「ラストフレンズ」まとめ後編

「ラストフレンズ」まとめ後編
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http://www.fujitv.co.jp/lastfriends/index.html
#7
「俺、君のことが好きだ。」瑠可に告白したタケル。「俺、滅多に人を好きにならないし、この気持ちが揺るがないって自信がある。だから安心してなんでも打ち明けて欲しいんだ。俺、君の味方だから。」「・・ごめん。タケルの気持ちには答えられない・・。」「・・他に好きな人がいるから?」うんとうなずく瑠可に、いいんだ・・。わかってた。と返したタケル。そして、まだ瑠可の話が途中だ!と帰ろうとする瑠可の背中に叫ぶ。が、美知留のことだよ・・。と言う瑠可。もっともっと好きになってやって。とタケルに頼むのだ。「美知留はさびしがり屋だから、タケルが支えてやって・・。」最後に、二人の関係はこれまでどうりだよな?と言う瑠可にうんと答えるタケル・・。
公園でふたりきり。男の目線から見れば、告白するタイミングとしては悪くないシュチュエーションだったとは思う。だが・・、瑠可の抱えている悩みは特別なものだ・・性同一性障害。これで瑠可は唯一話をしていいと思っていた人間を失ってしまったことになる、よりによって告白を受けてしまったのだから・・。タケルも今好きだと言った当の本人に、別の女性のことを好きになってあげてと言われたのだからせつないことこの上ない。いままで繊細なまでによく人のことをみてきてフォローしていたタケル。だが、一番肝心なところで!最悪のタイミングを演出してしまった(泣)タケルは、瑠可が美知留のことを好きだと知っていた上で、なんとなく瑠可の抱えている悩みもわかっていたと見てて思っていたのだが・・?気持ちに真面目なふたりだからこそ生み出してしまった悲劇。エリとオグリン(友彦)の一見なあなあの恋愛?関係の方が、もしかしたら、ここまでの亀裂は生まないのかもしれない・・。
傍にいようと思うなら傷ついた顔をみせちゃいけない、重荷になっちゃいけない・・。タケルはそう心に決める。そして瑠可も自分の気持ちを打ち消そうとしているのかシェアハウスのみんなと遊園地に行く時に、バイクのコーチを彼氏と見立てて行動してみたり・・。そんな瑠可をせつなそうに見つめるタケル・・。
そんなタケル。自分の姉と偶然その遊園地で再会した。姉は夫と子供といっしょに来ていたようだが・・。タケルは厳しい顔つきに歪み、気分を害したのかシェアハウスに帰ってしまう。ペアを組んでいた美知留はいっしょに帰りタケルを心配するのだが・・。タケルは幼い頃、この姉と何かあったのだ。多分、性的いたずらをされていたのだろう・・。自分自身、その事に気づくのに時間がかかったのかもしれないが・・。
美知留。ここにきてみんなのやさしさに感謝し、ちゃんと自分で宗佑と別れることを決意したようだ。いままでひとりになるのが怖かった。でも今は、シェアハウスのみんながいる。電話で別れを切り出す美知留に、洗脳されたか?と返す宗佑。言葉巧みに美知留を説得しようとするが、美知留は今度こそ、宗佑に別れを告げる。だが、宗佑はどこかでまた美知留は自分のところに戻ってくると思っているようだ・・。
一方、瑠可の身にはさらなる悲劇が起きていた。バイクの練習場にも「女の体に男の心がはいった歪んだ精神のバケモノ。」と例の張り紙が張り出されて、注目の的にされてしまう瑠可。コーチがこれは本当のことか!?と悪気はないのだけれど聞いてしまう。瑠可は「そんなこと信じるんですか?」ここでも自分の気持ちとは裏腹に自分自身を否定する言葉をコーチ達に言ってしまう。瑠可は相当に傷つく・・。シェアハウスに戻ってきても部屋に閉じこもり頑なに心を閉ざしてしまった。タケルの気遣いも、今の瑠可にはわずらわしいだけだった・・。
宗佑のことを思い出し、静かに泣いている美知留に気付いても、さすがにタケルは声をかける余裕はない・・。静かに部屋に戻る・・。
次の日も、瑠可はどこかおかしい。エリとオグリンも微妙な空気に戸惑い朝食をとっている。そして出勤し、瑠可もよそよそしく出かけていく。美知留とふたりきりになり、昨日泣いていたことを尋ねるタケル。美知留は、宗佑とのことを綺麗な記憶として思い出してしまう・・現実は地獄だったはずなのに。とタケルに言うが、タケルはそのことを理解できると。「大好きだった人をあとで大嫌いになったことがある・・。」でも少しづつまぎれていくから・・。と励ますタケルに、「好きになってもいいかな・・?」そっと寄り添う美知留!タケルは・・。
そんなふたりの後ろ姿を、携帯を取りに戻ってきた瑠可に見られてしまうのだった。瑠可は厳しい表情で二人を見つめ感情を押し殺した目でその場を立ち去ってしまった・・。
そして・・宗佑。彼は自分と同じ境遇の男の子を、面倒みていた。その時の宗佑の表情はやさしい。だが、出て行った母親をみつけ警報が鳴る踏み切りを飛び越えようとする男の子を助けようとした所へ電車が!!

