「トライアングル」まとめ前編

「トライアングル」まとめ前編
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#1
~葛城佐智絵が死んだ・・まだ10歳の少女。河川敷の草むらに倒れていたところを発見されたのだ。しかし、この少女を殺害した犯人は見つからず、事件は時効を向かえる。そして25年の歳月が流れた・・~

パリ。洒落た街をふたりの男女が歩いていた。その女の名はサチ。歳は30すぎだがまだ少女らしい面影を残す美人。彼女はパリで個展をひらくためにここにきていた画家なのだ。どうやら、いっしょについてくるこの男のことを煙たがっているようだ。彼女はひとりでパリ散策をしたかったのだ。しかし、ツアーガイドの男がついてくる。ツアーガイドも、見て回る場所も、送ってきた服も荷物も、何もかも母親が決めたのだ。今は自分の時間を、自分だけの時間を過ごしたいのに!だが、その男はサチの気持ちにスッと入り込むように打ち解けていく。ただ、サチが行きたい場所を案内するツアーガイドとして接しているが、サチはいつの間にかその男に気を許していたようだ。長身の引き締まった顔。だが、この男は本物のツアーガイドに頼みこんで自分がその役を買ってでてサチに近づいた。何かあるのだ・・。
「私、こんな風に一度でいいから自分の時間を自由に過ごしたかったの。自分の人生を生きてみたかった。」モンマルトルの丘の、街を一望できる場所で、遠くを見ながら言うサチ。「あなたでよかった。本当にすごく楽しかった。」「・・また会えるよ。俺達はいつか再会する。」「どういうこと?」「モンマルトルの夕日をいっしょに見たふたりはもう一度必ず再会するという言い伝えが。」そのキザな言葉に思わず笑ってしまうサチ。しかしその顔は幸せそうな笑顔だった。

東京の大田西警察署。その刑事課にひとりの男が配属されてきた。国際刑事警察機構インターポールから日本に研修に来たという郷田亮二。亮二はサチをパリで案内した男だった!
なんでここに?と不信がる、まだ若さが顔に残る刑事・黒木瞬の疑問に、警部補の丸山慶太が皮肉を込めて言う。どこも引き受けたくなかったからだろ?と。丸山は亮二の事を現場を知らない使えない奴と決め込んでいるようだ。瞬も?顔だが、そんな瞬の携帯に不審な電話がかかってくる。「あの事件はまだ終わっていない。」声もカモフラージュされ非通知。そして、署にある事件ナンバーらしき数字を言ってきて電話は切れた。
瞬が事件の資料室に足を運ぶと、なにやら気配がする。亮二が資料をあさっているのだ。「何やってるんですか?」その声に慌てて手を止める亮二。「丸山さんに片付けるよう頼まれたんだ。」「いやいやいや、持ち帰ろうとしたように見えましたが?」「君のそら耳だろ?」「は?」亮二は部屋を出て行く。瞬がさっきの事件ナンバーを探すと亮二がいじくっていたダンボールにその資料があった。<葛城佐智絵ちゃん殺害事件捜査資料>!?そして、その事件を捜査していたのが自分の父親・信造だったと知る瞬。信造はノンキャリアで出世したエリート。瞬は父親にすぐ携帯で連絡を取るが、その電話のことも相手にするな。と言われ通話を切られる。丸山からも、とんとん拍子に出世した父親をもつ瞬に身内から嫌がらせを受けているんだろう?と言われた。瞬はただのイタズラや嫌がらせには思えず渋い顔をするしかない・・。父親・信造の唯一の汚点。この葛城佐智絵ちゃん殺害事件は未解決なのだ・・。「どっちにしろ時効が成立した事件ですよね?罪は消えてしまった。」亮二のその言葉に、瞬は納得がいかない。
どうにも引っかかる瞬は亮二のことを調べたり、信造にもう一度事件のことを尋ねたりしてみる。だが、父親は嫌がらせだと一点張り。しかし!亮二についてはいくつか不審な点が見つかった。25年前に葛城佐智絵殺害事件の担当だったこの署に配属願いを自ら出していたこと。葛城佐智絵と同級生だったこと。そして亮二の妹に話を聞きに行く。「まだ調べてるんですか?兄は?」可愛らしい亮二の妹・唯衣の言葉で、瞬は亮二がずっと前からこの事件に関心があったことを知るのだ。
亮二は同級生・富岡康志と会っていた。富岡は25年前の事件についておもしろいネタを掴んでいた。それを週刊誌で載せるつもりだということを妹から聞いていた亮二は、富岡に会いにきたのだ。富岡は出版社でファッション誌をやっているおしゃれな色男だが、事件と畑違いの雑誌なのか、現在その記事は堀米に預けてあると言う。堀米はポポスという何でも屋を営んでいた。亮二は堀米に会いにいくが記事は見せてもらえない。渋い顔をする亮二。堀米は富岡に頼まれて、記事を載せてくれそうな出版社を探していたのだ。だが、堀米は襲われ、その原稿と現金200万が忽然と消えた・・。
