をよそに自分をまたここで働かせてくださいと頼みに行く。美和子自身も真山の気持ち、理花との事は理解していたのですました顔で辞表を受け取ったようだ。理花自身、真山には立ち直ったふりをしなくてもいいくらい信頼をよせることができていた。けど、真山の自分への気持ちは今答えることはできない・・、でも甘えてしまう自分がいたから理花は真山を遠ざけたのだろう。そして真山は戻ってきた・・。どうなるんだろ?このふたり?今回真山は思い切った行動に出たけど、それでいいんじゃないかと思う。
だが、辞表を出して理花の所に行くという真山を見てしまったあゆみ。ショックのあまり事務所を飛び出し、追いかけてくる真山を振り切り野宮にどこかへ連れてってと頼む。もう、あゆみも気持ちに踏ん切りつけてもいい頃かもしれないな・・。
祐太は差し入れを持ってきてくれていたはぐみに会いたくて、はぐみのアトリエへ足を向ける。だがそこで見たはぐみは、キャンバスに筆を叩きつけるように絵を描いていた・・。苦しそうに悲しそうに!はぐみは自分が好きな絵を描けていたのは修ちゃんが影で支えていてくれていたからだということに気づいた。そういう環境を自分に作っていてくれてたのだと。修司自身は自分がやり遂げられなかったことをはぐみに託しているとしても・・。でもコンクールのために絵を描かなくちゃいけない自分が嫌で、でも修ちゃんの気持ちも感謝しなくちゃいけない・・。はぐみは自分自身の絵について色々疑問にぶち当たってしまったんだろうな・・、なんで?描いているんだろうと。でも祐太は思うのだ。
・・そんな光景でさえ感じたのは果てしない強さだった。やりたいことの中で苦しんで泣くのと、やりたいことがなくて泣くのとではどっちが辛いんだろう・・
祐太は自分の作品を作り終えた。その作品はガラクタを高く積み上げただけのもの・・。それが今の自分自身。僕は一体何をしていたんだろう・・。ただじっとみているだけで、結果を怖がるだけで足を踏み出すことさえできなかった・・。傷つくのを怖がっているだけだった・・。地図がなければどこに向かえばいいのかわからない、でもそれは違っていた。地図がないから迷っているんじゃない・・僕には目的地がないんだ・・。祐太は作品をアルミ椅子を振り回して叩き壊す!


#8
いままで毎回毎回やりきれない気持ちをしつこいほど自問自答してきた竹本祐太。何をやってもしっくりいかず、はぐみや森田の情熱と才能をうらやみ、だが・・!気づいたのだ。人じゃない、そうじゃない、自分自身に目的地(やるべきこと)がないんだ!?わけがわからない作品を完成させたと思ったらそれを自らぶっ壊し、祐太はわけもわからず自転車で夜の街を疾走(失踪)する!