#8
瑠可は引越しを考え、物件を探していた・・。シェアハウスを出ていくつもりなのだ。タケルに好きだと告白を受け、瑠可の心のバランスが崩れてしまったのかもしれない。と同時に美知留の気持ちがタケルに傾き始めているのも目撃してしまった・・。瑠可は女性だが、心は・・美知留が好きなのだから・・。
瑠可がシェアハウスから出て行こうとするのを、もしすべての事情を知っているとしたら、誰も否定することなんてできないだろう。だが、瑠可は誰にも自分の本当を見せることも、話すこともできないのだ。何もかも自分自身に抱え込んで・・。
美知留はタケルのヘアメイクのアシスタントとして仕事をすることになった。お世話になってるからとタケルの分のお弁当を作っている美知留を見て、エリは美知留の気持ちになんとなく気付く。同時にタケルはゲイだったんじゃ?とも思い出す。だが、これはエリの誤解でタケル自身はもう少しわかりずらい問題を抱えているのだが・・。
そんなエリも、付き合っているオグリンの煮え切らない態度にヤキモキしつつも、すねたりせず悪くいえば要領よく付き合っている。もっともオグリンがそんなエリに甘えていると言えるのかもしれない。奥さんとうまくいっているとはいえないが、完全に切れてるわけでもないオグリン。エリの事はもちろん好きだけど、奥さんのことにケリをつけるつもりは今のところないといったところか?まあ・・こういう付き合い方もあるにはあるんだろうけど、疲れませんか?自分には向かないだろうな。
シェアハウスに子供が手紙を持って尋ねてきた。美知留宛てのその手紙はもちろん宗佑からだ。宗佑はこの子を踏み切りで助けようとして怪我をしていて動けない。ようやく手が動かせるようになったので手紙を書いたのだ。「入院している。会いたい。愛している。」この男の子は宗佑になついている。現在、この子の母親は帰ってきたらしいのだが、男の子は宗佑がひとりぼっちだからと病室にいたりする。そして手紙を渡しに行ってあげたり。このことから宗佑が美知留に対して以外のことは正常だろうというのが伺える。宗佑自身が家庭環境に恵まれていなかったためこの男の子のさびしさに気付き、やさしくしてあげられたのだろう。だが・・、だからといって美知留にしてきたDVは許されることではない。もちろんその手紙は美知留に渡る前に、瑠可とエリによって握り潰されることになる。
宗佑の病室。そこへエリがメロンを持ってお見舞いにきた。もちろん義理で本当のお見舞いではない。手紙を宗佑に返すためだ。だが、それでも引き出しにしまってあった無数の手紙を美知留に渡してくれと頼む宗佑。エリはたまらず叫ぶ。「わたしはあんたみたいな男大嫌い!ひとりよがりで押付けがましくて、好きだ好きだってウルサイけど自己愛の塊じゃん!」「なんとでも言えよ・・。でも僕は美知留を愛してる。誰よりも。いつまでも・・。」
タケルは郵便受けの中の宅配物に瑠可宛の不動産書類を見てしまう。嫌な予感がしたのかなんなの?と瑠可に尋ねる。「引っ越そうかと思って。バイクのためだよ。私、もともとひとりが好きなんだよ。人に気つかって暮らすって向いてなかったんだ・・。もう懲り懲りなんだよ・・。」瑠可は部屋に戻ってしまった。
