「外事警察」まとめ

「外事警察」まとめ
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http://www.nhk.or.jp/dodra/gaiji/
第一話感想。NHKもまた・・すごいドラマ作っちゃったな。本当に最近のNHKはすごいドラマ作る。はっきりいって、ここまで後味が悪いドラマはなかなかない。たしかにこの前のリミット2も、後味の悪さでいえばかなりのものだった。だけど、あのドラマは断罪と救済の対立が主軸だったから、その絶妙な脚本がその後味の悪さを感じさせなかった。しかし・・この外事警察はどうか?ここまでエグイ内容は逆に民放ではできないだろう、スポンサーつかないでしょ(笑)でもはっきりいって、すごくよくできてます。おもしろいです。
公安の中でもテロ対策と呼ばれる部署があり、それは警察でも決して表にでることはない特殊班。警察の中でも裏に徹しているため、捜査の邪魔が入れば、仲間の警察だろうと排除する。それくらい強行な班なのだ・・。だが、その理由は、班を指示する住本健治(渡部篤郎)の捜査手段にあるといっていいだろう。
松沢陽菜(尾野真千子)はこの特殊班に突然移動になり、この住友の異常な捜査手段を目の当たりにしていく。<みんなが知らないだけで、この国はすでにテロの標的にされている>だから手段を選んでいる場合ではないということなのだろうが・・。
第一話は民間の男がその技術をテロから目をつけられ接触を図られるが、公安部外事4課はそれを黙認する。いくらでも途中でその民間の男を止めることはできた。だが、テロの尻尾を掴むため、あえて犯罪の肩を担がせることにする。しかも、それをネタに捕まえた外交官の男を、住友はそそのかしてスパイとして今後使うようだ。極めつけが、民間の男がその外交官の男と取引するように、<住本自身>が裏で手を引いて仕向けていたこと。見殺しどころか誘導していたことになる・・。
この公安外事4課の監視の仕方がまたすごい。徹底的すぎてプライバシーなどないに等しい。ここまでやるのかと見ていて怖くなるほどだ。ストーリーはまだテロの尻尾さえつかめていない状態だが、これからどんどん盛り上がっていきそうだ。住本の暴走が一番のみどころだと思うけど。。この渡部篤郎の狂いっぷりはケイゾクの真山を思い出させますね。


第2回感想。前回、捕まえた外交官・ラモンバルガス。この男を自分のスパイにしようと説得脅しをかける公安外事4課主任・住本健治。そして、ラモンの協力をこぎつけた住本だったが、すぐにラモンは殺害されてしまった。唯一の手がかりをこうも簡単になくしてしまうことに歯ぎしりするも、逆にテロが本物であると確信する。CIAが示唆するフィッシュの存在はやはり本物のようだ。
ラモン経由の裏金が、一見ただの雑貨屋だが実は地下銀行になっている場所にたどり着く。そして外国人バーの存在も。そこの店主・ジュリオを監視する外事4課。このジュリオが好意をよせている理容師・下村愛子もマークすることになるのだが・・。その愛子は昔、松沢陽菜(尾野真千子)が交通課にいた時に面倒みた人間だった。
地下銀行の探りは、住本の玉(協力者)であるニケに当たらせる。ニケは住本に色々世話をしてもらい、信頼をよせているが、住本の手駒として動くことになるのだ。だが、ふたりの間には説明のしようがない信頼関係があるという・・。
愛子が昔、交通事故を起こした時に面倒を見たことがある陽菜。そう、実は外国人バーの所在をつきとめるために、愛子の存在は欠かせない要素になる。陽菜は愛子を玉にするためのきっかけになるために外事4課に呼ばれたのだ・・。外国人バーはすでにマークの対象で、その足がかりを掴むために陽菜は呼ばれた、愛子を協力者にするために。すべては住本の計算だったのだ・・。
偶然を装い愛子に近づく陽菜。良心の呵責に苦しむが、だんだんそれもなくなっていくのか?いつしか仲がよくなっていくふたり。そして!住本と供に、愛子に本当のことを告げた。
自分をスパイにするために近づいてきたことに憤る愛子。とても協力者になってもらえそうもない。だが、ここで住本は愛子の心を抉る。昔、交通事故を起こした原因は旦那の運転ミスではなく、旦那が愛子の電話を出ようとしたために起きたのでは?と。その電話の相手は愛子の火遊びの相手。旦那はそのせいで今も植物状態・・。住本はあえて愛子の闇の部分を抉り出して、協力者にしたてようとするのだ。陽菜はそんな住本にますます反発していく・・。
いや・・暗い。本当に暗いドラマだね。。テロを摘発するために自分達もある意味一線越えちゃってるからね・・。仲間の警察からも住本は目をつけられ始めているし。どうなっていくんでしょう??