一方、真山の理花への気持ちを再認識させられてしまったあゆみは野宮にどこかへ連れてってと叫ぶ。真山は最後まで追っかけて来てくれなかった・・。ので、「私・・帰ります・・。」とあゆみ。「真山が追ってこなかったらもうおしまい?片思いってさ、楽でいいよね。自分の気持ちが相手にばれてればなおさら楽。」相手は罪悪感でやさしいし、これ以上傷つくこともないから傍にいればそれなりに幸せ。とズバリあゆみの状況を言い当てる野宮。でもこれはいじめじゃなくて野宮のオトナとしてのやさしさ。考えて見つめなおすきっかけを作ってくれているんだぞ。野宮は男としてかなりかっこいい、野宮にしておいた方が全然いいと思うんだけどなあ。だが野宮、あゆみをホテルの部屋に腕を引っ張り連れて行ってしまった!やっちまえば?なんか少しアホな女だけどさ。なんてね(笑)そういう男じゃないから野宮はかっこいいんだよ。
野宮はこのホテルの部屋の内装が前の会社の最初の仕事でさ、と自分の昔をちょっと話す。ここから見える観覧車を見るとなんか落ち着くんだよねと。この気遣い!雰囲気で女の子を落ち着かせようとするこの技!と同時に自分のことを少し話して印象づけるこのテクニック!これは森田とはまた違う意味での天才的技術?と言えよう・・。だが、芸術もしかり、この野宮のよさも相手がそれを理解する頭がないと意味がまったくないのだよね・・。まあなんにしてもあゆみには真山の事ばかりで他のことを見ようとする余裕がないからなあ。。
そして真山だが、帰ってこないあゆみを心配しているぞ・・。おいおい、だからおまえが原因なんだよ!それで心配してんの筋違いじゃないの?つーか野宮が手出すと思ってんの?バカにしているんじゃない?前回、理花の所に強引に向かったいじらしさは買うけど、真山のそういう筋違いな所が嫌。理花に対しては無謀なほど一途だから無茶苦茶でもかっこよく映ってるんだよ。あゆみに対しては心で心配していても態度に出して欲しくないんだよねえ・・。
「森田さん、あんた学校中の笑いものになってんだよ。彫刻で挫折したから絵に逃げたって。絵なんか描くよりまだ彫刻やってた方がマシだって」寺登は森田をおちょくっているが、その言葉には耳を傾けずひたすら描き続ける森田。この男は基本的に挫折とかないんだよ、全部自分で決めて自分で動いてるんだから。これは言葉にすると簡単だが、一番難しい事。強い男だね森田は。真の芸術家といえるな。大学に留年しまくって7年間?も通っているけど、多分これは芸術に打ち込める環境を自分で作ってるんだろうな。破天荒でわかりずらいが、ちゃんと自分の理論をつらぬくための計算なのだろう。そして・・完成した絵は、パリ国際で大賞をとってしまった!精神面でもその技術も天才的。寺登も「森田大先生!」と再び態度が180度変わるが、この男はこの男なりに森田のことが好きでちょくちょく顔出してたんだろうな。ようするに見る目があったんだ。一区切りついたので森田ははぐみに告白する決心がついたようだね。
そのはぐみだが、やはり精神的にまいってしまったのだろう・・絵が描けなくなってしまった。泣き出してしまう。すべてを察した修司はやさしく「もういいから。もう・・描かなくていいから。」と頭をなでる。「あなたじゃこの世界で生き残っていくのは無理よ。もう絵描くのやめなさい!」教授の大神は厳しい言葉をはぐみにぶつける。だが、子供と落書きをしているうちに描くことの楽しさを思い出していた・・。再び描き始めるはぐみ。コンクールに振り回されて精神崩壊してしまったけど、なぜ自分が絵を描いているのか気づけたようだ。「好きだから描く」そういう事なんです。
そして、一大イベント。両思いなはずの森田とはぐみ。ついに森田ははぐみに告白する!
ニューヨーク行ったきっかけも帰ってくるきっかけもおまえだったんだと話す森田。俺の魂を震わす存在は花本はぐみしかいないって思ったと続け「んでさ、俺さおまえのこと・・」「・・もっとがんばんなきゃ森田さんに認めてもらえなくなっちゃうなって・・。心配しないでくださいね。もう森田さんのこと好きって言ったりしませんから。ちゃんとあの時の自分の気持ちと戦って乗り越えることができたから。だから・・もう平気です。私達ライバルですから・・。」・・・はい?何?なに?なんなのこれ?はぐみは森田の告白を察して自ら森田を振ったのか!?余計な気遣いが逆に告白をさえぎってしまったのか?昔は好きだったけど今はそうじゃないと言いたいのか!?私を振ってNYに行ったくせにいまさら好きだなんて言わないでよバーカとでも言いたいのか?花本はぐみ!「そう・・だよな。」と森田も苦笑いするしかないよね。自分自身の掟に忠実な森田は、人とのタイミングを計るのは苦手だったというオチか?森田忍・・撃沈!
一方、祐太のことだが、まだ自転車で旅をしていた。で終わりじゃだめですかね?