スタジオでもボッーとしてしまっているタケル。瑠可の決断に心が乱れてしまっているのだ。美知留はそんなタケルを心配し、やさしく接するが・・。タケルはなんとなく素っ気無い。「私じゃ・・役に立たない?今日タケル君ずっと変だよね?何かあるのなら言って欲しい!」「・・瑠可が家をでていくんだ・・。」「そんなどうして!?」「わからないよ。俺にも・・。」そうなの!?自分が好きだって告白して、その気持ちに答えられなかった瑠可が、色々考えてしまって出て行くって決めたと思って気落ちしていたんじゃないの?たださびしいっていうんでボッーとしていたんなら・・。タケルってわかっていそうでわかってない男ってことになるね・・。
エリは瑠可を呼び出した。宗佑の無数の手紙を始末するのを付き合って欲しかったのだろう。その手紙を燃やしている最中、エリはぽつりとつぶやく。「私はさ、絶対の愛って信じないわけよ。そんなこと相手に求めるの野暮だって思ってた。でもさこの手紙読んでると絶対変わらない愛ってこの世のどこかに存在するんじゃないかなって思えてくるんだよね・・。不思議なことに。」「馬鹿だなエリ。自分が苦しいからって、好きだ好きだって気持ちをこんな風に叫び散らすのって愛だと思う?時には自分の気持ちを抑えて、相手のために引けるのが愛だと思うけど。」・・いままでの恋愛経験で真実の愛に辿り着けなかったエリと、自分の事情で気持ちを伝えることができない瑠可。どちらの考え方も間違ってないだろう・・。結局、「願望」と「相手の気持ちの理解」の調和なんだろうな。行くのも大切だし、引く時は引く、その調和。でも難しいよね。
血相を変えて瑠可の引越しを問いただす美知留。瑠可がいないと私どうしていいかわからない!と叫ぶ美知留に「大丈夫になってもらわないと困るんだよ!」瑠可も叫んで部屋に戻ってしまう。そう言わざるおえない瑠可の方がよっぽどせつないのだが・・美知留はそこまで気持ちが回らない。ボッーとしてるタケルにハーブティを入れてもらう。
「タケル君て・・もしかして瑠可のこと?そうなんだ?やっぱり。だったら私あんなこと言わなきゃよかったな・・。好きになってもいい?なんて。困ったでしょ?ごめんね。」「困りはしないよ。美知留ちゃんがやさしい気持ちで言ってくれたのはわかってるから。それに瑠可の気持ちは俺にはないし。」やさしい気持ちってなんだよ!?わかってないじゃん(泣)それとも美知留の気持ちをやんわりかわしてんのか?「なんで瑠可は行っちゃうんだろうね・・。どうしてひとりになろうとするんだろ?」美知留の感慨にタケルの表情は硬くなる・・。
タケルは瑠可のバイクのコーチに会いに行く。瑠可の引越しの原因を、自分なりに知ろうとしたのかもしれない。だが、コーチの答えでは何もわからない・・。しかし、変なビラが貼られたことをその時知ることになる。そして・・ゴミ捨て場に落ちていたそのビラをタケルは偶然見つけてしまうのだ。「女の体に男の心が入った歪んだ精神のバケモノ」驚愕し改めてそのビラを握りつぶすタケル。
シェアハウスに戻ってみるとすでに瑠可の荷物は消えていた!「うそだろ・・。」瑠可は余計な別れ方が嫌で、みんなに言っていた予定より早く出ていってしまったのだ・・。そしてタケル宛の手紙が置いてある。それを見て、全速力で走り出すタケル!