第3回感想。徹底的に監視、マークして、やはりフィッシュから連絡を受けているらしいジュリオ。ジュリオの懐に忍び込めるのは、ジュリオが好意をよせている下村愛子(石田ゆり子)しかいない。外事4課主任・住本健治(渡部篤郎)は愛子を玉として潜入させることを決意する。ジュリオの携帯のデータが欲しい、フィッシュへの糸口が欲しいのだ。松沢陽菜(尾野真千子)は、それは難しいのでは?と不安をみせるが、「難しいことをさせるために獲得したんだろ?」住本は愛子に、金や植物状態の夫のための施設などを手配させ、飴をちらつかせることを実行に移す。愛子は潜入する覚悟と意思を固めた。
ジュリオの店の外国人バーに客として向かう愛子。ことの次第はすべて、愛子の行動を見守る外事4課・住本達のレシーバーに音として入ってくる。愛子は隙をついてうまくジュリオの携帯のメモリーをコピーするが・・そのデータからは何もでてこなかった。ジュリオはフィッシュからの連絡は別のシムカードを使っていたのだ。同じ端末で中のメモリだけを換えて使用していたことになる・・。通信されているのは電波状況で、ある部屋だということはわかっている。多分、その部屋に専用のカードもあるのだろう。愛子の潜入自体はうまくいっていたものの、肝心のフィッシュへの手がかりはつかめなかったのだ・・。
住本の玉であるニケが何者かに襲われた。フィッシュの報復・・。住本は家族を実家に移す。ニケの携帯やニケの自白で、住本の情報が漏れる可能性があるからだ。陽菜は再びジュリオの元に愛子を潜入させようとする住本に反発。これ以上は危険です、ニケと同じ目にあう!と住本に訴える。が!住本は、ここで撤退すれば愛子に渡した金、旦那に施した治療、病院すべてを取り上げるだけだ。と告げた。「人間のやることじゃない!」陽菜は叫ぶしかなかった・・。
再び潜入する愛子。酒に薬を混ぜてジュリオを酔わせる。だが、そのジュリオに押し倒されてしまうのだ。その様子に、たまらずレシーバーをはずしてしまう陽菜、頭を抱え目をつぶる・・。
そして。愛子は隙をみて部屋に潜入、物は手に入れたようだが・・。後日。夫の体を拭きながら愛子はつぶやく。「心配しなくていいのよ。私があの人達を利用しているの・・。」
どんどん暗くなってくるな、このドラマ。住本がニケに見せる心配そうな表情とかは情を感じるんだけど、やっぱりどこか壊れてる人間なんだよな。その壊れ具合が最後、どこに行き着くのかが気になるところです。フィッシュの手がかりは今回の潜入でつかめたようだけど、テロとの対決よりも住本の終着点のほうが俄然気になってしまう。


