「書店員ミチルの身の上話」まとめ

「書店員ミチルの身の上話」まとめ
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http://www.nhk.or.jp/drama/michiru/
■実は楽しみにしてたこのドラマ。いや、なかなかこれは、おもしろくなりそうだね。
戸田恵梨香の普通ぽいけど、どこか奔放というか自己中というか、そういう女子のOL役がはまっていて可愛かった。でもやっぱり本人に魅力あるんだろうね。。でもこの先、こういう華やかさがだんだんなくなっていくお話なんだよな(苦笑)

出張で月一で東京からやってくる新井浩文とそういう関係になっちゃって、ラブラブな気持ちが抑えられず、歯が痛いと嘘ついて職場を抜けだしバス亭まで見送りに行くが、次の月は来られないと聞いて、いっしょに東京まで行っちゃう(笑)
で、頼まれていた宝くじを適当に全員分買ってそのまま東京へ行ってしまったのだが・・どうやらその宝くじ、実は、2億円が当選していたようで。。

で、帰れなくなっっちゃうんだろうな。誰の分の宝くじが当たっていたのか?もめるだろう状態だし。新井とは不倫って関係なわけだし。これは・・コメディかと思いきや、実は結構サスペンスなんだよね。

職場の面々もなかなかひと癖ありそうな女性陣達だし、謎の幼馴染とか、そうそう、彼氏もいるんだよな(苦笑)そういう連中もどう絡んでくるのか楽しみ。


■不倫相手といっしょについつい行ってしまった東京。ミチルこと戸田恵梨香は言い訳を展開してやり過ごし、ひとときの幸せを噛み締める。が、重ねた嘘が人によって違うため、地元長崎では職場や親、はたまた彼氏達が大慌て。。
不信感を募らせてしまった職場にはもう戻れない雰囲気。父親はご立腹で、彼氏は自分が鈍感だからミチルちゃんの悩みに気づいてあげられなかったと悔やむ。悩みなんてねえし(苦笑)男についていっただけだし(笑)
それに宝クジが一等二億円当たっちゃって、しかも職場の人に頼まれてた分より一枚多めに買っていたから、宝クジを送り返しても、当選分は自分で確保できるのだ。。最強!最強です!(笑)超ついてる、というか幸せ者!

でも、ここからなんだろう・・と思わせるナレーション。ミチルはどん底に突き落とされていくのか?二億円はどうなるのか!?いや、これは楽しみだね。


■宝クジを1000万以上高額当選した人は、銀行から、心を安定させるための手引き書みたいなの貰えるんだねえ。「当選は、あなたを人生の勝利者にしたわけではありませんから・・。」と、戸田恵梨香・ミチルの担当になったメガネ美人のお姉さんが言う。
お金は当銀行に預けてあるのでまず安心ですが、このことを伝えるのを誰にするのかは、くれぐれも慎重に。今のあなたは<極度の興奮状態>にあるのです(笑)
まあでも、興奮するわな。。極力普通どうりの生活っていっても、なかなかそういかないでしょうよー。。普通ならもう、長崎に帰っていたはずだったのだ。宝クジ高額当選のせいで、たしかに気が大きくなっていたことは否めない。

新井浩文にラブラブで、長崎から東京まで来てしまったミチルだけど、新井には当選したことは言えない。新井が自分のことをどこまで考えてくれているかわからないからだ。

幼馴染で今は東京に出てきてる高良健吾(どうやらゲイの役なのでミチルは安心して泊まっている)の住んでる部屋に厄介になっているが、高良のお嬢様風の彼女?寺島咲とも仲良くなり、ミチルの部屋探しとか新生活の道具の買い出しとか、いっしょに手伝ってくれる。。寺島ちゃんは甲斐甲斐しくミチルの世話を焼くが、どうやら高良との事をミチルに応援してもらいたいみたい。健気ないい子だった。
でもミチルは宝クジの事は全然言わないし、特別いい部屋に住もうともしない。ミチルもなかなか慎重ですなー。。

で、ミチルが新しく住む部屋で寺島ちゃんとミチルが乾杯していた所へ!なぜに?長崎の彼氏がドアの外に!?
とっくに縁は切っていた!と思っていたのはミチルの方だけ(苦笑)でもちょっと、しつこすぎるぞこの男!どうなるのか?なんか予告だと、とんでもない方向に向かう感じじゃないか?(泣)


■恐ろしいことになった。いや、予告でもなんとなくわかってしまっていたが、やっぱりそういうことになったね・・。展開はちょっとだけ違ってたけど。。でも、おまえがそうきたか!?っていう展開のドキドキ感は半端ない。戸田恵梨香扮するミチルは、これからどうなっていくのか?

