「極悪がんぼ」まとめ後編

「極悪がんぼ」まとめ後編
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■七話
人気のない事務所のソファに、小清水元(小林薫)がうたた寝していた。そこへ冬月(椎名桔平)が帰ってくると、小清水所長は起きて理由を聞く。金子の知り合いのヤマの不渡り手形の回収で、みんな出払っていますと冬月が説明すると、「・・そうですか。それは、つまりませんねえ。最近、面白くないと思いませんか?神埼くんがうちに入って、もっとビューティフルに、楽しくなると思っていたんですがねえ・・」小清水の真意が読めず、冬月はうろたえた・・。

金子(三浦友和)の幼馴染の本真から、不渡り手形の件で頼まれたヤマ。鼠商事の社長をとっ捕まえて、不渡りを出した代わりの利権・不動産の権利書を手に入れた金子達。。鼠が計画倒産で前もって土地の名義を甥っ子に変えていたことはすでに突き止めていたのだ。本真の前でシラをきり通そうとする鼠に、机を叩き!睨みを利かす金子。鼠は観念した。。

神埼薫(尾野真千子)は、金子に協力した報酬をちゃんと払ってよ~?と念を押している。。金子の調べでは、鼠の隠し持ってた不動産は6千万の価値があったようで、本真の手形は3千万、その3千万が返ってくれば御の字だからと本真は残りの3千万は受け取らなかったので、3千万と、鼠の計画倒産のヤマでもっと稼げそうなのを見積もると、金子は今回の友達の依頼は、稼げる内容でウハウハだった。。みんなの報酬を払ってもガツンと大金が残るだろう。なにより、友達の助けになれたことは悪い気がしない。

が。薫が、別のヤマでたまたま仕入れた情報によると、本真商事は倒産寸前だというのだ!借金のかたに、会社のビルは月500円の賃貸契約が結ばれていた・・。「・・本真のバカたれが・・」薫の情報が本当だったので、うなだれる金子。さっそく本真に会いにいく。

「一体どうなっとるんじゃ?このビルは2重3重の担保に入って汚れきっとるし。どういうことじゃ?」「実は・・銀行に・・」「まさか、貸し剥がしされとんのか?」銀行は、融資額に対して土地価値が下がったので、相手先事情も考えず返済をせまった。結果、埋め合わせに前倒しで無理に5千万払い、にっちもさっちもいかなくなった本真。しかも、結局銀行には取引中止にされてしまったのだ。合計6億借りていて返済できているのは1億のみ。もはや、首が回らない状態だった・・。
「もう手遅れじゃ!なんでもっと早くわしに相談しなかったんじゃ。見栄っ張りが。この会社はのう、病気でいうならもう末期症状じゃ!確実に倒産するで」「・・じゃが!いきなり倒産したら、取引先に大迷惑がかかってしまう。できるかぎりみんなに迷惑をかけないようにしたいんじゃ!」「なに言うとるんじゃボケ。突然だろうがなんだろうが、倒産させりゃ周りに迷惑がかかるんじゃ!」ふたりのやり取りを見て、何も言えない薫・・。「わしにまかせろや。安楽死させてやる。おまえら家族の夜逃げに資金くらい掴ましたるわい。今すぐじゃ。わしが世話したる。本真・・会社の実印預けい・・」「・・金子・・おまえにすべてまかせる」

「幼馴染がやってる会社まで、食いものにするつもり?」薫は、あとでたまらず聞いた。「倒産する会社なんぞ、いずれ誰かが食いものにするんじゃけい、一緒じゃ」「・・・」
本真夫婦を車に乗せる金子と薫。本真の奥さんも金子の幼馴染だった・・。隠れ家にふたりを案内してから、薫は金子から今後の計画をきく。まず、薫が本真商事の社長になって資産をすべて売り払えという。そして、債権者集会を開けと。