立ち寄った宮大工のみんなと仲良くなる祐太。だけど、そういう事じゃないと気づかせてくれた宮大工の棟梁。
・・居心地のいい場所を自分が求めていた場所とすり変えていただけだった・・。でもいつのまにか、ふっきれはじめていた祐太がいたのだ。
目的地がないことをもう怖くなくなっていた。この旅のはてに何もないのかも知れない。それでもいいと思った。とにかく今は前に進もう。


#9
竹本祐太は自転車のペダルをこぎ続ける・・。将来の不安や自分へのふがいなさ、色々なもやもやをふっきるために。いや理由なんてものさえないのかも知れない・・。でも感じ始めていたのだ、何かがふっきれてきてるということに。何か自分のやりたい事ってあるのか?ってずっと探し続けることもありだって思えるんだけどな、そこに真剣さがあれば。祐太の場合はあまりにも自分のやりたい事をやれてる人間が周りに多いから、あせっちゃたんだろうなって思える部分もあるよね。
祐太は山道を進んでいるさなか、雨が突然止む瞬間を体験した。雨がとぎれる境目を自分で通過したのだ!なんだかとても貴重で幸せな瞬間(わかる!人には説明できないんだけど、とても穏やかで幸せに感じる瞬間ってほんとにたまにある)に感じた祐太は、帰ろう・・みんなの所へと自転車をひるがえす。その顔はなにか誇らしげで自信に満ちていた。
その頃、はぐみはまた絵を描くことに没頭できているようだ。そんなはぐみを見つめる森田。はぐみに告白したが、なんだかシャットアウトされてしまったように感じた前回・・。いや、女の子の気持ちはいまいちわからない。まあ森田は絵を描いてるはぐみをみてとりあえずは安心しているようで、自分の気持ちも整理ができているように感じる。やっている事は子供っぽいが、実はかなりオトナなのが森田の醍醐味なのだ。修司はそんな森田に卒業制作はまだか?と聞く。「もう今回しかないんだぞ、卒業するチャンスは。まあ、おまえにとって卒業することにたいして意味なんてないんだろうけどな。」「卒業証書欲しいだけならとっくに自分で作ってるって。」こんな調子だもん(笑)なんでそんなに卒業したくないの?というあゆみの質問に、自分がいなくなったあとにすごい事が起こったらくやしいらしい。だが森田、あゆみは真山の事を卒業できてないとするどく返すのだ。
あゆみは、もし真山の事好きじゃないって忘れてしまったら、いままでの自分の気持ちが嘘になっちゃうんじゃないかと森田に言う。森田もあゆみを無言でみつめる。あゆみが本当にずっと真山の事を好きなのを知っているから・・。
「花本先生のお気持ちをお聞きしたいんです。花本はぐみの可能性を感じてわざわざ田舎からうちの大学に連れてきたんですよね?今のままじゃせっかくの才能が埋もれていくの目にみえてると思いませんか?」大神教授が修司に言う。「私も最初はそう思ってました・・。もっとレベルの高い環境を用意しないと上を目指せないんじゃないかって・・。でもあいつにしか上がれない方法があるんです。今のあいつの絵見てやってください。」今の修司には本当にそう思えるのだ。修ちゃんごめんね・・。というはぐみに「絵なんてもともと誰かのために描くものじゃないんだよ。俺、この絵好きだぞ」
今のはぐみの絵を大神もみた。大神は昔人一倍絵をがんばっていたが、実績がないとどんなにいい絵を描いても認められないという現実に直面した過去があったのだ。「でも・・あなたは最初から違う所をみてたのね。あなたの絵には欲がまったく感じられない。だから人の心を掴むのかもしれないわね・・。この調子でがんばりなさい。」その大神の言葉にはぐみは笑みをこぼす。
真山は理花の事務所で働いていることに充実感を感じているようだ。まあ当然だよね、好きな女性といっしょに仕事できてるんだから。だが、そんな真山の幸せは続かない・・。理花が昔出したコンペ結果が今頃届いたのだ。場所はスペイン。理花は自分ひとりでこの仕事を受けるようだ。「あの人といっしょに出した最後のコンペなの・・。真山君には本当に感謝してるわ。あの人がやり残した仕事をやってこれたのもあなたがいたからだと思ってる。やり残したままだと私が生きてる意味ないなって思ったから・・。」「・・僕はどうなるんですか?・・」「ごめんなさい・・。」真山!!ショック~!勝手に押しかけてきたんだから文句は言えないだろうけど、好きな人にここまで尽くしてこれじゃあ可哀想かも。ごめんなさいって結構キツイ言葉だよねこういう場合・・。
「理花が仕事を続けているのも原田に報いいるためでしかないからな。」「ずっと傍にいられると思ったんですけどねえ・・。」真山は修司に理花の事を話している。「傍にいる奴が変えるしかないんだよ。ずっといっしょにいたいんだろ?だったら、離れんなよ。」修司の言葉に真山は何を思ったのだろうか!?