長崎で付き合っていた彼氏が追いかけてきた。新しく見つけた東京の部屋を知っているのは数えるほどしかいない。幼馴染の高良健吾、その彼女?の寺島咲、好きで東京まで追いかけてきてしまった想い人・新井浩文。
なぜ、縁を切ったと思っていた男が、ここまで追いかけてこれたのか!?ドアをドンドン叩き、ミチルちゃん!と大声で叫んでいる柄本佑をしぶしぶ中に入れる。安堵の様子の柄本だが、興奮している様子が尋常じゃなく、寺島は、ミチルが心配で部屋に残ることに・・。

柄本は、帰ろう・・とミチルを説得し始める。だが、もうミチルの中で柄本の事はとっくに終わっているのだ。父親に連れ戻して欲しいと頼まれたとか言われても、自分も周りも結婚する仲だと思っていたと言われても、もう顔をしかめて拒絶するしかない。「ミチルちゃんは子供すぎるよ・・。」実は柄本は新井をぶん殴って新井本人からミチルの居場所を聞いたのだ。新井の存在は書店員の濱田マリから。実は新井は、濱田とも関係があるらしい・・。もう無茶苦茶だな(苦笑)もちろん柄本は新井と濱田との関係は知らないが、新井の存在を濱田から聞いた時に、嫌な予感でもしたのだろう。で、その感は当たっていたのだね。

あの男も火遊びのつもりが、東京まで来て居座られて、迷惑してるよ・・と言う柄本。「うそ!?」と動揺するミチルだが、柄本の言ってること、行動は、正直まともで真面目だと言えるだろう。彼は突然行方不明になった彼女を必死で探しただけなのだ。全部なかったことにしてやり直そう・・と言う柄本は、優しい男なのだろうが、あまりにミチルの心は自己中すぎた(苦笑)手を引こうとすると、体全体で暴れて拒否るミチル。ここで止めておけばいいものを、さらに力づくで連れ戻そうとするから、一撃を喰らうはめになった。寺島ちゃんのフライパン攻撃は後頭部にヒットし、そのまま後ろに倒れ込んだ場所は、打ちどころが悪く、後頭部から大量に血を流して柄本は動きもしない。そこへ高良が部屋へやってきた。
「・・ミチルちゃん。死んだ人を病院に連れて行ってどうするの?」その声はゾッとするほど冷静だった・・。

警察に連絡しようとするミチルを、高良は止める。人がひとり死んだのに!と、恐ろしさと恐怖で震えているミチル。が、高良は、これは正当防衛だよと言い張るのだ。警察に知らせたら面倒なことになるよ?ミチルちゃんのことはすべて調べられるよ?<徹底的に!>
ミチルは不倫で東京に来た・・そして・・宝クジ当選二億円のこと・・知られることに動揺することだらけだったのだ・・。非常にまずい。

その隙をついて高良は、証拠隠滅の策を語り始めた。冷淡に冷静に・・。あの弱々しい、ゲイとか家来だと思っていた幼馴染はどこへいったのか?寺島も、ミチルを守るためにしたことが、こんなことになってしまって、ブツブツ何かをつぶやいて放心していたが、いつのまにか高良の後始末案に同意したようだ。

「これからミチルちゃんは僕を頼るしかないんだから。僕はずっとミチルちゃんの味方だから。」淡々と、後始末の準備をしてる高良を、壁の隅で震えて見ているしかないミチルだった・・。