債権者を集めると当然、薫は、倒産ふざけるな!?借金返せ!と槍玉にあげられる。そこへ金子がコンサルタントとして正義の味方風に専務と登場。倒産整理の債権の買い取りを、相場の3%ではなく15%でと言い、とどめの専務の土下座で場は収まった。本真は人柄がよかったので、ここはみんな鉾を納めてくれたようだ。債権回収に実弾3千万を使うことになったが・・計画倒産はひとまず成功したことになる。しかも、月500円で会社ビルを借りれる賃貸借契約書も、巻上金融が融資してた安全保障1000万をまるまる払って買い取った・・。こんなに大金をつぎ込んで、しかも倒産寸前の会社絡みで、儲けを出すことができるのか?
薫は金子に言った。「いつものやり方と違いすぎる!一体何考えてるの?」「・・おまえの次の仕事は本間の自宅の占有じゃ。勘違いするなや?まだほかにも、債権者はおるんじゃぞ?本当の山場はこっからじゃ」

ふんばれや!人間は何歳になってもやり直しはきくんじゃ!あきらめんなや!と、本真に激励する金子。金子は、本真商事が<生き延びる方法>を模索して、策を練っていたのだ。金のためじゃなかった。泣いて礼を言う本真。

金子は銀行と勝負するために、債権をかき集めていたのだ、大口債権者になって交渉するために。月500円で会社ビルを借りれる賃貸借契約書も、有効な武器に変貌する。ようするに金子は、自分があのビルを本真商事にまた貸しすると出たわけ。。有効期間3年間は、銀行の競売を極論で言えば、邪魔できることになる。3年の間、本真商事は立て直す期間ができるのだ。これが金子の戦略だった。
ちなみに本真の自宅は、薫と和磨(三浦翔平)が占有していて、債権者が押し掛けても、なんとか守りきれていた。債権者も、<不法侵入>になるわけにはいかない。。
すべてうまくいっていた。

だが・・。本真はビルから飛び降り死亡した。奥さんの話では、隠れていたはずの場所に、銀行から電話があったという・・。銀行は脅しをかけてきたのだ。でもなぜ?居場所がわかったのか・・?
「・・わたし、あの人の意思継いで、本真商事を再建します。金子君、力をかしてください。」奥さんの気持ちに、「売られた喧嘩は買っちゃるわい」金子も唸る。最強の金貸し銀行相手との勝負!

続・最後から二番目の恋から、小泉今日子がちょっとゲスト出演してたなあ。。もっと絡めば面白かったのに。。


■八話
金子(三浦友和)と神崎薫(尾野真千子)は、亡き本真の会社を再建するため、最強の金貸し<銀行>を相手にしかけることに決めた。金の仕組みの有利性も、国の法律に守られているのも銀行の強み。だが、それを運営しているのは<生身の人間>、そこを突く!

金子は薫に、本真に電話をかけてきた奴を探れと命じた。だいたいの目星はついている、自分や本真の対応をしていた男だろう。金子は、鼠商事の案件報酬450万を薫に渡した。「これからの軍資金に使え」「・・わかった」「隠れとった本真を見つけたっちゅうことは、裏の人間が動いてるってことじゃ。油断してると、こっちが噛み殺されるかもしれんで。わしゃ破綻銀行をしらみつぶしに調べる。ほいじゃの」

薫は、キリコ(仲里依紗)に銀行のデータベースにハッキングしてもらい、電話の相手の情報を入手する。ターゲットは、<吉良隼人>。キリコへの報酬もいつもよりはずんでいたので、キリコも驚く。薫は本真の敵討ちに気合十分なのだ!
キリコの店に飲みにきていた悪徳弁護士・豊臣(宮藤官九郎)は、銀行を相手にするなんて無理無理と鼻で笑っていたが、薫は意に介さず、冬月(椎名桔平)にも仕事を頼むのだった。吉良を尾行して気付いたこと、吉良はやたら羽振りがいいのだ。横領でもしているとふんだ薫は、その証拠を手に入れて欲しいと、報酬300万で冬月に仕事を依頼する。冬月もしぶしぶ顔だったが、薫の意気込みと報酬金額で引き受けた。

その頃。本真の奥さんと専務は、銀行に誠意を見せに交渉にきていた。会社再建するための融資を、どうにかとりつけるためだ。
自宅と自社ビルを売って、尚且つ専務の家を担保に2000万作り、本真の生命保険、奥さんは5000万全部を銀行への返済に充てるという・・すさまじい行動にでた。それでも、4億9千万の借金すべてを返済するには、5000万足りなかった。
「そういうわけで残念ですが、本真商事の再建には協力できませんわ。ただ、生命保険の5千万、借金に充ててくれるとうれしいですなあ」馬鹿にしたように吉良は言う。専務は怒りと悔しさで声を荒げ、奥さんはさらに頼むが、吉良は冷めた表情で待合室を出て行った・・。
金子が動いてくれているのは知っていたが、自分達でもきちんと銀行に誠意をみせたかっただけなのだ。だが、破綻銀行は鬼だった。