堀米の事件に当たる丸山と亮二。だが、亮二は丸山に堀米と知り合いだということを隠していた。結局ばれてしまうのだが、「聞かれなかったもので。」そんな態度の亮二にますます不信感をつのらせる瞬。
瞬は堀米に事情を聞きに行く。亮二と堀米は同級生だった。しかも25年前の事件の第一発見者だったという堀米。その時のこともくわしく聞く瞬。事件のあった日から亮二が学校を一週間ほど休んでいたこと。そして消えた原稿のことも・・。
署に戻ってきた瞬は、まだひとり残っていた亮二を見つける。「同級生だったんですね?殺された葛城佐智絵さんと。」「ああ。」「あなた医大でて医者をやっていたんだそうですね、けどなぜか突然辞表を出し医者を辞めた。時効が成立したその日に。」妹の唯衣が事件のことを調べていると言っていた。「調べているんじゃない、知られたくないだけじゃないですか?堀米さんを襲って、同級生が書いた原稿を奪ったのは、知られたくない何かがそこに書かれていたからじゃないですか?つまり、こういうことじゃないかな?葛城佐智絵を殺害したのは当時彼女の隣に座っていた郷田亮二。あなたじゃないんですか?」・・その言葉を聞き、冷たい視線を返す亮二。「・・誰が少女を殺したか・・わかったからってなんだ?時効は成立している。今更どうするっていうんだ?罪は消えたんだ。」「消えません!人を殺した罪は消えない、消すことなんてできない!俺が罪を償わせてみせます。」瞬は時効が成立しても民事裁判に持ち込めば罪を裁けると遺族の元に向かう。
あくる日。亮二は同級生の同窓会に顔を出していた。富岡は来ていたが、堀米は怪我のため来ていない。そこへ、秋元了がやってきた。亮二に親しげに話しかける秋元。どうやらエリートサラリーマンらしい。忙しいらしく秋元は先に帰らなければならないと言っている。富岡は煙草をくわえ輪の中に混じっていた。亮二も富岡も秋元も、なかなか見栄えがする連中だ。亮二は25年前の事件に深く執着し、富岡もその事件のなんらかのネタをつかんでいるが、亮二にはそれをくわしく話さない・・。そして、先に帰る秋元の視線もなぜか冷たく光る。その視線の先には亮二がいた・・。一体何があるというのだろう・・。
秋元と入れ違いにひとりの女が入ってきた。その女に声をかける亮二。「ひさしぶり。」驚いて目を見開く女は、サチだった!「知ってたのね。」その言葉に笑う亮二。誰なの?と会場がどよめく中、亮二は言う。「彼女は葛城佐智絵。生きてたんだよね。あの日殺された葛城佐智絵は生きている。」亮二は不敵に言い放った。「・・そう殺されてなんかいない。私は生きている。私は、葛城佐智絵です。」サチも亮二を見据えて言った。みつめあうふたり。驚く富岡。そして、亮二は笑った。その頃、葛城佐智絵の母親に会っていた瞬も驚きを隠せない。同窓会に出かけているという娘。そう、葛城佐智絵は生きていた!?

#2
「25年前、俺らのクラスにいたあの葛城佐智絵。あの日殺された葛城佐智絵は、生きてる。」亮二はサチに向かい不敵に笑う。それは同窓会に集まった同級生に言って聞かせるような台詞だった。一瞬とまどいながらも、亮二を見据えるようにサチも言い返した。「そう・・私は葛城佐智絵です。」
画家であるサチの個展に顔を出す亮二。(前回分、パリで個展をひらくと書いてしまったが、パリ散策はあくまでプライベートでした)郊外のどこかで、なかなかいい会場。飾ってある絵も洒落た感じだ。巨大な絵の前に来て眺める亮二。その背中を険しい目で見つめるサチは亮二の隣に並び口を開いた。「パリの絵よ。モンマルトルの丘。あなたといっしょに見た夕日。」サチはパリで出会った亮二にどこか惹かれている自分がいた。それなのに、亮二は自分を探るように近づいてきていたのだ・・。一瞬せつなそうな表情をして、「最初から知ってたの?私のこと?パリで会った時から?ツアーガイドになりすまして私に近づいた。」「ああそうだ。」「同窓会があることを母に電話で知らせたのもあなた?」「そう。ぜひ顔を出すようにと勧めておいた。」「なんのために?」「葛城佐智絵になりすましてる君が、どんな面でみんなの前に現れるのか見てみたかったんだ。まさか本当に葛城佐智絵を名乗るなんてなあ。」・・「私は・・葛城佐智絵よ。」「君はサチだ。佐智絵じゃない。」どうやって養女として取り入ったのか?その後父親とは別居状態だから父親とはうまくいかなかった?など、亮二はサチに失礼とも言える言葉を投げかける。「私のこと調べてどうするつもり?」「君が何を考えているのか知りたくてね。」「あなたこそ・・何考えてるの?」そこへ黒木瞬が現れた。どうやらふたりの会話をしばらく聞いていたようだ。瞬はサチに事情を聞くべく訪れたのだ。その隙に亮二は立ち去る。
