「運命の人」まとめ

「運命の人」まとめ
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http://www.tbs.co.jp/unmeinohito/
■骨太の人間ドラマの開幕って感じでしたね。敏腕新聞記者・元木雅弘が主人公ですが、正義感と使命感が強くて、政治の暗部にも果敢に踏み込んでいく。そのことが彼の人生の歯車を狂わしていくことに・・。
極秘情報の出所が、外務省秘書官の真木よう子という部分が、波乱を感じさせずにはいられません・・。真木は既婚者だが、元木に全霊をかけて情報を教えてくれているのだ・・。

ライバル新聞社記者に大森南朗もズシッとかっこいい敵役だし、総理大臣に北大路欣也、この人が出ると華麗なる一族かよ!(笑)と威圧感がすごいし。脇で固める政治家や登場人物が、みんないい味だして雰囲気がでていた。
そして、よき妻役の松たか子が、早くも真木よう子なる存在に気づいていく・・?
色々な人達が渦巻く重厚なドラマのスタートです。


■先がどうなるかはたしかに読める、実在をもとにしているという内容だけあって、どうなっていくかはわかってしまうのだけど、それをハラハラしながら視聴する楽しみがある。本来持ってはいけないはずのものを持ってしまった事で翻弄されてしまうって感じです。

沖縄返還。アメリカに沖縄を返してもらう一代出来事。しかし、日本が本来払ってもらうはずの膨大な資金(米軍基地は沖縄の農地を使って作られた、それを返すに当たり元通りにするために支払う費用)を免除する形で返還してもらうという<裏>があったのだ。
それを主人公、毎朝新聞のエース記者・元木雅弘が追っていたのだが・・。その事実は極秘中の極秘の機密事項で、本来なら絶対に知られるはずのない裏。だが、元木は外務省事務官の真木よう子からその情報を入手していた。機密事項のコピーは完全なる違法行為・・。真木は元木の情熱に尊敬とそして、特別な感情を抱いていた。「・・未来を変えてください。」

元木はこの事実を政府、総理に糾弾するが、のらりくらりとかわされ続ける・・。機密事項のコピーを直接記事にすることはできない。情報の元手が割れてしまうからだ。それでも元木の書いた糾弾記事は世間を騒がす。

与党政界から疎んじられる元木の存在。そんな中、野党のプリンス議員が元木に接触したがる。政治の道具に自分の情報を使われるのを拒む元木だが、このプリンス・市川亀治郎議員は、純粋に元木の情熱に触発され協力を申し出たのだ。

市川は国会で総理・北大路欣也を問い詰める。<日本国民を欺いた沖縄返還か?><総理は金で沖縄を買ったのか?>と。だが・・市川は度重なる攻撃もかわされ、最終的にそんな文章などないとかわされた。激情した市川は、ついに見せてはいけない機密事項のコピーを国会で見せてしまった!元木は最初、市川にコピーをあずけるつもりはなかったのだが・・これですべてが狂い始める・・。

純粋に好きで元木に協力する真木よう子だが、元木の気持ちに恋愛感情がないことをうすうす感じながらも信じたい気持ちが切ない。元木の妻の松たか子も、なんとなく夫の様子のおかしさを心配している。

読日新聞記者・大森南朗は、元木が機密事項を入手したことを看破して、自分と協力することを持ちかける。北大路欣也政権を倒すことを・・。だが元木は、政局の道具に使いたくないのだ。その点、自分の行動で恩売る術も辞さない大森の動向は注目。

元木はまさに正義だが、あまりにも直球すぎて、まさに総理大臣に喧嘩を売っている状態です(苦笑)
いよいよ、来週から状況が一変しそうですね。。政治家を演じる役者達も食えない感じがでてていい(笑)


■まさに、悲惨の極み。三話は主人公・本木雅弘にとって、一体なんだったというんだ!?状態。そういう意味では追いつめられていく様子が絶妙におもしろかった回だったけどね・・。

機密事項を野党議員・市川亀治郎に魔が差して渡してしまったこと、その機密を市川が、国会中に公表してしまったこと・・。総理・北大路欣也を追い詰めるはずの武器は、みせないからこそのものだったはず。それを見せてしまったら、出所を追究されるのは当然。それは国家機密漏洩!