冬月が、吉良のことを次の日までに調べてくれていた。早っ(笑)
吉良の銀行明細のコピーを手に入れた冬月は、そこから吉良の横領手口を薫に教える。架空の幽霊会社を作って破綻銀行の金を横領していると。薫は、必勝の武器を得た!
しかし。。キリコのハッキング能力と作成能力、冬月の情報網と警察を味方にできる部分は、このドラマ中最強だと思うんだけどww

薫は窓口で吉良を呼びつけ、例の銀行明細を見せた!吉良の顔色が瞬時に変わる。。「・・脅すつもりか!?」「まさか。私はあなたに聞きたいことがあるんです」吉良は、本真に電話したのは自分だと言い、本真を犯罪者よばわりしておとしめたことを白状した。<こいつが本真社長を殺したのと同じだ>。薫は、吉良の胸倉を掴んで、押した!吉良は椅子にしりもちをつく!銀行内が騒然となった。
場所を変えて、さらに聞きたいを聞く。ここが肝心だ。<なぜ隠れている居場所に、電話できたのか??>吉良は常務に電話しろと命令されただけと哀願した。ようするに、常務・破綻恒吉が、裏の人間に頼んで調べたんだろうと。
薫は、徹底的に吉良を脅して通して、かたにはめた。本真商事の再建に協力をさせる。

だが。「俺たちを巻き込む可能性があるから手を引け」事務所に戻ると、冬月らが薫を囲んで言った。冬月は、所長(小林薫)のクライアントに破綻銀行がなっていることを知ったのだ。裏で動いていた人物とは、小清水所長だった!抜道(板尾創路)や夏目(竹内力)も厳しい目を向けている。
薫は、それを金子に報告し、悔しがる金子。それは、薫がかたにはめたはずの吉良も、所長に横領の情報を銀行にリークされて、さいはてに飛ばされてると指摘。要するに、もう吉良は使えないのだ。
「これからどうするの?」「・・親玉を狙う。そいつをかたにはめるんじゃ」

ここからの金子の反撃がすごかった。徹底的に調べ、破綻恒吉の親戚の中に会社経営をしているのがひとりいて、その会社は利益がありそうもないのに、黒字計上が続いていることを突き止めた。野呂間食品。。そこの経理部長を狙い、動き始める。経理担当が内情を一番知っているからだ。

その経理担当のいきつけのキャバクラの女子に協力を取り付け、ゴルフをする所まで持っていく。金子は偶然その女子と知り合いだということで近づき、にぎりますか?(賭けゴルフしますか?)と盛り上げる。「じゃあ一本で」と始まったゴルフは、キャディに扮した薫の細工もあり、経理担当が勝利。金子は、持ち合わせがないから後日会社に三本送りますと、三百万を経理担当に送りつけた。。
ちなみに、キャバクラ女子の協力をとりつけたのは、料理の腕と顔だけは素晴らしい、和磨(三浦翔平)の功績です。。

「普通一本と言えば一万円でしょうが??わしゃこんな大金受け取れませんで」「でも、封は開けたんじゃろ?賭け金を受け取った証拠ですわ。そらまあ、わしらのやったことは賭博罪ですわ~」と脅しをかけて、賭けゴルフをやると言い合った場面を薫に録画させていたのを見せて、かたにはめる。。「あんたんとこの経理書類をちょっと借りたいんじゃ。それだけでええ。すべて帳消しにしますんで」

徹夜で書類を調べると、たしかに野呂間食品に流れている金の痕跡が見つかる!金子と薫は、破綻銀行に乗り込んだ。無担保融資を巧妙に個人名義で行い、野呂間食品に金を流していたのだ。
「ご存じだと思いますがの、潰れそうな会社に無担保で融資するっちゅうのは、銀行に対する背任行為、つまり特別背任罪になりますぜ。これを検察あたりが知ったらどうなんかの?」「・・ちょっと待ってくれ!」金子の恫喝に、破綻恒吉は落ちた。。