「娘が生きていると言ったのは、お母さんがそう思い込んでいるだけなんですね?」「どうして母に会ったんですか!?」「25年前の事件のことで。あの事件はまだ終わっていないという妙な電話がかかってきたり、同級生が襲われたり、おかしなことが起きてるんです。あいつが現れてから。」瞬はサチに、以前から郷田亮二があなたのことを調べていると教えた。25年前の事件を追い続けている・・。「おかしいと思いませんか?」瞬の言葉に、何かを想うサチ。夜、サチは署に足を向けた。亮二が持ってきた個展のお祝いの花を返すために。「犯罪者から貰ったものを飾っておけないから。」サチは亮二に花を返しながら言う。瞬に話を聞き、堀米という同級生を襲ったのは亮二だと思っているようだ。そして瞬から色々疑いの目を向けられている亮二だということも。「ああ。俺が葛城佐智絵を殺した。」「あなたが殺したの?」「そうだとしたら?」「・・私が何を考えているか知りたいんでしょ?ありがとう。葛城佐智絵さんを殺してくれてありがとう。」踵を返したサチの背中を見つめる亮二は、真剣な表情だった・・。
後日。丸山におっとりと取調室に連れてかれる亮二。亮二が堀米を襲ったのではないか?丸山もそう思っていたのだ。堀米宅からなくなったのは原稿と200万。タクシーの運転手が第一発見者で、堀米は事務所で倒れていた。だが、運転手はガラスが割れた音を聞いて駆けつけたのにも関わらず、犯人らしき人間とはひとりも出くわしていない。しかも原稿のことで亮二と堀米は会っていて、「つまり別れた直後に襲われた。」楽しそうに亮二に笑いかける丸山。亮二もすっとぼけた目で笑い返す。運転手が堀米を発見したとき意識はあったらしい。ではなぜ!?犯人の顔を覚えていないのか?<それは犯人をかばっている、もしくは仕返しが怖い>「顔見知りの犯行かもな。」丸山は楽しそうだ。亮二もあいかわらず目が笑っているが無言。
瞬は亮二の妹・唯衣に再び会いにいっていた。両親が死んでから親代わりとしてずっとがんばってくれたと亮二のことを話す唯衣。「どうしてですか?どうして兄のこと色々聞くんですか?調べているのは葛城佐智絵さんが殺された事件ですよね?」「ああ・・いや。話がしたいなって思ってさ。また会いたかった。」「何言ってるんですか!?からかわないでください!」唯衣は去ってしまった。何口走ってるんだこの刑事は・・。だが、場所は墓参り。瞬はこの兄妹に、両親の他に兄が亡くなっていたことに気づく。郷田雄一・・。
唯衣は家に戻ってきて亮二に瞬のことを話した。「今度誘われたら話すことは何もないって断れよ。」そう言い引越しのかたづけものをしている亮二。その世話を焼く唯衣。お兄ちゃんはなんでもとっておきすぎ!だが、偶然手紙をみつけて、「これは・・捨てられないよね・・。」<大人になったあなたへ>小学校で書いた20歳になったら届く自分宛の手紙。それを書いた直後にあの事件は起きた・・。葛城佐智絵の手紙は、20歳になるはずだった本人に届くことはない。葛城佐智絵は殺されるその直前、何を想い、何を書いていたのだろうか?・・
その頃。サチの母親・清子の元に電話がかかる。大人になったあなたへという手紙が家にないか?「佐智絵が書いた手紙・・。」帰ってきたサチが目にしたものは、清子が家中を引っかき回して何かを探している姿だった。だいぶ錯乱している、葛城佐智絵が死んだことを普段は忘れている清子。だが、何かの拍子に思い出してしまうのだ。そして錯乱する・・。手紙のことで情緒不安定になってしまった母親を心配するサチは、((だれが手紙の電話を?))ふと、亮二の顔が浮かんでしまう。
瞬は再び父親・信造に聞いていた。そして養女にした子を娘だと思い込んでいる清子のことも。「長い歳月が母親の心を狂わせたか・・。」亮二のことは捜査で調べなかったんですか?という息子の問いに、「凶器は見つかっていないが・・襲われたのは背後からの一撃。あの犯罪は10歳の少年には無理だ。」
亮二は堀米の前に姿を現す。亮二はおおよそわかっていたのだ、堀米の企みを。狂言強盗。堀米は多額の借金があった。何でも屋ポポスの社長とはいえ雇われ。会社の金を自由に使うことはできない。ので、襲われたように演じて200万を返済にあてていたのだ。始めから自分が会いにきたことを利用して事を企てたと推測する亮二に、素直に観念する堀米。「・・最初から何もなかったんだ。金も、原稿も。」「原稿も!?」・・ということは、原稿を堀米に預けたと言っていた富岡に会う必要がある!