野宮は真山が事務所にいた時に真山が行くはずだった出張の話が持ち上がっていた・・。一年は東京に戻ってこれない。だが野宮は行く決心をしたようだ。それを知ったあゆみはどうして言ってくれなかったのか?と野宮に詰め寄る、いっしょに仕事してた仲なのにと。言う必要ないと思ったから。とはぐらかそうとする野宮だったが・・「だって、俺あゆみちゃんの事好きだから。」わかるかも。野宮なりのやさしさだったんだよね、余計な気使わせちゃいけないっていうさ。もともと真山が行くはずだった仕事だということも、もしかしたらあゆみにバレちゃうかもしれないしね。告白するタイミングはいいとはいえなかったかもだけど、言わないで行くよりはいいと思った。あゆみもこれがきっかけで色々考えてみてくれればいいんだけどな。
そして真山にも再び決断と勇気の時!理花が原田の故郷だった小樽に行けない事を知っていた真山は、札幌行きの列車に手を引きいっしょに乗り込んだ!ごめんなさい、ごめんなさいという理花の言葉が頭をよぎる中での行動。「行きましょう・・。小樽。」勇気あるじゃん!これが真山の強さなんだよな。過去を忘れさせてくれる存在は理花にとってやっぱり真山なのかも知れないね。
そして祐太は東京に帰ってきた。帰ってくるなり、「俺、はぐちゃんのこと好きだよ。」!!えっ??いきなり!?「ありがとう・・。おかえり。」その言葉に笑顔で「ただいま」と返す祐太もすばらしく成長していたんじゃないか!?・・はぐちゃんの答えは聞かなくてもわかっていた。言えただけで本当にうれしかった。・・という祐太だが、そう思えるということが成長の証なんだよ。そして、旅の途中で出会った宮大工の仕事にだいぶ興味を持ったようで、自分で資料を集めて何か作り始めたぞ!おお!美大生っぽいじゃん。。いままで見てきてよかった(泣)今回、それぞれがひとつの区切りをみせたように思えたのだが・・!
はぐみは大学で大怪我をしてしまう。その手は血だらけになっていた!!


#10
(今回は、祐太の目線で進行していく書き方を混ぜたいと思います。。)
はぐちゃんが大学で怪我をした。ガラス板を運んでいた人達にぶつかって、そのガラス板がもろにはぐちゃんに激突したんだ・・。僕は心配で心配で、手術で戦っているはぐちゃんを思うと何もできない自分がもどかしくて・・。と祐太の心境はこんな感じでしょう・・。それでも卒業制作を作っている祐太は前に比べると随分精神的に成長していると思われる。前の祐太だったらドタバタしてるだけで、ど~しよう真山さん!?とか泣きっ面になってた事だろう。
目を覚ましたはぐみ。祐太や修司、森田、あゆみがベットで横になるはぐみを覗き込んでいる。「修ちゃん・・森田さん・・あゆみちゃん・・・・・。」なぜ!なぜ竹本祐太の名前は呼ばないのか?祐太はおまえに告白までしているんだぞ!「竹本君・・。」おい、言い方が微妙に笑いが含んでるじゃない?わざとすぐに呼ばなかったのか!?花本はぐみ!キスするぞ!