本真の自宅と自社ビルの売値を、三億七千万から五千万プラスした四億二千万に値を吊りあげて買い取ってもらうことを約束させた。。薫は大喜び!これで本真商事の借金はチャラになり、再建の手伝いもとりつけられたのだった。

だが・・。小清水所長の細工で、自社ビルを欲しがっている会社にビルを買わせ、銀行はその会社に融資するという形にすりかえられた。破綻銀行は、面子だけは小清水の計らいで保たれたことになる。
金子や冬月は、所長の手が回ったことを悟った・・。

金子が道を歩いていると、黒い高級車が金子のそばに横づけして止まる。後部座席の窓ガラスが下がって、所長が金子に話しかけた。「ああそうだ。君の友人のやっている会社のビルが、高く売れたそうで、よかったですねえ。おや?あまりうれしくない?」「・・うれしいですぜ。心の底から。・・所長、いつ引退されますんや?」「さて、いつになるんでしょうねえ」小清水は笑い、窓ガラスは閉まった。車の走りさるのを、金子は眼光鋭く見つめていた・・。

金子は小清水のやり口に心底怒りが込み上げているみたいだね。最凶だからな(笑)


■九話
今回は実は、人情話だったのだろうか。。なんだかんだで人助けの心を忘れない?事件屋・神埼薫(尾野真千子)。その薫が、自ら見つけてきたしのぎで、最後にとった選択は・・。
そろそろ自分で仕事を見つけてくださいと小清水所長(小林薫)に言われた薫は、町をうろつく。冬月(椎名桔平)のアドバイスでは、さいてーさいあくで、どこにも行き場のない三か月前のおまえみたいな奴を探せばいいと言われたのだ。。
で、600万の借金を背負ったお寺の息子だという男が、借金取りから取り立てられるのを発見したので、それに噛むことになった薫。ゼネコンとか宗教法人などの大口を、冬月に希望していた所長、それを思い出した薫は、お寺の息子という部分に思いきり惹かれていた(笑)

その寺息子はひとり息子だったが、親父のレールにひかれた人生が嫌で、10年も寺に帰っていないという。嫁も子供もいるが、スナック事業に失敗して、借金を作ったらしい。で、親父に借金の相談をしたらむげに切られて、このままではタコ部屋行き(借金返すまで出られん闇の仕事場行き)という所で薫が噛んだわけ。

親父に借金を肩代わりさせる見返りに、寺の経営に介入することを寺息子に約束させた薫。。借金とり達も、金が戻ってくれば文句はないわけで、薫にまかせたようだ。

で。薫といっしょに寺息子は、お寺にひさびさに帰るのだが。帰った瞬間にほうきで殴られ罵声を浴びせられた。お寺を飛び出す時も寺の金を持ち出していた寺息子、厳しい父親からすれば、到底許せるはずもなかったようだ。
だが、幼い頃に父親に捨てられた薫にとって、親のそういう態度に敏感過剰に反応してしまい、寺父親に噛みつく。だが、寺父親が借金を肩代わりする気配はない。
そこで、寺の重要文化財を、寺息子と持ち出して売ることに。。でも、重要文化財はお金に換金できないのだった。。

薫はとりあえず事務所に戻り、夏目(竹内力)に聞いてみた。「宗教ってどうやったら儲かるの?」「うんなもん、霊園開発じゃろ。宗教法人にしかできんからの。墓を転がしゃ、ガッポリ儲かるわい」だが冬月は、会社のように簡単にはいかないと釘をさす。檀家達の反発を退けるのは容易ではないと。「後継ぎを捕まえたらええんちゃうか?」おとなしそうな抜道(板尾創路)が、机から振り向いて言った。坊さんの資格を持った後継ぎを抱え込んだら話は違ってくるとアドバイス。「手伝おうか?何もおまえの初仕事を邪魔する気はないのや?手間賃だけでも貰えりゃいいんや」「ほんまに?」「ほんまに」抜道が笑う。。

抜道の策は、タコ部屋に行きたくなければ寺に戻ることを条件に、檀家総代を説得して寺親父を引退に追い込んで、代わりに寺息子を住職に据えること。
檀家総代は寺息子の友人だったこともあり、重要文化財を認知症で売ってしまったという嘘話で寺親父の引退を印象づけた。。そして、罠にはめて弱みをにぎり、それをチャラにするから住職に引退を迫ってもらう。。罠にはめるのは、薫と抜道、事件屋の超得意分野(笑)
これで寺息子を媒体に、寺事業に介入できる薫。のはずだったが・・。