■なんか・・宝クジとかもう関係ない話になってない?(苦笑)
死体は山に捨ててくる、と高良健吾は冷静に言う。ここに柄本佑はこなかった、勝手に失踪したことにするのだ。床の血は完全に拭き取り、死体に靴を履かせ、山に埋めないで、ただ捨てる。もし埋めて見つかったら、確実に殺人だとばれるからだ。アパートも引き払わないほうがいい、ミチルちゃんはこれから住むのは僕の部屋だけど、ここには毎日風通したり、洗濯物干したり、しに来たほうがいい。極力普通に振舞うようにするんだ。と、ひたすらに高良は、冷淡だった・・。

戸田恵梨香ことミチルは、日々憂鬱で、そしてなにより、恐怖でいっぱいだった。そりゃそうだよな・・最終的にウザくなったとはいえ、元カレが死んだわけだし、そのことを内々に処理して、しかも女々しいと思っていた幼馴染の高良ときたらどうだ?まるで死体を物のように扱って・・。今起きていること、すべてが恐ろしいと思ってしまってもしょうがない・・。

新井浩文のことも、もう好きというよりは、ただ疑念が渦巻いてしっくりこない。新井が柄本に自分の居場所を教え、しかも柄本が新井の居場所を知り得たのは、前々から新井と噂があった濱田マリの情報だろう・・?新井はどういうつもりで柄本に自分の居場所を教えたのか?自分とちゃんと別れさせるため?いや違う、自分を長崎に連れ戻させるためじゃないのか・・?どちらにしても、今後のことを聞けば、自分に決める資格はない、と結局私まかせな、無責任な男だったのだ。

で。新井は、会社のお金の使い込みがバレて、職場も妻も無くす身の破滅に向かっていた。ミチルとのデート代も会社の領収書でまかなっていたのだな(泣)そこへ、噂を聞く。ミチルは高額当選をした可能性がある・・と!
この町で高額当選が出た、そして突然失踪した、なんとなくミチルが該当者じゃないのか?と思われていてもしょうがないよね。。実際、その噂は当たっているわけだし。
新井は起死回生を狙ってミチルの前へ姿を現す。「ミチルちゃん。僕といっしょに逃げて。」
はあ・・(苦笑)


■「ミチルちゃん。僕といっしょに逃げて。」新井浩文が、戸田恵梨香・ミチルの前に突然姿を現す。大好きで思わず長崎から東京まで彼を追いかけてきちゃったミチル。でももう、ミチルの中では新井とのことはすでに終わっていたのだ。終わってばかりだな(苦笑)

が。新井はしつこく食い下がる。ともかく話がしたいらしい。ぶっちゃけ、ミチルはそんな事している場合ではない。。ひとりの絶命を、隠蔽しているのだ・・。だが、あまりにしつこいので、しかたなく高良健吾のアパートへ行く。現在ミチルはそこに居候しているのだから。。新井はふたりきりになりたいのでミチルのアパートへ行きたがるが、ミチルは頑なだった。その内、寺島咲が入ってきた。寺島が帽子を取ると、ストレートロングの綺麗な黒髪は、真っ白に変貌していた!驚くミチルだが、あえて突っ込まない。新井なんか気味悪がってオドオドし始めた(笑)

で。ミチルと新井の話は、結局ミチルの別れたいという別れ話が先行した。新井は動揺して、長崎の彼氏・柄本佑が来て、ヨリを戻したからでしょ!?と言う。ミチルは、柄本は来ていない!と否定し続けた。新井目線だと、あの剣幕の柄本が、ミチルの所へ行かないはずはないのだが。ミチル達は、来ていない事に絶対にしなくてはいけないのだ。秘密を守るために。

新井はすべてを話した。お金を使いまくって困り、領収書を偽装して会社の金を使い込んだこと、それがバレたこと。「僕といっしょに逃げて。だってさ?僕、ミチルちゃんのために破滅したんだよ?」「私のため?」妻はマンションを売って出ていった、離婚だという。「ミチルちゃんしかいないんだって・・。」「いくらあれば、逃げずにすむの?」「明日までに・・とりあえず500万・・。」「500万・・。」ミチルは呆れた。だが。<それはわたしが用意する>で、「それで別れよう。」と言うミチル。「えっ?そんな?僕といっしょにさ?」新井の言葉を遮るように、となりの部屋から寺島ちゃんがナシを剥いたと戸を開ける。新井はしぶしぶ帰った。
なにがなんだかわからないが、とりあえず、ミチルが急場は助けてくれるのだ。本当に高額当選を果たしたのかもしれない。でも、別れ話なんて・・。帰りに高良とすれ違う新井。