本木もそうだが、それ以上に動揺してしまったのが事務次官・真木よう子。気が動転して、そのあたりの日付の機密事項を燃やしてしまう始末。。お陰で真木本人はおろか、外務省全体が疑われまくる(笑)

電話が真木からかかってきたので、君のことは絶対に守るから!と安心させようとする本木だが「今さら私を守るですって!?」と返された(笑)まったくだな・・。

翻意にしてくれていた政治家・柄本明から<失望した>と怒鳴られ、仲良くしてくれて情報をずっと提供してくれていた外務省審議官・石橋凌も<友情を仇で返された>と激昂。まったくだな・・。石橋なんて次官昇進目前で更迭だぞ(泣)

で。本木は警察に事情聴取される。連れていかされたのは、果てしない地下の取り調べ室。。ここに連れてこられた時点でアウトだな(苦笑)

「新聞記者は情報は明かさない」と強気な本木だったが、<ここでは職業は関係ありません>と追い詰められていく。すでに市川と会っている所を尾行されていたし、出頭した真木がすべて警察に話してしまっていた後だったようだ。
本木に<強要>されて機密文章を渡してしまったと!(笑)「逃げきれませんよ!」逮捕状を刑事に突きつけられる本木。

好意を寄せられて、真木が勝手に機密を渡してくれていたのにね。。これは・・恐ろしい展開。(苦笑)真木の豹変ぶりも恐怖だ・・。
真木の旦那がせめて、もっとまともな男だったら、真木が本木に機密を渡しちゃうほどのめり込むことはなかった?


■外務省の極秘電信文を漏洩した真木よう子は出頭、そして本木雅弘はその真木を強要しそそのかしたという罪で逮捕された・・。
逮捕されようが何されようが、この本木演じる弓成という男は、常に不遜である。それがまだかっこよく見えていたのは四話くらいまでで・・妻・松たか子にとった行動はひどすぎた。あれはないな(泣)
ともかくも、本木が取り調べを受けている間、彼の所属している毎朝新聞では<報道の自由・知る権利>を訴えるキャンペーンを大展開。それは本木を助けるためでもあるが、新聞記者達自身のプライドのためでもある。沖縄返還密約問題を国家機密漏洩に摩り替えられた事を本木が訴えたとおり、これは国家権力横暴であると他新聞社も諸手を挙げてキャンペーンに参加。逮捕されながらも、本木の存在は一部英雄扱いとされたのだ。

こういう世論は総理・北大路欣也にとって非常に不愉快な展開だ。。彼は新聞は信用せずテレビを重んじる傾向に走る(笑)この当時の新聞記者や新聞社は、ものすごい影響力をもっていた?んだな。。それは政治家達の間で暗躍している大森南朋の描写を見てもわかる。大森が大物政治家の間を取り持っているような感じ。。彼は自分の支持する政治家や政党に政権を握って欲しいような一面もあるが、恩を売って情報を取るという手法もとる。だが、悪者ではないようだ。なんにせよ、このドラマでは一番そつがないかも。
大森はあとで本木に教える。真木よう子の弁護士・吹越満は警察庁長官と繋がっていると。長官は北大路と翻意だ。ということは、真木はすでに国家側に取り込まれている可能性がある・・。

本木も真木も一時釈放されていたが。後日発表された起訴状は、<被告人・本木は、被告人・真木事務官から、密かに情を通じて機密を入手し漏洩させた>というものだった。これに世間は衝撃を受ける!これにて本木は、権力と戦う英雄から、女を騙して情報を奪ったスキャンダル男として一気に転落した!

そんな状況で、自分も傷ついているのに、必死に夫の本木を支えようとする松たか子だったが、イライラしている本木はそんなやさしい妻を怒鳴りちらす。ひでえ(泣)
なんか五話ラストでは本木も冷静になって仲直りしたような感じだったけど・・。松たか子が健気すぎだ(泣)

反省すべきは、国民を欺いて密約を結んだ政府。と本木の信念に同調してくれた、言論の自由第一人者の柳葉敏郎弁護士が弁護団に加わってくれて、いよいよ次週から裁判開始。
真木よう子には、(あなたは悪くない)などという垂れ幕を掲げた女性団体などの野次も応援している世間の風潮。こういう世間の色々な思惑が、問題の争点をぶれさせていっちゃうんだよな・・。
本木にとって、あきらかに劣勢。真木の本心がどこにあるのかイマイチわからないが、旦那から離れられたことが唯一の救いと思っているのだけはよく伝わった(笑)