借金とりに600万を払って身柄を移したのは抜道だった。そう、薫はまだそれをしていなかったので、寺息子の主導権を本当の意味で、自分のものにしていない状態だったのだ。これにて、寺ののっとりは抜道が主導権を握ることになる。
「抜け駆け、横取り、なんでもあり。おまえがこの世界に入って、最初に教えてもろたことと違うんか?」抜道はしゃあしゃあと言った。薫は激怒する!だが抜道は、自分の知り合いのサラリーマン坊主を呼んで、そいつを住職にすえる準備まで整えていた。「でも。檀家は?檀家が納得しなければ・・」薫の言葉に、「そこでおまえが盗んできた重要文化財を使うんや」それを取り戻してきたということにすれば、サラリーマン坊主が住職になるのを否定できないと。檀家総代は弱みを握っていてすでに手の内。抜道の計画は完璧だった。。

実は。寺息子は、薫の把握している以上に他からも借金をしていたのだ・・。よって、結局タコ部屋行きは免れない運命だった。
薫は、寺息子の幼い息子と娘が気がかりだったのである。このままでは、父母から引き離されてしまうから・・。薫は、幼い頃に父親が早くに出て行き、母親は小さなお店をとられ、人生どん底に叩き落とされた。自分と同じ境遇にしたくなったのだ。そのことを抜道に訴える薫。
「それやったら、うちの息子は不幸そのものや。たけしはな、別れた嫁さんの連れ子でな、わしとは血が繋がってへんのや。せやから最初は難儀したで。全然なつきよらへんからな。けど今は、わしのこと親父だと思うてくれとる。子供なんか、そんなもんと違うんか?」「・・・」

薫は、最終的に自分の言葉で、寺息子とその妻に引導を渡した。ふたりはタコ部屋行き。そして、幼い息子と娘は、寺親父に預けることにする。でも、寺親父も、住職は追われるのだ・・。
「因果応報じゃのう・・」息子のことをほったらかしにしていた報いを受けたと悟ったのか、寺親父も感慨深げで、孫ふたりを受け入れることを約束した。
知らない人(寺親父)に突然あずけられた幼い子供達は、泣いて嫌がる。薫は、強く生きていきなさい・・と泣いて抱きしめたのだった・・。

ここにきて、助けらないエピソードをもってくるとは。でも、そういう仕事なんだよね・・。
結局、薫自身が、自分と同じ境遇の子供達を作ってしまったのだ・・。
次回は、金子が、裏で小清水を叩こうとしている部分をピックアップしていくのか。どうやら、小清水にはすでに気づかれてるようだけど。


■十話
金子(三浦友和)は、小清水所長(小林薫)から、東京へ行ってしのぎを始めてくださいと金暮市から追放されてしまう。後ろ盾や看板なくして新規開拓は難しい事件屋商売、それは金子への制裁にほかならなかった。金子の反乱に気づいていたって事なんだね。金子は東京行きを決める。というか、そうするしかない。
それでも薫(尾野真千子)は、らしくないと金子を追いかけるが、金子は、冬月の残り借金500万を払ったら事件屋から足を洗えと言い残し、東京へ行ってしまった。金子は、薫の性格上事件屋に向いてないとわかっていたし、彼女の母親の店を地上げして取りあげたのは小清水、ようするに自分達だったと教えるのだ。母親はそれが元で早くに死んだ・・小清水は母親の敵だと知った薫は、もちろん金子と協力して小清水を倒して終わるのかと思っていたんだけど。。

ちょっと展開が、読めねえ(笑)薫は事件屋を辞めず、この金暮で一番の事件屋になる!と小清水の前で宣言するのだった。「あなたを越えてみせる」「気に入りました」小清水は、3年後に金暮で巨大外資のアウトレットモールが出来ることを教え、その利権に絡めるよう<薫>にそのしのぎを頼むのだった。サポートは抜道(板尾創路)に。冬月ではないことに一同意外な顔をみせるが、小清水は笑み。薫は覚悟を決める!