次の日。ミチルのアパートで500万を渡す約束だったが、ミチルが待っていても、新井は来なかった。で、500万を置いていく。あとで戻ると、500万はなかった。新井が持っていったのだろう・・。これで、彼とは終わったのだ、本当に。
でもミチルは知らない。高良のバイト先のクルマが、ミチルのアパートの傍を走っていたこと・・。

寺島はアルコールを飲み、白髪を揺らしながら、高良のアパートで震えていた。ミチルに愚痴っている。高良先輩とはもうだめかもしれない・・と。私が全部悪いんですよね?私に全部罪を押し付けようとしているんです・・高良先輩の無言の圧力が怖い。「私は高良先輩が怖い。好きなのに怖い。でも一方で見捨てられるのも怖い。ミチルさん、私どうしていいかわからない!」
ミチルは、寺島を落ち着かせるため、高良と話せばいいと電話させる。寺島は高良に電話し、彼と会って、今夜は自分の部屋に帰ると行って出ていった。

うたた寝していたミチルを、携帯がたたき起こす。「ミチルちゃん。落ち着いて聞いて。寺島さんが死んだ。自殺らしい。ともかく今夜は遅くなるから先に寝てて・・。」

これ・・ほんとに宝クジ関係ないじゃん??(苦笑)サスペンスというより、もうホラーだよ。。


■戸田恵梨香・ミチルは、朝の朝刊を無造作に広げ、ある記事を血眼になって探した。あった!寺島咲が踏切事故で亡くなったという記事!女子大生自殺か・・という、状況から見て自殺とみられている内容だった。柄本佑を誤って殺害してしまったことを悔いて、寺島は自殺してしまったのだろう?自分をただ守るための行動だったのに・・。ミチルはただ心の中で寺島に詫びるしかなかった。柄本の事も・・。

<遺書か何か!?>ミチルはふと、寺島の置いていった荷物を開けてみた。だが!そこで以外なものが発見される。それは、新井浩文に渡すために置いていった500万が入っていたはずの銀行の袋だった。もちろん中身はないが。<なんで!?>

その頃。連絡がつかなくなった新井の事を心配した濱田マリが、地元の宝クジ売り場を転々と回り、聞き込みをしていた。ミチルの写真を見せて、ここでこの子が宝クジを買ったか?と確認しているのだ。というより、<<ここで出た2億円>>というビラが出てる売り場が目の前にあるし。。
突然失踪したミチル。その彼氏が迎えにいった割に、どうも腑に落ちない、ふたりして戻ってこない。そして、新井も失踪・・。ミチルが宝クジを当てて、何かが起きているとしか思えない。
濱田の感は、おおよそ当たっていたんだけどね。。まあ、宝クジはそれほど関係ないように思えるんだよ。新井と縁を本当に切りたかったのか、少しは助けてあげたい気持ちもあったのか・・ミチルが新井に500万用意すること自体が、相当麻痺しちゃってる事なんだけど。。
宝クジ売り場のおばさんが、濱田に言った。「宝クジ売ってる私が言うのもなんだけど、幸せなんか、お金で買えるものじゃないよ。」「・・・。」

ミチルは新井が紹介してくれた本屋で働いている。でも、気が気ではない。余りに身の回りで起きていることが、滅茶苦茶すぎるからだ。なんで寺島さんがあの袋を持っていたのか?あの時、隣の部屋で新井との約束を盗み聞きしていたから?じゃあ?・・新井は?
<まさか!?>高良健吾と寺島が共謀して殺害した!?想像は恐怖を呼び起こし、「助けて!」思わずミチルは長崎の書店でずっと友達だった安藤サクラの留守電に叫んでいた!
安藤は東京へ来てからのミチルとも連絡を取り合い、ずっと味方でいてくれた唯一の存在。その頃、ミチルの身に何か起こっていると察した安藤は、東京へと向かっていた。
宝クジ売り場の奥で、ミチルが忘れた傘があるのを見つけていた安藤。やはりミチルが噂どうり高額当選を果たした?ことをそれで知った。ミチルはここで宝クジを買って・・何かトラブルに巻き込まれた?