■この六話は真木よう子扮する三木昭子が憎たらしい!(笑)この行動の裏は、まだ本木雅弘扮する弓成のことを好きって気持ちの裏返しなの?・・わからんね。なんにしてもひどい。。

本木は裁判冒頭、真木との男女関係があったことを道徳上の過ちとして陳謝した。だが、国家機密に関することを漏洩することになってしまったことについては、新聞記者として、世間に事の真相を正したい一身だと述べる。
本木弁護団の頼れる柳葉敏郎も、今回の事件は、関係を強要した事実などなく、本当の争点は沖縄返還にあたって密約があった事実を隠そうとする北大路欣也総理を糾弾すべきと弁論するのだが・・。
真木の弁護士・吹越満は、真木を強要して極秘電信文を入手した本木が悪者だと、沖縄返還問題を根本からそらす印象付けをするように答弁するのだ。しかも真木が、法廷では終始震えていて<弱い女性>を印象づけていた。不利ッす・・あからさまに不利!
本木も真木も同等の、国家機密漏洩の罪で起訴されているのに、これでは本木だけが悪者みたいだ(泣)もちろん、弱い女性を真木は弁護士に言われるまま<演じて>いる。

世間では週刊誌でもテレビでも、本木と真木が密会していたホテルがどうだとか、そういう下世話ネタ満載で、沖縄返還のことなど話題から吹き飛んでいた。おまけに真木の旦那が滅茶苦茶にされた日常の腹いせに、週刊誌にあらぬネタをのせられて語り、ますます本木は女性を無理やり強要して極秘機密まで奪った男というレッテルを世間から張られてしまった。やってられねえよ(泣笑)
本木の身内や妻・松たか子やその家族が可哀想・・。唯一の救いは、元外務省審議官・石橋凌が復帰したという事実だったろう・・。

この世間の風潮では、妻や息子達に迷惑が及ぶ・・と本木は実家に帰ってしまう。この夫の行動に、再び絶望を感じてしまう松たか子(泣)それでも、夫を支えようと励ます。「あなたに新聞記者でいて欲しいんです。」そんな感じで、次回はついに裁判の判決が!

とにかく北大路元総理は、戦勝国アメリカから沖縄返還を実現した花道で総理を辞した。しかもノーベル平和賞を授与されるという。ひとりの新聞記者の武勇伝まがいに、振り回されている場合ではない、なにがなんでも潰したいのだ。本木の相手は正真正銘、国家権力である・・。


■外務省の前アメリカ局長も証人として、本木雅弘の弁護団・柳葉敏郎に問い詰められる。密約があったとされることについて徹底的に攻められるが、知らないの一点張り。わからないのはあなたの能力不足だからか?との質問にも、そうだと答える始末・・。侮辱されてもここまで口を閉ざされてはどうしようもないが、ここまで何も答えないことは、逆にいい印象は与えない。
そして、本木の新聞者同士のよきライバルである大森南朋が、裁判に出廷してくれた。彼はすべての新聞記者の総意として語ってくれた。<検察はそそのかし罪と息巻いているが、新聞記者は正しい情報を得るために常にそそのかしを行っている。それを罪というならば、新聞、テレビ、雑誌、すべての報道が悪事ということになり、政府はそれを機密という名で隠蔽してもよいということになる。民主政治は崩壊します!>

本木は、お礼をかねて自宅で大森をねぎらうが、大森から北大路欣也元総理がノーベル平和賞授与候補にあがっている事実を教えられた。多額の金を負担した事実を隠した沖縄返還の功績で、しかも自分を貶めている男に、ノーベル賞だ(苦笑)本木はキレる。
大森は同時に真木よう子の様子を危惧し危険視していた。裁判で真木をかばうことはやめろと忠告するが、本木はあえてそれはしないと言う。できれば二人とも無罪を得たい・・。「勝たなきゃ新聞記者には戻れないぞ・・。」

大森は本木の妻・松たか子に、何かないか?と本木には内緒で声をかけていた。松たか子は後日、柳葉敏郎にある物を渡す。それは、真木が本木に買ってあげたであろうネクタイだった。自分のしらないネクタイをしていた事を思い出したのだ・・。