「私は福生で半年ほどすごしたら海外へ行こうと思ってます。向こうである手術を受けたいと思ってる。タケルにだけは本当のことを伝えておきます。」ありがとう。好きだっていってくれてうれしかったよ。でもその分欲がでた。タケルに幻滅されたくなかったから手紙に書くことにした。私はいままで自分を偽って生きてきたけどタケルは・・私を好きだって言ってくれた始めての人だから・・。
美知留は瑠可とふたりで公園を歩いていた。美知留は瑠可にぎこちない笑顔を向けてさよならしていた・・。悲しいけど、瑠可に心配させないように笑顔で。瑠可はひとりで歩いていく・・その姿を見送っている美知留だが、「瑠可!!」その声に振り向くとタケルが現れていた!
「手紙は読んだ!気持ちはわかった!でも、それでも俺は瑠可が好きだ!人間としてか、女としてかなんて聞くなよ!?俺にだってよくわからないんだから!でも俺は瑠可を支えたい!瑠可がどんな風に変わっていくとしても、瑠可を見失いたくないんだよ!!」タケルは瑠可を抱き寄せ、瑠可も泣きながらそれに答える。
それを見守っていた美知留は、ひとつの愛が生まれたんだと思っていた。だが・・、瑠可のことを知らなすぎた美知留がそこにいたのだ・・。

#9
瑠可がいなくなったシェアハウス。エリとオグリンが些細な事で喧嘩している。「やめなよ。長年連れ添った夫婦の喧嘩みたいだよ?」タケルの突っ込みに笑いが起きるわけでもない。みんな瑠可がいないことの違和感をひしひしと感じているのだ・・。
瑠可は自分自身を偽ることに疲れ、ここを去った。それが好きな人から身を引くことと同義だったとしても・・。それは瑠可が自分で決めたこと。だが、その複雑な瑠可の心情をタケルにだけは伝えることができた。そして、タケルはそれでも瑠可を好きだと伝えた。瑠可にとって、「本当の自分を受け入れてくれた人がいた」という事実はなによりうれしかったことだろう・・。男と女の好きも愛ならば、瑠可とタケルの絆も愛だろう。
そんな瑠可とタケルのような深い繋がりが存在する中で、非常に狭く窮屈な愛を求める存在もいる。とある病室のベットはもぬけの殻になっていた・・。宗佑。彼は退院でもないのに姿をくらます。もちろん美知留に会うためだ・・。
レースで優勝した!という電話が美知留の携帯にかかってきた。瑠可から。そして一度シェアハウスに顔を出すという。「優勝」と「瑠可が来る」ということで、みんな大喜び。。
タケルは瑠可の出て行ったがらんどうの部屋のベットに座り、瑠可のことを考えている。「明日・・会えるね。瑠可に・・。」美知留がソッと部屋に入ってきた。そしてタケルと瑠可の関係をそれとなく聞く美知留。だがタケルは、「俺と瑠可とは友達だよ。死ぬまでずっと変わらない友達。・・そうありたいと思ってる・・。」その言葉に美知留は笑顔を返すが、その意味はわからなかったろう・・。
瑠可が帰ってくるとみんなテンションが高い。やっぱりみんなうれしいんだろうね!楽しそうなひと時。そして、ふたりきりの庭で瑠可は、改めてタケルに礼を言う。「タケルのおかげで自信がついた。この世にひとりでも自分のことをわかってくれる人がいるってことが、こんなに心強いとは思わなかった。」・・タケルだって女として瑠可を好きなはずなのだ。だが、瑠可の本当を知り、それを受け入れて考え、行動できる器をもったタケル。ふたりの楽しそうな姿を部屋から見てしまった美知留は、瑠可のあんな楽しそうな顔は今までみたことがない・・。自分が手にしたくても手にできなかった幸福を、ふたりは手にいれたんだと思っていたのだが・・。
タケルの姉。タケルの心の中にあるトラウマの原因である姉がシェアハウスを訪ねてきた。美知留が応対し、すぐに帰っていったが・・。タケルはなぜこの場所がわかったんだ!?と嫌悪感を隠せない・・。タケルはいままで友達のことを気にかけて手を差し伸べてきたが、彼のことを救ってくれる存在はいるのだろうか・・。