「おまえ本当に原稿渡したのかよ?狂言強盗の話も、おまえが持ちかけたんじゃないの?」亮二と富岡は喧騒的なバーで飲んでいた。「会社の金使い込んだ堀米に金は盗まれたことにしろと・・」皮肉めいた笑顔でしゃべる亮二に、「俺になんの得がある?」と富岡。煙草に火をつける。原稿が実際本になったときの話題性を高める、盗まれた原稿に何が書かれていたのか?どんな内容だったのか?と。亮二の推測に、「なるほど。」「おまえならそういう考えを思いつく。」「ひでえな、なんだと思ってるんだ?」端正な顔を歪めて笑う富岡に、「あの頃から堀米はおまえの使いっぱだったろ?」「俺は関係ないよ、俺は関係ない。」「・・そうか。」
署。瞬が亮二にある名刺を渡した。<志摩野鷹也>と書かれていた。葛城佐智絵の身辺を嗅ぎ回らないで欲しいと使いのものが訪ねてきたというのだ。「なにやつじゃ?」「こっちが聞きたいですよ。行くならいっしょに行きます!」瞬は葛城佐智絵殺しの犯人が亮二じゃないということを、信造の言葉やいままでのことで誤解だったと解釈したようだ。だが、何かにかかわってるのだろうとは思っている。しかし、<唯衣ちゃんの兄貴>だ。妹のことを気安くちゃんづけする瞬にイラッときている亮二だが、ともかくふたりは志摩野に会いにいく。雄一という事故で死んだ兄のことを尋ねてきた瞬に、兄が医大生だったことを話す亮二。そして志摩野のオフィスは騒然と巨大で高層ビルがガラス越しに一望できるほどの豪華さだった!サチのモンマルトルの丘の絵が飾ってある。300万の買値で自ら買ったのだった。
「古い付き合いですから。」「画家としての活動は先日の個展が初めてでした。古いお付き合いっていうのはどういうことかな?」亮二の質問に逆に聞き返してくる志摩野。「あなたは彼女の何を知っていますか?」志摩野は長身細身の年齢より若くみえる端正な男。しかし、目がするどく亮二を見据えている。志摩野は、サチが施設で育ち親に捨てられた子だったと話す。施設育ちのサチの友人に接触し、すでに情報を入手していたようだ。そこで、今の母親・清子と出会い引き取られた。「葛城佐智絵の身代わりとして必死に生きてきた彼女の幸せを壊すようなことはやめてください。彼女にとってそれは、ようやく手に入れた幸せなんです。お願いします。」画家としてのサチの才能を買っている、清子のことも心配しているような志摩野だったが・・。
「どう思いました?志摩野っていう奴の話。」瞬の言葉に、自分は兄の身代わりで医者になった・・「そんな人生幸せといえるか?」亮二は納得なんてしていなかったのだ。
その頃。サチは清子が探していたであろう手紙を偶然見つける。そして・・電話が鳴った。男の声で、「手紙は見つかりました?」サチは出かける。その手紙を持って・・。
偶然街でサチを見つけた亮二は思わずサチを追う。誰かと待ち合わせしてるのか?・・手紙を持っている?サチに近づく亮二。!?だが、向かいからひとりの男が近づいてきた。なにやら様子がおかしい。それは刑事としての感だったのだろうか?その男はナイフを持っていた!サチに接触する瞬間!!亮二は背中でサチをかばっていた。・・ナイフは亮二の背中に突き刺さり、サチに笑顔を見せ、亮二は倒れてしまう!

#3
亮二は病院のベットで目を覚ました。唯衣が覗き込んでいる。そして、瞬が現状を亮二に報告した。亮二を刺した男は現在逃走中、サチもその男に見覚えがないと証言していたようだ。もちろん、亮二にも見覚えがない・・。一体なぜ?!その男はサチにナイフを向けたのだろうか?