ミチルは恐怖で震えていた・・。寺島さんを自殺に見せかけて殺害したのも高良では!?すべての罪を彼女に押し付けて・・。高良の事を、弱々しい、ゲイで、自分の奴隷で、と勝手なイメージで決め付けていただけじゃなかったか?幼馴染という昔のイメージ。本当は全部違っていたんじゃないか?「逃げなきゃ!」
だが!もう遅い。部屋を飛び出した時には、妙に笑顔な高良が、階段を上がってきて鉢合わせしてしまったのだ。

部屋に戻り、ふたりで寺島さんをしのぼう・・と言う高良。だが彼は、全然悲しそうではなかった。笑顔だった。部屋にしぶしぶ戻り、ミチルは怖々と聞く。新井のことを。高良はベットで膝を抱えてから、少し悲しそうな顔をして言った。「・・僕はミチルちゃんを守ってあげただけだよ。あの男はね、最初からミチルちゃんのお金が目当てだったんだよ。ミチルちゃんの持っている大金。でもね・・ミチルちゃんは甘すぎるよ?隙だらけだもん。僕らが守ってあげなければ、全部あの男にむしりとられていたよ?」本当にそうだったのだろうか?たしかにそれで、最後に近づいてきたのかもしれないけど・・。でも、なにより不気味なのが、高良らは知っていたのだ?2億円当選のことを。「・・じゃあ500万・・。」「僕らが取り返してあげたよ?」「・・殺したの?」ミチルの喉はカラカラだった。「・・ミチルちゃんを守るためだよ?これで秘密を知ってるのは、ミチルちゃんと僕のふたりだけ。もう何もかも、うまくいくよ。ここでふたりで一緒に暮らそ?」高良は満面の笑顔だった。。怖ええ(笑)

トイレで嘔吐して、脂汗でぐっしょりした青い顔のミチルが出てきた。ミチルは、いつぞやの寺島のように、フライパンで高良を殴打!していたのだ。高良は倒れる・・。最終的には自分でやっちまったのか(苦笑)


■戸田恵梨香・ミチルは、リックをひっつかんで部屋を飛び出していた。高良健吾の頭をフライパンで殴打し、そのまま逃げるように飛び出してきたのだ。倒れた高良がどうなったのか?何もわからない・・ただ夢中だった。高良の恐怖から逃げたい一心だった。
そしてミチルは、ミチルを心配して東京まで来てくれた、安藤サクラと街で再会できた!これはミチルにとって現行での最高の行幸だったと言えるだろう。ミチルは安藤に泣きながら抱きついていた。ふたりはカラオケボックスでひとまず落ち着くことに。でもミチルは相当にへばっていたのか、ソファーに横になってしまって、涙を流し続けていた。

「痩せたね。大丈夫?二ヶ月ぶりだね。」安藤は、安らかな笑みをミチルに向けて言った。新井浩文を追いかけて東京まで行ってしまうなんて 大胆なところもあったんだ?柄本佑のことは嫌いだった?「そんなことない。」ミチルはまだ泣いていた。嫌いじゃないけど、あのまま人のいい柄本と結婚して、時計屋の奥さんになるのは違う気がした・・。自分はいつも流されて生きてきた、就職にしたって父親の口ききで、妹には風まかせのミチルなんて言われて・・「うまく言えないけど、風まかせじゃない違うものがあるんじゃないかって思ってた気がする・・。」新井さんが違う世界に連れて行ってくれる気がしたのかな・・ミチルは安藤に独白するように話していた。