なにはともあれ、はぐちゃんが無事でよかった・・。卒業制作も順調にできているし、この前知り合った宮大工の人達からもいっしょにやらないか?と誘いを受けたばかり。もちろん興味がわいた職種だったからOKの返事をしたよ。棟梁にはあの時、「ここはおまえの探していた場所じゃないだろう」と喝を入れられたけど、別れ際に彫ったメッセージで喜んでくれたのかも知れない。たしかにあの時の僕は立ち寄っただけの存在だったけど、宮大工の仕事に興味を持ったことは本当なんだ。だからすごくうれしかった。森田さんは「また直前に倒産しちゃうんじゃねえの?」とからかうけどさ。ところで真山さんははぐちゃんが大変な時にいなかったけどどこへ行ってたんだろう?
その真山は理花と北海道でしけこんでたんです。(笑)理花の亡くなってしまった夫・原田の故郷で、原田といつかいっしょに来ようと理花が約束してた場所。そこへ強引に連れてきてしまった真山。真山にとっては早く昔を思い出に変えて欲しい!自分を見てください!という想いからの行動だったのだろう。だが、「一生来れないと思ってた・・ありがとう。」と素晴らしい雪景色で涙を流す理花。その姿はいつも冷静で無表情な大人の女性らしさが失せ、ただただ可愛かった。。真山は後ろからやさしく抱き寄せる。そして・・一夜を共にした?ようだ。だが朝、理花はそっと部屋を出て行こうとする。「何もなかったような顔で、事務所たたんでスペインに行くつもりですか?過去を埋めるためだけに生きるんじゃなくて、もっと自分のために生きてくださいよ!」真山は泣きながら訴えるのだが・・。
僕は真山さんがはぐちゃんが大変な時にそんなことしているなんてぜんぜん知らなかった。僕ははぐちゃんからも、もしかしたらおもちゃ扱いされているのかもしれないけど、僕ははぐちゃんの事が好きだ。だから・・まさかはぐちゃんの利き腕がそうとうやばい事になっているなんて想像もしてなかったんだ。神経をやられているなんて。芸術やっている人にとって手がどんなに大事か。僕も最終回間近になって作品作り始めたからわかるんだ・・。僕ははぐちゃんに何をしてあげたらいいんだろう(泣)そしてみんなはどうするんだろう・・?
野宮が鳥取に旅立つ。そろそろ行くねという野宮だが、なぜか?事務所にいたあゆみの元気のなさに気づく。あゆみははぐみの事でどうなぐさめていいのか、いっしょにいてあげてもどーしていいかわからないと悲しそうな顔をする。「あゆみちゃん、それは駄目だよ。そうやっていっしょにいることから逃げたらさ、その友達かわいそう。そばにいるだけで十分じゃん?元気だしな~、そんな顔してたら友達励ませないよ?」あゆみに好きと言いながら、多分答えを聞いてないであろう野宮。聞かなくてもわかっているかも知れないけど、場合によってはあえて聞かないやさしさがこの男にはある。しかもこうして気にかけてやさしい言葉をかけてあげているのだ。美和子にお菓子をいっぱい持たされて野宮は出発する。「気をつけてください。」あゆみはそれを言うのがせいいっぱいだった。気をつけてください?何にだ!?