「どうして見知らぬ男が襲ってきたかなあ?あなた本当に現場付近を散歩してただけ?」丸山は署でサチに質問してる。「ええ。」「あてもなくブラブラ?」「はい。」「そう・・?」丸山は何かに引っかかりを覚えるが、とりあえずうなずくしかない。その頃、亮二は病院のベットで寝そべりながらあることを思い出していた。<サチは手に手紙を持っていた・・>
署にサチを迎えに来ていた真知子。真知子はサチと孤児院時代からの親友なのだ。実は志摩野は真知子に近づき、サチについての事情を下調べしていた。サチの画家としての才能を買ってるという志摩野は、今回のことも心配し真知子を迎えにいかせたのだ。志摩野はサチから事情を聞き顔をしかめる。「殺された葛城佐智絵に関することはもうすべて消し去ったほうがいい。」手紙を渡そうと呼び出されたことを聞いた志摩野は、サチからその手紙を取りライターで火を点ける。「最初から手紙はなかった、君は何も知らない。今を生きるのに過去は必要ないだろう?」灰皿の上で手紙が燃えている・・。サチはその火をせつなげに見つめていた・・。
丸山達の調べで、サチが携帯で話しながら現場に急いでいたことがわかった。ブラブラ散歩していたとは到底思えない。そして、その相手の男の素性が割れる。小巻という前科ものだった。丸山と瞬は病院に向かい亮二に会いに行く。元気、だいぶ亮二は回復しているようだ。「小巻とおまえの関係を調べたが、何もでなかった。」丸山の言葉に、「見知らぬ男だって言いましたよ?」「悪いがおまえを信用してない。」思わず苦笑いの亮二。堀米の一件もあとの捜査で狂言だとわかったが、亮二は知っていてそのことを丸山達に報告しなかった。信用できないのも無理はない。「サチさんとの関係も調べましたが、今のところなんの接点もありません。」瞬の言葉に、「彼女も信用されてないんだあ~。」ととぼける亮二。「当たり前だ。通り魔に会ったような言い方をしやがる。実のところ小巻に電話で呼び出された。どうして呼び出された?」「それは・・小巻をさっさと捕まえればわかることでは?」亮二の冗談めいた台詞に顔をしかめ、丸山と瞬は背を向ける。「おお!黒スケ。志摩野って奴との関係もな?」「もう調べました。小巻との繋がりはありません。」瞬は振り返り淡々と言う。「黒スケって何?いつのまにそんな仲良しに?」「仲良しじゃありませんよ。」
亮二はサチと連絡をとることにした。手紙のこと、聞いておかなければならない。自宅に連絡すると母親・清子の心が動揺するからやめて欲しいと携帯にかけ直させるサチ。そうやって、葛城佐智絵を演じてずっと生きてきたのだ・・。「傷は大丈夫ですか?助けていただいたのにお礼言ってなかったから。」「今幸せ?誰かの身代わりとして生きる人生は幸せか?」亮二は唐突にそう言い、そして小学生の頃学校で書かされた手紙のことを話しだす。<大人になったあなたへ>それは20才になったら自宅へ届く自分宛の手紙。「となりに座っていた少女がいつになく真剣に取り組んでいた。今でもその横顔を覚えている。けど大人になった少女が、自分で書いた手紙を読むことはなかった・・。少女はその日、殺された。君の知らない過去だ。どんなに必死に守ろうと、君の知らない過去が君の今を苦しめる。葛城佐智絵として生きていくかぎりこの先もずっと。」・・サチは険しい表情。「・・私は知ってます。あの時どんな想いで手紙を書いたか!私だけが。」「私だけ?」「手紙は・・燃やしました。もう誰も、あの手紙の内容を知ることはできない。私だけが知っている葛城佐智絵の過去です。」その言葉にニヤリとする亮二。「君は葛城佐智絵じゃない。自分の人生を生きろよ。」それを聞き思わず携帯を切るサチ。だが、窓の外を見つめるサチの目は悲しそうだった・・。
丸山と瞬は小巻について街で聞き込みを繰り返していた。だが、なかなか有力な情報はない。途中公園で昼飯を食べることにした。「あのサチっていう女はもちろんのこと郷田も全部を話してないな。」今回だけじゃないと瞬。「人を信用してないんですよ。自分以外の人間は信んじられない。あのひとは、そういう風に生きてきた気がします。」
退院した亮二はさっそくサチの尾行を開始した。サチは図書館に足を向ける。そこでサチは25年前の葛城佐智絵殺人事件の記事を調べ、そして読んでいた。真剣に・・。そこへ瞬も亮二の隣に現れる。どうやら唯衣が兄・亮二を心配して瞬に電話したようだ。そしたら案の定、亮二はサチを尾行していたわけ。。ふたりは亮二と唯衣の住むマンションへ行くことになった。
どうしてサチは過去の事件を調べていたのか?いままでずっとみないようにしていた葛城佐智絵殺害事件のことを・・。亮二は瞬の、「郷ちゃん!?」の言葉に手紙のことをしぶしぶ教える。あの日サチは、手紙を小巻に渡そうとしていたはずなのだ。「どんな手紙なんですか?何が書いてあったんですか?」そこへ唯衣がコーヒーを持ってきてくれた。手紙をなぜ欲しがったのか?小巻を金で雇ったとして手紙を受け取らせる?・・だが、25年前の事件なのだ。「最近になって手紙の存在を知った。同窓会がありましたよね?」唐突な瞬の言葉に何かを感じた亮二。後日、丸山も手紙のことを瞬から聞かされ亮二に助言する。「・・普通は手紙を読むわな、それで何かを調べ始めたってことは?」・・!((手紙に書かれていたことをたしかめようとしていた。事件に繋がる何かが書かれてあったんだ!))