金子が目立ってねえ(泣)追放か(苦笑)「最終決戦 次期総理を叩き潰す」の題名も意味不明なんですけど。。
だが、金子と何やら画策している夏目(竹内力)は、キリコ(仲里依紗)に冬月のためにもなると仕事を頼んで動いたりしていたのだった。。

薫と抜道、おまけで和磨(三浦翔平)は、作戦会議。このアウトレットモールの利権に唯一すでに絡んでいる金市商事という会社だが、実は自己破産をしているような小さな会社なのだ。それでも最近借金完済して復活している。この会社は受け皿で、裏で実権を握ってる奴がいるだろうと想定した薫達。「誰が利権の蔓を握っていようが、契約したのが金市商事なら、会社ごと乗っ取れば利権は私達のものでしょ?」「でもさ?どうやって会社乗っ取るの?」「う~ん。追いかぶせの手口でいくか」抜道が言った。<高額取引を持ちかけて、相手が仕入れた頃に、キャンセルかまして倒産に追い込む>鬼のような手口。。ニヤける薫、もう悪者ですわ(笑)

で。倒産したけど手続きしてない中古の会社の名義を80万で買って(和磨は会社を80万で買えることに喜ぶ)ありきたり商事という架空会社を作り、薫達は金市商事に商売を持ちかけた。小清水の看板で知り合いの金貸しから一億円借りて、政治家からの口添えも貰う。小清水の看板料2千万はこういうことに使うのだ。。
で、金市は取引を信じて、薫達から早期納品一週間を請け負った。早期の分の融資資金として一億を受け取った金市は、さらに喜ぶ。。完全に薫達の術中にはまったわけ。。
だが。発注書が欲しいと、金市から数日後言われるのだ。取引先を安心させるためという理由からで怪しいことはないのだが。それはある人間からの指示だったのだ。

後日。薫達は金市のもとへ<キャンセル>を出した。一億円の回収へ行くライアーライアー(うそつきうそつき)の社長・抜道(笑)一億円をすぐに返せないのを見越して、金市商事の株51%、ようするに経営権を渡してくださいと持ちかける。が!そこへ出てきたのは金子と夏目だった(笑)

ありきたり商事のもぬけの殻の事務所画像と、発注書を証拠に見せられた抜道。始めから追いかぶせをする証拠を突きつけられてしまう。「おまらがやった事は業務妨害じゃ、立派な犯罪じゃなあ」金子が言った。金子は東京へ行くと見せかけて、小清水への罠を先読みして存分にしかけていたのだった。。モールの利権は金子が握っていたわけ(笑)「わしの勝ちじゃ。妖怪じじいに言っとけ。これ以上わしらにちょっかい出すんなら、ポリにこの証拠をつきだすってえのう」よっしゃ、よっしゃ!

が!そこへ薫が現れる!薫はさらなる融資金二億を持ってきていたのだ。「まさか、商品を発注してないなんてことありませんよね?金市さん、商品仕入れのための一億を受け取っておきながら、商品の発注もせず一億円も返さないとなると、横領罪で刑務所行きよ?」金市は夏目に言われて一億はとうに山分けしてしまっていたようだ。罠がついてる一億円なわけだから、どう使おうがよかったわけなのだが・・薫の逆転技に、夏目も顔をしかめるしかない。金子はくやしそうに言った。「・・負けじゃ。好きにせい・・」
これにて薫は、モールの利権と金市商事の経営権を手に入れたわけ。それを小清水に報告する。薫は大勝負に出るために小清水から二億円用意して貰ったのだね。。小清水は、金市の裏に金子がいることを知っていたようだ。それに気づけるか薫を試したのか。「これからは冬月君とともに、私の右腕として働いてもらいますよ」「はい・・」

その頃。冬月には、警察から情報が入っていた。公安の手入れが小清水に入ると!小清水は過激派出身で、現在でも反政府組織に手をかしているというのだ。冬月は、小清水から離れるか?究極の選択を迫られていた・・。その冬月の迷いも、小清水には筒抜けのようだ。
さて、薫はどう動くのか!?誰が最後に勝つのか?何が正しいのか?予測不能のラスト!たしかに(笑)わけわからん。。