森田は彫刻作品作りに没頭していた。祐太に言うのだ。「今俺があいつにしてやれることはさ、くやしい思いさせる作品どんどん作って、絶対に怪我治さなきゃって思わせることぐらいしかできねえなって。」
僕は森田さん流の気持ちの強さに圧倒された・・。でも僕は僕のやり方ではぐちゃんに何かしてあげたいって思って画材を持っていってあげたんだ。でも今のはぐちゃんはそれを持つ事もできない・・。病室にいた花本先生もあゆみちゃんも切なそうな顔をしていたな・・。最近真山さんはよく病院に顔を出すようになった。「分かち合うことはできなくても、支えあうことはできると思うけどな」と言う真山さん。真山さんは仕事でスペインに行くことが決まったらしい。あと少ししかここにいられないって・・。「それってさ、理花さんもいっしょなの?」と聞くあゆみさん。うんと答えた先に、真山さんの恋は成就したんだとわかった。僕はちらっとあゆみさんの顔をみたんだ・・。泣きそうだったな。
あゆみは想い続けて想い続けて、結果、真山の気持ちを振り向かす事はできなかった・・。あゆみのせいではない。真山の情熱が桁違いだったのだ。そして野宮もいなくなってしまった・・。ハチクロで一番報われないキャラ決定になってしまったようだ・・。せめて、あゆみに野宮のことも考えられる余裕があればもう少し展開は変わっていたかもしれないのだが・・。
いい出来栄えじゃないかと陶芸科の先生が褒めてくれた。僕もこの作品は自信がある、前とは大違いだって。でも、なんだかどーしていいかわからなくなってしまったんだ。卒業して宮大工目指そうとしてたんだけど、本当にそれでいいのかなって。「答えみつからない時おまえどーした?目の前の事投げ出してでも探しに行ったんじゃねえのか?同じことすりゃいいじゃねえかよ?どんだけ時間かかったっていいんだよ。卒業なんて、いつだってできる!」先生の言葉に僕は・・。
野宮は、理花がスペインに拠点を移すと聞いて真山もいっしょに行くことを知る。あゆみのことを心配し、電話を入れる野宮。「あゆみちゃん?ほんとに平気?もし、つらいことがあったらいつでも電話してきな。俺でよかったら聞くから。」このドラマにでてくる男はみんないい奴ばかりだが、筆頭はこの野宮かも知れん。しかも、車を飛ばして東京に向かう野宮!あゆみに会いたいのか、心配でしょうがないのかわからんが、熱血モードスイッチ入りました!どっちもなんだろうね。まあ、迷惑な行動ともとれるけど、スイッチ入っちゃたから。。
その頃、森田は修司から現実を突きつけられる・・。はぐみの手はリハビリを続けてももとに戻るかわからないというのだ。「100%もとに戻る確率は・・かなり低いらしい・・。」修司の言葉に、「なんだよそれ?うそだろ?なんでそんなに冷静でいられんだよ!何であきらめてんだよ!あいつの手は特別なんだよ!わかってんだろ!?何とか言えよ!」修司に掴み掛かっても解決することではない・・。森田がこのドラマで初めてみせた切ない表情・・。
はぐみがうまく握れないクレヨンを悲しげに見つめている病室に森田は現れた。「私・・また森田さんに喜んでもらえるような絵描きたい。絵描けなくなったらわたし・・わたし・・。」森田ははぐみを抱き寄せ、「もう描かなくていい。もう絵なんて描かなくていいから!いっしょにいられればいい。な?ずっと俺といっしょにいろ。」
僕は大学卒業してすぐに宮大工のみんなと合流するつもりだったけど、今は!はぐちゃんの傍にいて支えてあげたいって思ったんだ。はぐちゃんがいたから好きなこともみつけられたんだ。今度は僕が!僕はまた自転車を飛ばしていた。はぐちゃんのいる病院へ。扉の前で一息つきドアを開ける。はぐちゃん!・・・いない!?ベットがもぬけの空だ?窓が開いてるぞ?ええ?どこいったのはぐちゃん?僕ははぐちゃんが逃亡したのかと思ったんだ・・。でも知らなかったよ。森田さんがはぐちゃんをどこかへ連れ去っておんぶして消えていってしまったなんて・・。芸術家のやることは本当に予想もつかない事ばかりするよ。あの花火の時も、あの海での時も僕はいつもいつも森田さんに先を越されてしまうんだ・・。森田さん・・今度ばかりは犯罪だよ、誘拐だよ・・。