丸山と亮二は瞬の父親・信造に会いにいく。そこには瞬もいた。亮二は信造に手紙の存在のことを聞く。信造は25年前のこの事件を担当していた。もしかしたら、手紙の内容を知っているかもしれない。「大きくなったらケーキ屋さんになりたいと可愛らしい夢が書かれてあった。」許可を得てみせてもらったが、捜査には関係ないと判断したという。「・・ケーキ屋さんになりたいですか?いかにも大人が考えそうな夢ですね?」「私が嘘をついていると?」「本当だという証拠はありませんから。」だが、信造はその手紙のコピーを見せる。それはさっき瞬が見せられたものだった。瞬は信造に何をこそこそ嗅ぎ回っているのか?と事情を聞かれていた節がある。古ぼけたコピー。信憑性はありそうだが、・・亮二の目はするどく険しかった。
その頃。サチは調べた記事で、一度容疑者らしき人物が浮上していたことを突き止め、それを父親・均に確認しに行っていた。もちろんサチの本当の父親ではない。葛城佐智絵の父親である。清子とは現在別居中の均。娘が死に、そして養女になったサチ。この事実を受け入れられなかったのかも知れない。家をでてしまったことをサチに詫びる均。だが、事件の捜査のことなどいちいち警察は教えてくれないとサチに言うのだ。「事実はひとつ、娘が殺されたということ。」それを言われて、サチは均に何も聞くことなどできない・・。だが!均はその後、志摩野と会っていた!それを目撃する真知子。真知子は偶然、志摩野が葛城佐智絵事件のことを調べていることを知ってしまった。不審に思い志摩野の後をつけたのだろう。今日、サチが父親と会うことも志摩野は真知子から聞いたのだ。((どうして必要以上にサチの身辺を探り動き回っているの?))真知子は志摩野に対して疑惑が渦巻く・・。
亮二は事件の手がかりがつかめないことにイラだっていた。そんな姿をみて、丸山は亮二を信用する気になったのかも知れない。手紙のこともあれが偽者だという亮二の意見に賛同すると言う。「丸スケでいいよ。黒木のことも黒スケと呼んでんだろ?」丸山は本部をつついて25年前の情報を探ると約束してくれた。
瞬は葛城佐智絵の同級生身辺を洗い出し、富岡と会っていた。富岡が自分の家庭事情などを知っていたことに驚きを隠せない瞬。あなどれない男だ。「25年前の事件を調べた時、ついでにちょっと。」「原稿のたぐいは無くなったんじゃ?ほかにはどんなことを調べたんですか?」「それを言っちゃ本にならないでしょ?」不敵に笑う富岡。この男、本当に本を出すために事件のことを調べていたのだろうか・・?瞬は手紙のことを富岡に尋ねる。
亮二はサチを呼び出していた。手紙のコピーを読んだとサチに言う亮二。ケーキ屋さんの話をするが、サチの表情は怒っている。「当時俺は、となりに座っていた彼女のつぶやいた言葉を聞いている、最近嫌な男がいると。手紙にはその男のことが書かれてあった。」サチは無言でうなずく。亮二はその様子を見て、サチに情報を教えると言う。身代わりとして生きていく人生を選んだ君の力になると。それを聞きサチは、あなたは自分の人生を生きろと言った・・。私は事件と向き合う事に決めたと亮二に話し出した。それは身代わりという意味ではなく、サチとして過去を受け止めると決断したといわんばかりに・・。なぜ葛城佐智絵が殺されなくていけなかったのか?犯人は誰なのか?それを自分の手で探す、警察の手は借りない。「探す?どうやって?」「顔にアザがある男なんて当時のこと知っている人に聞けばすぐにわかるでしょ?」!!「そう書いてあったのか?」「・・コピーを読んだんじゃ?」「コピーは嘘だ、デタラメだ!」思わず亮二に平手打ちを食らわすサチ。サチの目は怒りと悲しみに潤んでいた。亮二は情報を自分から聞き出すために遠まわしに言葉を投げかけていたのだ・・。せつなさがサチを襲う・・。
富岡から手紙のことを聞き出した瞬。手紙を書いた直後、亮二の様子がおかしかったと聞いたのだ。亮二の手紙を読んでみなくてはいけない!マンションに押しかけ唯衣に図々しいです!と怒られながらも結局読ませてもらう瞬。実は唯衣も手紙の内容を知っていたのだ。
~大人になったあなたへ。20才になったあなたは大人ですか?強いですか?弱いですか?好きな人を守れますか?助けてあげてください。僕はまだ子供だから、どうすればいいかわからないから。でもすごく悩んでいると思うから。葛城佐智絵さんを助けてあげてください。助けてあげてください~
瞬は亮二の気持ちがわかったような気がした。初恋の相手を守れなかった・・だから彼は今でもその事件の真相を追いかけていたのだ・・。亮二は今でも忘れない。あの日、手紙を書く直前に怖がり泣いていた葛城佐智絵を・・。
後日。瞬は小巻を破天荒な強行捜査で見事捕まえた。顔にアザがある男に突然頼まれたという・・。そして、丸山の手に入れた情報で、顔にアザがある男が過去捜査で浮かび上がっていた事実がわかった!<新藤利道>・・その男はサチ宅、清子の前に姿を現していた!