■最終回
アウトレットモールの利権、10億を手に入れた神埼薫(尾野真千子)。だが、その利権はあっという間に小清水所長(小林薫)の計らいで、手数料1000万の謝礼で別の会社・禿高コーポレーションが引き継ぐことに。薫は何のために動いたのか!?その憤りは激しい。小清水に問いただすが、その小清水も公安からマークされていて、どうやら展開がきな臭くなってきた。。

「神埼くん。水はね、最後に海に流れていきます。お金もいっしょです。本来行きつく所に流れていくんです」「あんな必死にやったのに!こんなの納得いきません。・・ひょっとして、銭山議員ですか?だから公安が、所長のことを嗅ぎまわっているんじゃないんですか?」有名人である銭山議員が、小清水と密会していたであろう所を以前目撃していた薫は問うた。「ほう、あなたのところにも来ましたか?公安が。・・ちょっと体の具合が・・」小清水は病院にいて、ベットに横になってしまった。
何がなんだかわからない薫は事務所に戻り、冬月(椎名桔平)に相談。銭山の名前をきいた途端に冬月は一連のことが繋がったようだ。公安が動いている本当の意味!事務所の全員を集めた。

「所長と銭山はコインの表裏だ。銭山が表で政治を動かし、裏の汚れ仕事は所長がすべて仕切ってきた。その銭山が総裁選候補にまで上り詰め、裏を知ってる所長が邪魔になった。そこで、公安を使って所長を切ろうとしているんだろうなあ・・」ようするに、何か理由をつけて捕まえて、刑務所送りにしようとしているわけ。。銭山の権力なら公安を操れるのかもしれない。アウトレットモールの利権も結局、銭山に流れたということだったのだ。
金子(三浦友和)も苦笑い。アウトレットモール開発反対を掲げて世論も味方につける運動をしながら実は、その開発を進めて利権を手中に収めていたわけだ。「笑いながら殴るんが、本当の悪党じゃ・・」

そして!小清水は不整脈が祟り危篤、植物状態になってしまった・・。人をさんざん追い込んで借りも返さずこのまま死ぬのか!と金子は怒るが。小清水の容態は戻るはずもなかった。

そんな中。悪徳弁護士・豊臣(宮藤官九郎)に、小清水ファイルという、小清水の今までの仕事のデータが入っている莫大なデータディスクを渡された薫。「この町のスキャンダルの一部始終だよ。これを託されるってことはさ、二代目引き継げってことなんじゃないの?」「・・・」薫は困惑した。

所長が危篤、さらに公安に今だマークされている影響か、小清水事務所の面々は、しのぎがうまいこと回らず。。そこで薫の小清水ファイルの存在だ。これを見た冬月は言う。公安が今だに嗅ぎまわっているのは、これを欲してのことだろう、ようするに、銭山にとって厄介な代物なわけだ。
「このファイルを使って、アウトレットモール取り返すで!」金子が立ち上がった。「わしらは事件屋じゃ。事件屋は事件屋らしゅう、取られたもんは取り返す。安目売ったまんま、おめおめ生きておられんわ!」夏目(竹内力)も、その話乗ったと喜び、抜道(板尾創路)も目を光らす。「どうやってせめる?」冬月の問いに、「まずは、住民に反対運動を起こさせるんじゃ」金子は渋い顔で言った。

金子が強引な手口で土地を買収していたのが功を奏し(笑)住民の被害者の会は思いのほか簡単に集まった。キリコ(仲里依紗)に頼んで、金子達所員の名前部分を消し作成し直した、小清水ファイルの偽ファイルも用意してある。準備は整った。
ファイルを渡したいと銭山とアポイントをとる。ファイルの存在に、銭山は食いついた。