裁判は本木弁護団の奮闘もあり、密約疑惑の件では優勢になっていく。だが、真木は最後の最後まで、<強要され、そそのかされた>と言い続けるだろう・・世論はそちらに感心があるのも事実だった。
松たか子は法廷前で、車から降りる真木よう子と目が合う。ハッとする真木、どこか哀れむように見つめる松・・。そして、裁判が始まる。

本木は自分の取材姿勢に共感してくれた真木が、自らの意思で機密文章を渡してくれたと主張、だが検察は下世話な質問を浴びせ、法廷の空気を密約疑惑からそらすよう動いていく。何回関係したか?機密入手目的でないなら、純粋な恋愛からか?脅されたという真木の証言を否定する証拠はあるか?「・・ありません。」

また不利になってきた裁判情況に柳葉は、本木にあるものを見せる。ネクタイ・・。「奥さんは悩んだすえに私に託しました。・・勝利のためにがんばってきた仲間や奥さんを、悲しませていいんですか?」柳葉は、真木に反撃しようと言っているのだが、本木の情が、それを邪魔をしていた・・。

真木は検察の尋問に言う。私をここまで苦しめていながら本木がまだあんな証言をしているのが信じられない・・強引に関係をもたされ、それを主人に隠していたいたたまれなさ、こんな自分を雇ってくれる所は今後なく・・とひたすら可哀想な女を演じる。
旦那と縁を切れることだけが、唯一の救いだって言ってなかった?(笑)真木の弁護士・吹越満の所で実は働いているし(苦笑)マジ、なんてひでえ女(泣)

今度は柳葉が真木に尋問した。本当に本木を恐れていたのか?いくらでも逃げることはできたのでは?なんらかの形で好意を示したことは?贈り物はありませんか?よく思い出してください!?「・・ありません。私はただ、本木記者が怖かった・・今だって・・。」泣き崩れる真木。柳葉は目で本木に合図するが、本木は顔をうつむかせて首を横に振った。柳葉は、絶大なる証拠・ネクタイを出すことを断念する・・。

このネクタイで傷ついたのは本木と松の夫婦の絆だった。ただでさえ脆いものになっているのに・・。松は勝って欲しい一身で、でも本木は真木をそこまで追い詰めたくなかった・・。つーか、本木はここまできたら自分の妻の想いをわかれよ!(泣)

ついに判決!
真木は懲役6ヶ月、執行猶予一年。
そして・・本木は無罪!

裁判の判決は、ふたりにとって上々だと思ったんだけど・・真木の表情は、本木を睨みつける予告!なぜじゃあ??(泣)つーかこの女、狂ってるんじゃねえの!?(怖)


■判決は
真木よう子は懲役6ヶ月、執行猶予一年。
そして・・本木雅弘は無罪。
ふたりの判決は、ふたりにとって最良と感じた。もちろん無罪だった弓成こと本木はいうまでもないが、真木は外務省の人間だったわけで、執行猶予がついただけでもよしとしなければならない判決だったと思う。でも、判決が言い渡され、並んだふたりの真木が本木を見た視線は、あきらかに憎しみが込められていた。「!?」本木はその視線に一瞬たじろく・・。本木の無罪が許せないのだ!

ここから、国家権力と戦っていたはずの本木が、真木とのドロドロの戦いを繰り広げていくことになるのだ。本木は一度も法廷で真木を責めたりせず、逆に、真実と正反対のことを言い続ける真木をかばう姿勢は一度も崩さなかったのに(泣)
無理やり強要されたといい続けることでしか、無罪を勝ち取ることは難しい立場だと判断した本木のやさしさが、すべて台無しとされた一瞬だった・・。こんなことなら、ネクタイ攻撃して、とどめ刺しておくべきだったな(苦笑)

これで本木を一身に支えてきた妻・松たか子も報われると思われた無罪判決。でも、週刊誌、テレビに真木は出演し、本木が無理やり自分を抱いて機密を入手したと赤裸々にさらけ出し始めた。夫と本木の妻に、罪の意識を感じながら・・と。どこまで演じれば気がすむのかこの女(怖)
裁判が進む中で、本当に自分は無理やり強要されたのだと思い込んでしまっているのか?・・・

しかも旦那といっしょにテレビ出演とかしてたけど、裏では旦那に離婚届を突きつける真木。もともと旦那に対する嫌悪感が本木という他の男性に走らせたことに繋がったともいえるわけだし。
真木は、嫌いな旦那でさえ自分の売名宣伝に使っていたのだ。嫌われていることも忘れて、いっしょに妻を擁護していた旦那、哀れこの上ない。

これで本木は、権力に勝った英雄から再びスキャンダル男に転落し、支持からアンチへと世間の目は変わっていく。本木の家族や、松、息子達にも世間の目は冷たかった・・。
家族の仲もしだいにおかしくなり、本木は、本当に別れることを松に告げるが・・逆に松は逆切れして、高笑う。「・・あなたが!あなたからそれを言い出すんですか!?わかってますか?あなたのせいでこうなってるんですよ?!」まったくその通りだな(泣)どれだけ松が、子供たちが、耐えてきたと思っているのか?