安藤は、自分の貸した日傘を宝クジ売り場に忘れたでしょ?と笑う。自分の分も買ったの?と聞くが、ミチルは首を横に振った。「そんな度胸ないか?2億円なんて末恐ろしいよね。」「・・うん。恐ろしい。」「佑はどこに行っちゃったんだろう?」「わからない。」安藤にも真実は言えなかった・・。
安藤は次の日の朝には、仕事があるので帰ることに。いっしょに帰る?お金は?大丈夫?と色々心配してくれる友達に感謝するも、ミチルは長崎には帰れなかったのだ・・。「意外と頑固だね。もう風まかせのミチルじゃないんだもんね。」「・・ありがとう。」バイバイして別れた。

安藤のあとに東京にやってきたのは、濱田マリだった。。バス停留所で濱田がバスから降りてきたのを偶然見たミチルは、逃げるようにどこかの高速バスに乗り込む。濱田は連絡がとれなくなった新井を心配して東京の彼の会社に確認に来たのだ。新井は、退職していた。
濱田は今度はミチルの幼馴染である高良の住んでいるアパートへ足を向けたのか。高良は同じ書店で働く仲間の親戚なのだ。きっと、高良なら何かミチルに関して、東京で起きていることのきっかけがつかめるだろうと、そう踏んだのだろう。ほんと、色々感がいい人なんだけどね(苦笑)

高速バスの京都巡りで、ミチルは人懐こい夫婦に気に入られ、いっしょに散策することになった。「・・娘に先立たれましてね。交通事故で。代わりに保険金が入ってきたんですわ。そんな金使えるわけもなくて。いたたまれず家を出てきたんです。娘といっしょに来るはずの・・京都でした。もう一度親になれたようで・・ミチルさん、どうもありがとうございました。」
ミチルはふたりから親の情愛を見た。この夫婦に、お金はなんの意味もなさず、自分にも心配してくれているはずの父親がいたことを思い出した。ミチルは長崎に帰ることに。

でも。実家の軒先で、いつか帰ってくるだろうとミチルの自転車を磨いている父親の姿を見てしまったミチルは、足がそこから動かない。自分の失踪が、どれほど罪深いことだったのか・・思い知らされる。帰る勇気が持てなかった・・。帰れよ(笑)

帰ると連絡を入れた安藤から、留守電が入っていた。もうついた?と。おまけに、濱田が東京へ行って戻ってこないことを笑い話にしていた。「・・・。」ミチルは愕然とする。また高良の仕業じゃないだろうか?ミチルは・・どこへ行っていいのかわからない。放浪する・・。自分の犯した罪の重さで、家には帰れなくなってしまったのだ。

真夜中。どこかの街のバス停留所で、呆然と座り込んでいたミチルに、「お嬢さん?どうかしたんですか?」ひとりの男が声をかけた。男が感じたミチルの印象。若い女性特有の華やかさはそこになく、虚ろな視線と曲がった背中・・のちのミチルの夫となる大森南朋との最初の出会いだった。
やっと出てきたか。。


■夜も深くなったバスの停留所のベンチ。戸田恵梨香・ミチルはひとり、リックを抱きかかえ呆然自失に座っていた。そこへ、なんとなく声をかけたのが地元のバス運転手の大森南朋だった。ミチルの見た目が幼く見えるのも手伝ってか、大森はミチルに一万円を渡して温かいものでも食べてと立ち去る。家出少女に見えたミチルに、なんとなく声をかけた大森だったが、ミチルは一万円を返そうと追いかけた。それが縁でふたりはなんとなく喫茶店で話をすることに。。

ミチルは、乗るバスを間違えたという感じで今の自分を説明したが、大森のこともなんとなくだが言葉の端々で現状がわかる。どうやら奥さんとはうまくいってないようで、出て行ってしまったようだ。バスの運転をしてる最中に人助けが必要でも見て見ぬふりするような男となじられた・・と言っていたので、それで自分に声をかけたんだなと納得して笑う。どちらにしても、なんとなく居心地がいいのかウマが合うのか、そのまま自分の身の上話を聞いてもらう。もちろん、全然すべてではないが・・。ミチルは誰かと話したかったのだろう。
そして。彼の母親がやっているお店に泊まらせてもらう運びに。でミチルは、そのままその食堂に住み込みで働き始めてしまった。。