#4
「小巻はあなたから手紙を奪うのが目的だったと供述しているんです。」「その手紙というのが私には何のことかわかりません。」「殺された佐智絵さんが10才の時に書いた手紙です。」「そんな手紙ありません。」「サチさん。どうして手紙のことを隠す必要があるんですか?」質問にわからない一点張りのサチに苛立つ瞬。だが、サチはかたくなに手紙の事実を隠し通す。署の部屋にいる丸山も険しい顔をするしかない。サチは早々に家に帰ると言い出した。「人ひとり刺されてるんだよこの事件。郷田がいなけりゃあなたが小巻に刺されてた。郷田はあなたを助けたんですよ。」去ろうとするサチに一言言わなければ気がすまない丸山。だが、サチがここまで心を開かないのはその亮二が原因だ。<自分は情報を得るために郷田亮二に利用された。警察だって時効を迎えるまで事件解決できなかったはず、今更・・。>サチは送ろうとする郷田に不機嫌な表情。亮二も心当たりがあるから余計なことはしゃべらない。が、タクシーに乗り込むサチに一言。「俺を刺したのは小巻だが、手紙を手に入れようとしてるのは奴じゃない、南町の飲み屋で頼まれたと言ってる。顔にアザがある男から。気をつけて。」
25年前に捜査をしていた、今は警察を辞めている元刑事の捜査手帳のコピー。丸山が手に入れたそれには顔にアザがある男が走査線上にあったことを示していた。新藤利道。この男が小巻に頼んだ男と同一人物の可能性は十分にある。だが、瞬の父親・信造はなぜこの男を容疑者から外したのか?追い詰められなかったのか?それとも本当に葛城佐智絵事件とは無関係だったのか?しかし、手紙のこともわざわざ隠蔽しようとした事実を亮二は知っている。信造は何かを隠している・・。「黒ちゃん、親父さんの尻拭えよ。新藤利道を洗い直せ。」瞬に亮二ははっぱをかけた。
その頃。家に戻ってきたサチは、清子の様子がおかしいことに気づく。誰かきていたのだろうか?サチはソファに落ちていたライターを見つけてしまった。!?やっぱり誰か来ていたのだ・・。清子にそのことをたずねるが清子は話をそらした。ライターにはどこかのスナックの店の名が記してあった。・・男が来ていた?
新藤について捜査している亮二と丸山。そこへ亮二の携帯が鳴った。サチからだ。南町の店の名前を知りたいというサチ。が、亮二達もその店の名前を今、聞き込みで仕入れた所だった。なぜサチはその店の名前を知っていた?亮二はすぐにサチに電話をかけなおす。「大丈夫か?何かあったのか?すぐにいく。」亮二は丸山に早退すると告げタクシーに乗り込んだ。あっけに取られる丸山だが、亮二の乗ったタクシーを黒い車が追いかけていくのを見逃さない。
瞬も聞き込みをしていた。捜査手帳のコピーをくれた元刑事に事情を詳しく聞く。ようするにあの時捜査していた誰しも新藤が容疑者だと思っていた。だが、信造が新藤を逃したという。親父が・・!?
「男がたずねてきたのか?・・。」サチ宅に着いた亮二はうめく。その男が新藤の可能性が高い。25年前にも新藤利道が捜査線上にあったこと、小巻に頼んだアザのある男も新藤だろうとサチに言い、「おびきだす」「えっ?おびきだすってどういうこと?」「手紙も新藤のこともカタをつけよう。君のために。」「私のために?・・」「君を守るためだ。」
亮二が帰ってくると、唯衣と瞬がいた。「勝手に上がらせてもらってますよ。丸さんから志摩野の秘書が郷田さんのあとをつけてるって聞いて、唯衣ちゃんのことが心配でね。」さっきその車に皮肉を言ってきたばかりの亮二。ちゃんと尾行されているのに気づいていたのだ。「誰のあとをつけてるって。」「郷田さんの。」「で誰のことが心配だって?」「唯衣ちゃん。」・・なんだか知らないが妹とだいぶ仲よくなっているのか?亮二はおもしろくない。ともかく、唯衣を別室に行かせて瞬と捜査の話をする。瞬は何も手がかりをつかんでいないと言うが、どうも怪しい。亮二は瞬に、手紙にはアザのある男のことが書いてあったことを教えた。そして、瞬の父親・信造がそれを知られたくないのでは?とほのめかす。その言葉に瞬は苛立つ。自分がこの道に進んだのは父親の影響だと。まともにいっしょに遊んだ記憶なんてないが、それでも自分は父親を尊敬している!瞬は帰ってしまった。「あいつはやめとけ。おまえ傷つくぞ。」ベランダで煙草をふかしながら唯衣に言う亮二。