再び始まってしまった控訴審は、なんとなく本木不利な感じ進んでいく。今度は、強要していない・・という受身でしか戦いに望めないからだ・・。

裁判の間に、北大路欣也元総理はノーベル平和賞を受賞し、そして・・亡くなった。本木は、沖縄返還が未来に残した傷を、元総理の外交戦術を、徹底的に糾弾しようと原稿執筆を影で行っていたのだが・・最大の敵を突然失って、呆然とする本木。

そして・・判決は、
原判決を破棄、執行猶予一年、懲役四ヶ月の有罪・・。
場は騒然となる・・。テレビの前で崩れ落ちる松。ホッとした、だが呆けた表情を見せる真木・・。
どうなっていくのか!?


■有罪判決を突きつけられた弓成こと本木雅弘は、真っ逆さまに転がり落ちていくスピードを、さらに加速させることになる・・。
真木よう子のマスコミを利用した本木追い落とし作戦に、検察が途中から乗っかり、見事、逆転有罪を勝ち取ったのだ。国家権力としては、執行猶予がついていようがなかろうが、弓成を負けた形で終わらせるのが体面を保つことになる。これにて、本木の新聞記者復帰の道は遠のき・・そんな時に父親が他界した。

給料を取材交際費にほぼ使ってしまっていた本木に仕送りをしてくれて、いい記事書けよ!と応援してくれていた父。青果業を営んでいて景気はよかったようだが、最近はスーパー進出の煽りで私財を投げ打ってまで経営を立て直そうとしていた・・。本木は父のすべてだった青果業を立て直す事に尽力することを誓う。が、一方で新聞記事すら書けない自分に苛立つのだ。
で。尽力の甲斐もなく青果業は吸収され、実家も手放すことになり、母親は誰かの家に面倒みてもらうことになってしまった・・。

そんな最中でも、最高裁で再び勝利を本木に取らせるため、弁護団・柳葉敏郎や、大森南朋があいかわらず動いてくれていた。大森などは独自ルートで知られていないはずの真木の所在を訪れて、ネクタイの件で真木を追い落とさなかった本木の情を教え、真実を証言することを頼む。
君は機密文章で本木を繋ぎとめようとしていただけ。強要されたという権力側のシナリオに君が乗せられただけだ。「なにが救いなのか、君も真剣に考えたほうがいい・・。」

そんな真木は、本木家に足を向かわせるが、偶然にも本木の妻・松たか子と遭遇してしまう。
松は、本木の無罪を証明するために証言してくださいと真木に言った。真木も返す。「・・わかってます?私は何もかも失って、さらに証言をくつがえせば、うそつきと日本中から叩かれるんですよ?」だが松は、自分は別れることになってもいいから、彼を新聞記者に戻してやってくださいと懇願するのだ。あの人は新聞記者じゃなければ生きている意味がないんですと。真木の表情がさらに苛立つ。そして一筋の涙・・。「奥さんの話を聞いて心が決まりましたわ。やはり証言はひるがえしません!」帰り道、踏み切りの向こうに本木がいた。本木から見た真木は、切なそうな泣き顔で自分を見ている。早く渡りたい!と心が急くが、電車が行ってしまったあとにはもう、真木の姿は消えていた・・。

そして。柳葉敏郎から本木へ電話があった。<上告棄却>「・・私も無念です・・。」(負けた・・五年もかけて・・)
この国での真実を追うことについての難しさ、権力の体面、メディアの真実追求の意義、本木の記者会見は、堂々と意味のあるものだったが、今まで言い続けていたことについての裁きは、執行猶予付きの<有罪>である・・。