二週間が立ち、このまま食堂の看板娘になるだろうと、大森もその母親も、ミチル自身も疑っていなかったある日。高良健吾から、食堂へ電話がかかってきたのだ・・。
「ミチルちゃん。探したよ。」
誰かがブログに、お店の飯とそこで働くミチルちゃんと称して、写メと記事をアップしたのだ。高良はひたすらネットサーフィンで検索かけまくっていたのだろう。フライパンで殴られたくらいじゃそう簡単に死ぬはずもないが、こいつの異常体質は身の毛がよだつな(汗)

行方不明になったミチルを必死に探す大森。いつかの喫茶店の席で泣き伏しているミチルを発見した。ミチルは全部話した。このまま大森の傍にいたら迷惑をかけることになる、すべての理由を・・。
「君は・・許されないほどの大罪に手を染めたわけじゃないよ。いくつか判断を誤っているけど、誰もがやってしまうかもしれない小さな過ちだ。正直に話せば許されることだ。」その時が来たら全部今みたいに話せばいい、その時まで「俺が君を守るよ!」とミチルの手を握る。
大森はどこかで、食堂の看板娘としてのミチルがこの子のすべてではないとわかっていた。ふたりは結婚し、ミチルのお腹には子供が授かる。でも、高良がこのまま放っておくはずはなかったのだ・・。

高良はまず、大森に会いにきた。たっぷりと時間をかけて、大森の身辺を調べ、弱みを探していた。「大森さんて普通の人なんですね?死体を埋めちゃだめですよ。」「なんのことだ!?」「僕を甘く見ては困るな。前の奥さんですよ。僕一人でバスターミナルの裏の空き地へ行って、奥さんの骨をあなたに突きつけてもいいんですけど?どうします?」「・・・。」(毎日毎日同じ道を走って何が起ころうと見て見ぬ振り。私が他の男と腕を組んで歩いていたら、あなたバスを止められる?止められないわよね?あなたってそういう人よ。つまらない男!)大森は思い出していた。忌まわしい記憶・・彼は離婚届けを自分に渡してバスを降りていった妻を、そのままバスでひき殺した。

高良は決定的な弱みを掴んできたのだ。余裕の笑み。大森に自殺を要求する。一旦は帰る高良だったが・・大森は完全に追い詰められた。彼はもう、掴みかけた幸せを失うことは確定したのだ(泣)しかし・・衝撃の罪の事実があったんだね・・。

だが。大森は高良をも巻き込む最終手段にでるのだ。自分の妻殺しの罪を弁護士事務所で告白すると同時に、高良とミチルを、柄本佑の死体遺棄の罪で告発する。これで高良の事を確実に追い詰めて仕留めることはできる。あとは、ミチルが大きな罪を受けることがないと信じて・・。
大森はミチル宛に、自分の罪と自分の気持ちを正直に記した手紙を残して、警察へ出頭した。

教会。髪の毛が伸びたどこか神秘的なミチルがお腹の赤ちゃんに、お父さんを待とうね・・と語りかけ祈るシーンで幕を閉じる。

ミチルの小さな罪の積み重ねで招いたであろう悲惨な逃亡劇の果てに、ひとりの男の、罪の意識の苦しみを開放させ、お互いに未来と現実に目をむけることができるようになるまでの話。だったのか。

しかし、圧倒的に展開が早すぎる最終回だったね(苦笑)面白かったしうまくまとめてたけど、竹井役の高良健吾の悪者ぶりが恐ろしすぎだったから、宝クジ高額当選とか、まったくなくていい話だったよ。。ずっと高良はストーカーのようにミチルをつけまわして常に情報を入手していたということなんだろうな。で、柄本の死と、宝クジ当選を利用して、ミチルを精神的に束縛支配しようと企てたという事だった。
つーか、主人公はミチルじゃなくて竹井じゃないか(笑)最終回は大森だったし。。2億円は紙袋ふたつに収められ、教会に寄付された形で、物語は終わる。

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