最終回
病室からはぐみが消えた。祐太や修司は血眼になって探すが・・。
その頃、はぐみは森田とビルの屋上にいたのだ。「森田さん・・。ありがと。私怖かったの。」はぐみはこのままリハビリを続けても前のように絵が描けないんじゃないかと怯えていた。森田が、もう描かなくていいから。ずっと傍にいるだけでいいから。と連れ出してくれた事は多分、はぐみにとって随分気持ちが楽になったことだろう。しかし、やっぱり絵を描けるようにがんばりたいと泣き出す。「おまえ・・ほんとに絵好きだな。だから俺、おまえの事好きになったんだろうな・・。」笑いだし、そして切なげに話しだした森田。「努力すればなんでも手に入るって思ってたけど、花本はぐみだけは、どうしようもないんだな・・。」渾身の連れ去りおんぶ攻撃ではぐみにアタックした森田。しかし、はぐみの芸術への想いの強さに自分の恋愛感情はかなわないものと判断したようだ。多分、はぐみと森田はお互い惹かれあってはいる関係だと思う。ならなぜ!?くっつかないのか?となるのだが・・。芸術ってのはなかなか厄介でよく聞く「仕事と私、どっちが大事なの?」みたいなのとはまた全然別ものなんだよね。芸術の道に進んだ時点ですでに、普通より色々なものを犠牲にしているわけで。こと、同じ芸術やっているもの同士だから尚更わかっちゃうという部分があるんだよね・・難しいけど。はぐみも森田のそれを聞いてなんともいえない表情をする。けど、それが現時点でのふたりの関係なんだろう。「帰るか?」とふたりは病院へ戻ってきた。
祐太は森田といっしょだったはぐみを見て驚いた表情をみせるが、修司は森田に掴みかかる。前回の森田のように!「勝手な真似してんじゃねえよ。俺はな、おまえと違ってぜんぜんあきらめてねえんだよ!」祐太はあらためて思うのだ。はぐちゃんの描いた絵をまたみたいと。
その頃野宮は、はるばる車で東京まで来ていた。あゆみを元気づけたくて。「泣いてたでしょ?わかるんだよ、あゆみちゃんのことずっとみてたもん・・。」あゆみの頭をなでなでする野宮。あゆみは野宮のことを考えられる日はやって来るのだろうか?かなりいい男だと思うのだけどね。あゆみはもう本当に真山の事はあきらめなくてはならない。真山の恋は成就してしまったのだから・・。
真山は一足先にスペインに向かう理花を見送っていた。お互い幸せそうな笑顔を見せている。正直真山は本当にがんばった!変な言い方だけど、理花は性格的に一番落としにくい女であったはずなのだ。しかもライバルはもう亡くなってしまった元夫。こんな状況で、しかも自分を好きでいてくれてるあゆみにいつでも方向転換できる誘惑?にも負けず、ひたすら振られても振られてもアプローチし続けたのだ。ある意味、この異常な情熱が叶ってよかったと。叶わなければ単なるストーカーになるとこだったな(笑)真山。。
祐太は自分流のリハビリをはぐみにさせている。自分のこの前の自転車での旅の地図をはぐみが埋めていくというものだ。こういうのってはぐみにとってもうれしい?だろうね、ゲームみたいで。祐太は傍ではぐみを励ましながら、その旅の思い出を語っていた。この旅の途中で探し出した幸運の四葉のクローバーを、はぐみ宛ての手紙に付けて送ったんだよね。そして・・はぐみは退院する。だいぶ手も回復してきたみたいなのだ!よかったね。。
はぐみ、森田、祐太、真山、あゆみの5人は集まって宴会をひらく。これが5人で集まれる最後の日。こういう時間は大切にしないとね。でも、またいつかちゃんと集まれるよ。そして・・真山はスペインへ旅だった。祐太も卒業制作が終わったら宮大工のみんなの所へ行く。少しづつ、みんなはそれぞれの場所へと向かう・・。