そして。本木は毎朝新聞を退職。裁判沙汰で部数激減の経営再建で、毎朝は500人のリストラ。妻の松には、離婚届を渡す。「・・これがあなたの本心ですか?」「もうこれ以上、犯罪者の妻として縛っておきたくない・・。」

なにがいけなかったのか?真実を暴こうとしたことか?魅力ある外務省の女性と関係をもってしまったことか?妻を悲しませてしまったことか?それとも、全部なのか?
本木は傷心のまま彷徨い続け、沖縄の海へ。そして崖から足を踏み外した・・。
次回最終回。死んだんじゃないのか?(苦笑)


■弓成こと本木雅弘が完全に姿を消してから五年も経っていた。でも、妻・松たか子は離婚届をまだ、提出できないでいる・・。というか、もう提出しなよ(泣)

今回の最終回は、今までの展開とはまったく違ったものといっていいだろう。見方によっては沖縄密約に発した事件の物語だから、その沖縄について論じるということで〆る、ということなのかも知れないが。
やはり・・松たか子と真木よう子の心情を中心に描いて欲しかったというのが本音かな。。本木含めた3人の<恋愛感情>の心の決着をメインにして欲しかった。そういう物語であったわけだからね。まあ本木は自分勝手に記事記事言ってただけだけど。。五年も経ってしまっているという部分では、真木よう子の台詞は的外れではなかったですけどね・・。

(未来を変えると言っていた本木が眩しくて・・。自分が勝手に救いを求めていただけだったのかもしれませんね・・。今は会いたい。)「けどもう、ないものねだりはやめにします・・。」時間が経って、思い出のように気持ちの整理がついていた最終回の真木。でも、熱い感情をこの真木よう子の役柄には欲しかった。踏み切りのシーンの真木の続きと決着をみたかったよ(苦笑)

本木は沖縄の人に命を救われて、五年も世捨て人の生き方をしていたが、やはり沖縄で何が起きたのか調べることになる。新聞記者魂があるからね。
沖縄は戦時に本土上陸を遅らせるための捨石にされたこと。アメリカ兵は日本兵みたいに民を虐殺するという噂で、捕まる前に自決する人達があと絶たなかったこと。戦後、沖縄でアメリカ兵が事件を起こしても、日本側は結局裁くことができないこと。沖縄内でも基地推進派(基地は雇用を生むため)と反対派(尊厳のため)でもめていること。
自分は沖縄の本当を知らないで、密約疑惑と叫んでいたのだ。沖縄の人達は直接血を流していた・・。

<本土でも沖縄の味方になって総理に食ってかかった記者がいた>ということで、沖縄の人達から本木は感謝されていたようだ。。で、ついに沖縄の新聞に、少し記事を載せることになった本木。<本土に伝えたい。今も昔も沖縄は悲劇で溢れている>
ドラマで沖縄の人達が、東京がある大陸を本土と呼ぶのがなんかリアルでしたね。本土と言って信用していないというか恨んでいるというか、そういう感情が伝わってくる。

沖縄県民総決起大会の盛り上げに一役買った?本木。そんな本木に松たか子が会いにきた。沖縄で本木に色々よくしてくれた美波が、気を利かせて松に電話してくれたようだ。美波は本当にいい人だったなあ。。雰囲気が真木よう子に似ているので妹かと思った(笑)

ひさびさに再会したふたり。本木は松に、これからは沖縄の現実を本土に伝える仕事をして、今度こそ沖縄の未来を変えたい。火種になりたいと。そして、三線をかき鳴らして沖縄民謡を松に歌い聞かす。「人の気高さを教えてくれた沖縄の歌だ。」
俺が松だったら、本木の三線奪って放り投げちゃうけどね(苦笑)せっかくわざわざ沖縄まで来てるんだから、沖縄沖縄言ってないでもっと松とのこれからのこと話せよ!本当、一番このドラマで気高いのは松たか子の良妻ぶりだよ(笑)

最後は、密約疑惑があったことを裏付ける証拠がようやくでてきて、本木のやってきたことは報われた?という感じだったわけだが、まあ色々無茶苦茶になってしまったわけだからねえ・・(苦笑)
しかも国はあいかわらずそれを認めてないというオチ。震災後の政府とて、不都合を隠蔽している事実は変わらない・・という含みを帯びて幕を閉じた。なにも解決はしていないのである。

泉谷しげるが何気に名演技してましたね。大森南朋はリアルで最終回顔ナベツネに似てる雰囲気出してなかった?(笑)

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