第4回感想。ジュリオが掛けていた発信記録の割り出しで、フィッシュの居場所の特定がおおよそ絞れる。どこかの工場に潜伏している可能性が高い。公安外事4課はフィッシュ捜索に全力を傾けた。フィッシュはそこで、テロに使う爆弾を大量に作っている可能性大・・。下村愛子(石田ゆり子)の潜入捜査は成功したのだ。
松沢陽菜(尾野真千子)は住本健治(渡部篤郎)のやり方に激怒し、外事4課を離れる。そんな中でもちゃくちゃくとフィッシュの洗い出しは続けられ、ついにその工場を突き止めるが、トラック数台で逃走された。跡地には血文字で<827>と印てあった。そして・・後日別の場所からニケの遺体が発見される。落胆し、思わず膝を落とす住本・・。血文字はDNA鑑定でニケのものと判明した。(この国にまともなテロを取り締まる法律があれば、こんな協力者を危険な目に合わせて情報をとる必要もない・・)住本は怒りを見せる。「・・テロのひとつくらい起きたほうがいいんです!」思わず上司に言ってしまう住本・・。
愛子が今だジュリオと接触していることを知った住本は不審がり、愛子と会う。愛子は、あれ以来会わなければ、逆にジュリオに怪しまれると言って笑う。住本は、あなたのおかげで捜査は進展していると頭を下げ、二度とジュリオに関わらないようにと念を押す。必要以上に首を突っ込まれたら守りきれない。ニケも単独で動いていて、テロに捕まってしまったのだから・・。
だが。愛子は潜入をやめない。新たな情報を仕入れてくる愛子。スパイのスリルに愛子も溺れてしまったのか・・?ジュリオは自分に惚れているのだからと笑い、陽菜に情報を渡す。住本に渡してと頼まれるが、陽菜は単独で別ルートに情報を渡した。<ゼロ>公安を監視している影の部署だ・・。陽菜は愛子を住本にもう使われたくないと思い、このことを内密に進めてしまったのだ・・。
827はテロ決行日だと目星をつけ、愛子の新たな情報でフィッシュの潜伏場所を突き止める。だが・・それは偽情報だった。827の7、ニケならもっと違う字体を使う。愛子はジュリオからとっくにスパイだとばれていて、わざと偽を掴まされ誘導されていたのだ・・!住本は、陽菜と愛子に詰め寄るのだった・・。


第5回感想。フィッシュの居場所が割れた。だが、住本健治(渡部篤郎)はその場所は偽だと感じていた。陽動だという疑いは消えないが、すでに警察組織は別系統で動いていた。住本達外事4課主導ではなく、ゼロと松沢陽菜(尾野真千子)が下村愛子(石田ゆり子)を使った内偵で手にいれた情報・・。住本は組織に待ったをかけるが、SATさえも動かしてしまった警察は、一日しか猶予をくれなかった・・。
ましてや爆弾を運び込んだ形跡もあり、逃走したトラックも見つかっていた。疑う余地はないが、陽動じゃないという確証はたしかにない。一日で陽動だという証拠をみつけるしかない外事4課。警察上層部はSATを出動させてしまった以上、もう下手なことでは撤収もできない。面子が潰れるからだ。この面子がなければ物事の発展はないが、逆に、この面子のせいで物事の判断を誤ることがある。むしろその組織がでかいほど、その誤りを修正することは難しい・・。
陽菜は、もう一度ジュリオと接触するよう愛子に頼むが、愛子はすでに心が折れていた。すでにジュリオに感づかれている可能性、次は殺害されることだって十分考えられる。住本に自分が必要だと認めて欲しかったのか・・それともスパイのスリルにはまったのか?愛子は率先して内偵を行う行動を示していたが・・ついにその潜入行動を止めてしまった。陽菜の頼みでは、愛子は動かない・・。
住本が直接愛子に頼みにきた。殺される可能性は十分ある・・。「それでもやってもらえますか・・?」「・・ずっと底なしの泥沼にいた。あなたは突然現れて、私をそこから無理やり引っ張りあげて救ってくれたの・・。騙されたからやってるんじゃない、救ってくれたからやっているのよ。・・あなたが望むならやるわ。」愛子は、自分のせいで旦那を植物状態にしてしまったと、日々介護をしながらも自分を責め続け迷走する毎日を送っていたのだ。そこへ、住本が現れた。<内偵してくれ>と。陽菜は自分の協力者であるはずの愛子が、住本に信頼をよせているのを目の当たりにする。ニケも今の愛子と同じように、住本に信頼をよせていたんだと・・。愛子が内偵に積極的だったのは、住本に反発する気持ちがありつつも、その実は自分の存在を認めてほしかったのかもしれない・・。
ジュリオに再び接触する愛子。やはり銃を突きつけられる・・。だが、ジュリオの手は震えていた。やはり愛子に好意をよせていたのは本当だったのだろう。愛子は銃口を向けられながらもジュリオにわびるのだ。(騙していてごめんなさい・・)「・・彼らを殺していけない!!」ジュリオは銃口を下ろし叫んでいた。
だが!SAT突入には間に合わない。そして・・スペード社・アメリカ民間警備会社の影の介入。スペード社は密かに、日本の中枢に自分達のシステムを売り込んでいた。それを突き止める外事4課。思わず皮肉な笑いをこらえきれない住本。「ふはは・・。はあ~あ。」ただの警備会社ではなかった・・社長は元CIA、その組織は下手な軍隊より上のようだ・・。すべては<金儲けのために仕組まれた偽装テロ!?>
なんか・・とんでもない方向に向かってきました。もしテロ自体が捏造で、真の目的が会社のシステムを日本に売るために仕組まれていたことだとしたら。これはもう笑うしかないですね、まんまとやられたことになる。そんな理由で犠牲者をだしてしまったとしたら・・住本はくやしさのあまり何をしでかすかわかりませんね・・。