「野宮さん・・。私まだ真山のこと引きずってるんです。」会議で東京に戻ってきていた野宮は、あゆみを誘う。「そういう気持ちで野宮さんに会うのってよくないと思うんです・・。」「わかった・・。うん、わかった・・。じゃあね」と野宮は歩きだす。ああ、切ねえ野宮(泣)だが!「俺ね、あゆみちゃんのこと好き。正直真山のこといつまでも引っ張られるのキツイ。でもそれってさ、離れて解決する問題でもないじゃん?だから・・いっしょにいよう?」あゆみはポロッと涙を流す。野宮も意外と執念深いな。。でも好きなんだから当たり前という事なのかも。今はあゆみはYESと答えをだせなくても、いずれ野宮の気持ちに答えられる日が来るのかも知れない。あゆみもこれでよかったんじゃないのかな。。
そして・・森田だが。卒業制作を完成させずに世界旅行に行ってしまった。8年通い続けて卒業しなかったという偉業に祐太は感動?している。寺登が熱心に作品を売ってくれた資金で森田は行ってしまった・・。世界中に自分の作品を残すのが目的らしい。これはすばらしいな!住んでた若葉荘には3年分の家賃を振り込んでね。また戻ってくる場所はちゃんと確保している所が、実は色々ちゃんと考えてた森田らしいと言えるのかも。何度もいうが、森田は実はすごくちゃんとしている男!一般的な目線では計れないのが森田忍。はぐみに彫刻作品を残して旅立つ所もにくいなあ。。
「これから竹本君に直してもらえるお寺や神社は幸せだね。」祐太の完成した卒業制作を見てはぐみは祐太に言う。心を込めて手を抜かないで一生懸命直してくれると。「ありがとう・・。」祐太も誇らしげだ。このはぐみのセリフで、いままで祐太が必要以上に悩んだり、躊躇したりしてたひとつひとつが報われたように感じる。いままでのひとつひとつが、ちゃんと祐太の糧になっていたのだから・・。そしてふたりは別れの時を迎える・・。
「さよなら・・。」「さよなら。」はぐみは背を向け歩いていくが、何度も振り返り手を振ってくれた。最初、このふたりは不釣合いだって思ってたけど、祐太が成長したからなんだろうな、結構お似合いなのかもって思えた。お互い励まし合えるいい関係だよね。でも、さよならしなきゃ(泣)
旅立ち際、はぐみが駆けつけてお弁当のサンドイッチを渡してくれた。「いってらしゃい!またね、また必ず会おうね。」「うん、絶対だよ!」うああ、行きたくねえ(泣)ああ俺じゃねえか。バスが走りずっと手を振ってくれたはぐみ。もうこれだけで十分じゃないですか。。そしてそのサンドイッチには四葉のクローバーがたくさん挟まっていた!
・・一日中探してやっと一枚しかみつけられなかった四葉のクローバーがこんなにも入っていた。そばにいるだけで幸せだった。でもすぐ目のまえにいるのに、ぜんぜん手を伸ばそうとしない自分がいつももどかしかった。そんな僕にきっかけを与えてくれたのがはぐちゃんのやさしさだった。そんな不甲斐ない僕を突き動かしてくれたのははぐちゃんの強さだった。僕はこれまでずっと考えていた。うまくいかなかった恋に意味なんてあるのかって。消えていってしまうものはなかったものと同じなのかなって。でも今ならわかる、意味はあったんだと。はぐちゃんとの出会いがあったからこそ今の僕がここにいるんだと。僕は君を好きになってよかった・・
はぐみは外で楽しそうに絵を描いている。桜が舞っているその場所で、楽しそうに・・。
このドラマ、なんだか叩かれていたみたいだけど、自分は結構楽しみにしていた。ストーリーに驚く展開とかは特にないし、ギャグもたしかにすべっていた時もあったけど、日常や気持ちを丁寧に扱っていたと思うし。自分的にはこういうストーリー好きなんだよね、実際人の気持ちとかってこういうゆったりしたものだと思うし。原作やアニメの表現のしかたの方がうまいと思うところもあったけど、ドラマはドラマとしてみればこの最終回も含めうまくまとめたんじゃないのかなって感じる。これで途中までみていたアニメの方を見れますね(笑)

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