なぜ小清水君が私に渡したいのかわからないが、金銭ではなく仕事の記録ならば。と受け取ろうとする銭山。「まさか、ただで受け取れるとでも?」「・・と申しますと?」とぼける銭山に、金子と冬月は、言葉巧みにあそこの住人が地上げに対して<被害者の会>を立ち上げたので、訴訟になりそうで手が離れてホッとしていると説明。「ま、そがいにもめりゃ、外資が逃げだすんが目に見えてますなあ。そがいな計画に乗るのは、ただのアホですわ」「・・・」銭山は物言いたげになった。
「もう猿芝居はやめましょうや?」金子が切り出す。薫は、銭山の表情をジッと見ていたが、困惑している銭山の表情に笑みを浮かべた。金子は本題に入った。「あんたに流れる年間10億の内、取り七の七億を、わしらに毎年支払って欲しいんじゃ。わしが訴訟で脅迫を認めりゃ、土地は地主に返ってしまうけえの?」「・・・フフフ。完全な恐喝だな。」銭山はスーツの上着をはだけて、そこに隠しマイクがあることを金子達に見せた。<金暮の利権に違法に食い込もうとする輩をあげるために捜査協力していた>と話す。金子と冬月は苦い表情・・。そして、ファイルの場所もなぜか言ってみせた銭山!ハッとする冬月。これは!薫が始めから銭山と通じていたと悟るのだった!キレる金子と冬月。薫は銭山と接触して取引していた、小清水のあとの金暮のことは薫に託すという裏取引。薫は事件屋として生きるために、すでに情を捨ててしまっていたのである。金子と冬月は無念にも、公安の連中に連れていかれてしまうのだった・・。

銭山は、一見温和なそうな顔を、ずるい笑顔にかえて薫を見た。マイクをはずす。「いや~君とはうまくやっていけそうだね」「精いっぱいがんばってみます」地主のほうは抑え込めることを約束し薫は言った。「先生も大変ですよね~反対集会に出ながら、裏で建設を進めるなんて」毎度のことだと笑う銭山。反対意見が多い時は、そこに紛れて馬鹿を演じてるのが一番いいと。「つぶれかかった商店街を守るために、年商500億のショッピングモール建設に反対する?そんな馬鹿な話がどこにあるんだ!」銭山は自嘲ぎみに楽しそうに言った。
薫は突然昔の話を切り出した。自分と母親のお好み屋を地上げされた話。それは、銭山と小清水が仕組んだことのひとつで、昔昔の話だった。それを知っていた薫に、銭山は顔色を変えた!薫は怨み辛みを銭山に言い、復讐をする。。
そして。今の薫と銭山の会話は、隠しマイクとカメラで、公安と、地域住民に流れていたのだ(笑)

そうこれは、銭山が脅しで屈しなかった場合、薫を味方だと思い込ませて本音をしゃべらせる二段構えの作戦だった。薫、アイディアは毎回すごい。。
公安は、小清水のことを一番のターゲットにしていたのではなく、実は総裁選に出馬する銭山の身体検査のために、繋がりのある小清水のことを調べていたのだ。銭山は、自分の味方だと思って使っていた公安に、実はまんまとマークされていたというわけ。。
公安が押収した小清水ファイルは、もちろん金子らの名前を消してある偽ファイルのほう。これにて、薫達の完全勝利!・・だと思っていたのだが。。

小清水の爺さんが、ピンピンと元気に現れる。。生きていた!?_と驚く一同!
小清水は、今回の手入れではさすがに逃げ切れないと考えて、自ら危篤の芝居をうち、データは薫達に預けて、逃げきろうとしたのだった。薫達もまた、データを守るための手駒として、小清水の爺さんにしてやられていたのである。。豊臣は全部知っていた上で、薫にデータを預けたわけね(苦笑)

小清水は、名前を変えて、また新たにスタートすると笑う。「名前なんてどうでもよいことです。裏で生きていくというのは、そういうことでしょう?このお金にも、表と裏があるように、何事も表だけじゃ成り立たないでしょう?」可笑しそうに薫達に言う小清水。銭山も取り調べで色々しゃべるだろうから、皆それぞれ、しばらくは潜伏してもらわないと。と笑った。薫もその笑顔につられて、思わず笑ってしまうのだった。
小清水も悪者なんだけど、たしかに、無邪気な悪魔そのものだから、そこまで憎めない存在であったのかも。どちらにしても、小清水経営コンサルタントは解散することにあいなった。

一年後。和磨(三浦翔平)のお店のオーナーになっていた薫。そこの店には、金子が、冬月が、夏目が、抜道がいた。「潜伏してるのも飽きたしのう。また、ちいとばかし、必死に生きてみようと思うとるんじゃ」金子が笑顔で言う。和磨が持ってきたグラスで、乾杯する一同だった。事件屋稼業これにて復活!

最後にHEROのキムタク登場(笑)ある意味ものすごい番宣だ。。
今までの月九にまったく合わない物語だったが、好きだなあ、こういうの。

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