最終回感想。SAT突入はやはり罠、そして爆弾も行方不明。マスコミはテロの脅威をメディアで伝え始めた・・。そして最後の手を打つ外事4課。
う~ん、すごいラストでしたね・・。でも、本当にそんなのあり!?って脱力感がありましたね。やはり、テロはスペード社の差し金で起こされた偽装テロ。ようするに金儲けのために行われたお芝居に近いものだった・・。自分達の警備システムを買わせるためのね。フィッシュなんてテロリストは始めから存在しなかったということになる・・。
ジュリオを確保し情報を手に入れたが、スペード社が仕組んでいるところまでは届かない。だが、テロを起こそうとしている人物・クレメンテには近づいていた。<金儲けのためだからこそ、いざとなればテロを起こす!>すでに公安の中でも住本班だけが、住本健治(渡部篤郎)の支持の元に動いている。秘密裏に動かなければならない理由、それは・・公安の中にもスペード社への依存を考えている人物がいると睨んでいたからだった。警察庁警備局長!!そして・・内閣官房長官も防衛費削減のためにスペード社への依存を考えている。これにはゼロでさえ、驚愕した。<日本の秘匿漏洩に繋がる・・>と。だが、警備局長も官房長官も、うまい汁だけすすればいいと笑う。テロを起こそうとしていた張本人・クレメンテを住本達が追い詰めていることを知ってか、芝居はやめろ!とスペード社を脅す局長。依存する代わりに、重要機密は警備させない・最新技術の提供・雇用の確保などの条件を出す。その頃、住本達はクレメンテを追い詰めていた。
が!官房長官は日本は平和国家でなければいけないとテロの事実をなかったことにする決断を下す。目の前にテロを引き起こそうとしている人間がいるのに、それを確保してもスペード社には触れずCIAに引き渡すという・・。<フィッシュなど始めからいなかった!テロなどなかった!>それを電話越しに聞いても銃を下ろさない住本。クレメンテもスペード社から連絡があったのか携帯を手にゲームオーバーと笑っていた。「おまえはフィッシュだ・・。テロリストを撃ち殺す!」住本はにじり寄る。「この世に真実なんてひとつもない。それでも人は何かを信じようとする。信じることでしか救われないからだ・・。」何もかも始めからはめられていたとわかった住本。しかし!彼はクレメンテをフィッシュと思い込もうとして、すべてを納得しようとしていたのか・・?そして大爆発・・すべての事実は吹き飛んでしまった。
(追い詰められたフィッシュが自爆した)日本警察はテロを追い詰め、それを阻止したと発表した。フィッシュはいなかったはずだが、マスコミはクレメンテをフィッシュとして報道。いないものが実在することになり、スペード社も思惑どうりに日本中枢に食い込むことは完全にできなくなった。だが、松沢陽菜(尾野真千子)は見ていたのだ・・。クレメンテが持っていた手榴弾を爆発させたのは住本自身だったのだと・・。
下村愛子(石田ゆり子)の旦那が最後奇跡的に意識を回復させる描写が描かれた。信じ続けることで、ひとつの幸福の形が描かれたことが唯一の救いだったのだろうか?住本は警察を辞めたが、実は組織の裏の裏に所属し、さらなるテロ対策に尾行をしている最中、何者かに刺され、苦悶に笑みを浮かべ崩れ落ちる。そして。陽菜も・・いつしかその目は最初の頃と違い、荒んだ、猜疑心に満ちた目に変わり果てていたのだった・・。

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