志摩野はサチに絵画教室の話を持ちかけた。そこで先生をしながら空いた時間はアトリエとして使って欲しい。「別居されてると聞きました、お父様に。失礼ですが正式に離婚ということになった場合、お母様との生活のためにもあなたがここで収入の道を得るのは悪い話じゃないでしょ?」そのことを真知子に相談するサチ。なんか胡散臭いと真知子。真知子は志摩野に疑念を感じるようになっていた。裏で必要以上にサチのことを調べている・・。「まあ私も安易に受け入れたけど、考えてみたらいきなり現れて無名の画家にポンッて300万て。」「私の絵にそんな価値がないことは私にだってわかってる。お金持ちの道楽でかたずけられる話にしては、なんだか腑に落ちない。でも・・絵画教室を開くことは葛城のお母さんが娘の佐智絵さんに抱いていた夢のひとつよ。お母さんが喜ぶと思うの・・。」
丸山がサヤマジロウという男を探り当てた。どうやら小巻の証言から得た似顔絵で、アザのある男の存在に近づけてきたようだ。もっとも、新藤という名ではないようだが。。苦笑する亮二。そこへ瞬が新聞を持って怒鳴り込んで戻ってきた。その新聞には~そこに事件の真相が?~と手紙の存在のことが書いてあった。「こんなことでおびきだせると思ってるんですか!?」瞬は怒っている。富岡さんに頼んでこんなことしたんでしょう?「これが警察のすることですか?」「25年前の事件の真相を掘り起こされると困る誰かさんを揺り動かすためだ。」その言葉に瞬は黙ってしまう・・。
瞬と丸山はサチ宅へ向かう。が、サチは出かけていた。電話をかける瞬。「黒木です。誰といっしょです?郷田じゃないでしょうね?信用していいんですか?郷田は葛城佐智絵さんを助けられなかったことを悔んでいる。妹さんが話してくれました・・。あなたの姿に葛城佐智絵さんの姿を重ね合わせているだけです。郷田がみているのはあなたじゃありません。」が、電話は切れた。サチはそれでも郷田亮二を信じているのか?
サチは男から電話があって呼び出された。手紙を持ってきて欲しいと。郷田にそれを教えて会うことになって出かけたのだ。会うなり亮二は、「君の役目はここまでだ。ありがとう。」と、その偽の手紙を受け取り、ひとり男と会う場所に向かう。サチは亮二のあとをつけた。ここまできて自分の目でたしかめないわけにはいかない。
エレベータに乗り込んだ亮二。!サチもそこへ乗り込んできた。驚く亮二に、これでカタをつけて、あなたに会うのはこれで最後にしたいから。とサチは言う。もうあなたの顔みたくないから・・。!だが、そのエレベータは突然止まる。爆弾らしきものも仕掛けられたようだ。まずい!!・・・だが、その爆弾はおもちゃだった・・。エレベータも無事動き出す。それは新藤のおどしだったのだろうか?
結局新藤らしき人物とは会えない。だが、車で走り去るその男の顔をたしかに見た亮二。その顔見て、亮二は動きが止まる。~あいつだあいつがやったんだ~幼い頃の自分の記憶が蘇った。葛城佐智絵の倒れている姿も・・。「大丈夫?」サチのその言葉にわれに返った亮二。「・・よかった。よかった無事で。ごめんな、危険な目にあわせて。」ギュッと突然強く抱きしめられたサチは思わず戸惑う。だが、身をゆだねてしまう自分がいた・・。
押収した爆弾のおもちゃから指紋はでなかった。しかし、丸山が仕入れたサヤマジロウという男は新藤と同一人物だということが判明した。戸籍を買って別人になりすましていたというわけだ。改めて丸山は25年前の捜査メモを提供してくれた元刑事に会いにいく。だが、その店に信造が現れるのだ!「かわいい部下の店に顔出すのがおかしいか?」「いや、しかし・・。」「警察を辞めても変わりはない。なあ宮部?」硬直した笑顔を返す宮部を見て、丸山も苦笑するしかなかった・・。一体どうなっているんだ!?
サチの絵画教室に顔出す亮二。子供達に混じって清子の楽しそうな姿も見える。サチは照れてるのか、帰ってというが。。どうやら志摩野が亮二を呼んだらしい。ふたりの視線はお互いをけん制していた。サチはそんなふたりの様子に疑問が沸くが、清子が突然教室を飛び出してしまった!清子の様子がおかしい。「どうしました?」亮二の言葉にも呆然として返答しない。清子は思い出してしまった。というより無理やり思い出さないようにしていたことを思い出したにすぎないのか?子供達のランドセル。赤いランドセルは佐智絵の遺影にも置いてあった・・。「佐智絵は殺された・・。佐智絵を殺したのは私よ!」泣き崩れる清子。その言葉に目を細め凝視する志摩野。サチ。そして感情のない目で見る亮二がいた。

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