美知留はシェアハウスの更新手続きに保証人をたてないといけない、現在定職についてないからだ。勤めていた美容室も宗佑の一連でやめてしまったし・・。そこでしばらく会っていない母親・千夏に会いにいくことに。金銭的にルーズな所、どこかの男と暮らしているであろう千夏に会うのを不安がる美知留に、タケルがいっしょにいくと声をかける。喜ぶ美知留だが、その千夏はタケルを見るなりあまりいい顔をしない。男女がいっしょに暮らすというシェアハウスにも納得がいかないらしい。美知留を別室に呼び出し、タケルの雰囲気からカタギじゃない夜の仕事をしている男?なんでそういう男を選ぶんだ?区役所勤めの真面目な男とはどうして長続きしないんだい?とあからさまに美知留に説教を始めた。あまりに短絡的な物の見方に美知留も閉口、そして宗佑にいつ会ったの!?と泣きっ面。だが、タケルはその会話をさえぎる。「及川宗佑は美知留さんを虐待していたんです!絶対に許されないことです!母親としてそういうことから美知留さんを守ってあげて欲しいんです!」タケルの熱意と真摯さに千夏は誤解を解く。そしてタケルに好意を持ったようだ。千夏はたしかにだらしがない一面がある。だが、母親としてちゃんと美知留を心配していたことも本当なのだ。美知留はタケルの存在の大きさに改めて心を打たれた。
ふたり仲良く帰るその途中、雨が降ってきた。タケルの傘に美知留は並んで入るが、なぜか落ち着かない。わざわざひとりになって自分の傘を買いに行く。なぜ?(タケルの傘の差し方じゃ自分が半分濡れてしまうから?(笑))よせばいいのにひとりになってしまった美知留。女心は難しい・・。そのお店に!宗佑が現れるのだ!!
「ひさしぶり。いつ帰ってくるの?」おだやかな笑顔を美知留に向けるが根本的に何もわかっていない。しかも松葉杖姿だ。「宗佑・・。私は宗佑と別れたんだよ・・。」その言葉にも、手紙読んでくれた?と話を聞こうとしない。美知留はたまらず「私をもう自由にして!私好きな人ができたから・・。」「うそだろ・・。」「本当なの・・。」宗佑が呆然と立ち尽くす中、美知留は走り去った。
タケルはヘアメイクの仕事にいい話があったようだ。今度映画を撮る監督に気に入られ、そのメイクをまかされる。瑠可にその事を電話で報告し、お互い健闘しよう!と喜びのひと時。だが、その幸せはもろくも崩れ去った・・。階段を上がりきったところでいきなり松葉杖が顔面に飛んでくる!!転げ落ち、さらに松葉杖がタケルに振りかざされた!「美知留に手をだすな・・。わかってんだろ?」したたか松葉杖で打ちつけたあと、タケルの手を踏み潰す宗佑!タケルはボロボロになってシェアハウスに辿り着いた・。
瑠可も心配で駆けつけ、美知留は、自分に好きな人ができたからって言ったから・・と自分を責める・・。またみんなは宗佑の存在に怯えなきゃいけないのか?瑠可はまたここに戻ってきて美知留を守る!と宣言。そして・・運命の電話が鳴った・・。
瑠可は宗佑のマンションに単身乗り込んだ。その表情に迷いはない。「すごい活躍だね・・。」瑠可のバイクの記事が載った雑誌をゴミ箱に捨てる宗佑。「君の家族に手紙を書くことにした・・。」もっとわかりやすく君のことを理解できるように。やはりいままでの「張り紙」は宗佑のしわざだったのだ。それが嫌だったら・・。「勝手にしなよ!私はもう何も怖くない。美知留はもうあんたの彼女でもなんでもないんだよ!美知留は変わったんだよ、自分の力で生きていこうとしてる。今、美知留はあんたの何倍もやさしくて本当に人を愛せる男を好きになりかけてる。あんたの邪魔だけは絶対にさせない!」「なんでそんなことが言えるんだ?」宗佑の問いに、「美知留を本当に愛してるのは、私だから!」宗佑を真っ直ぐにみつめ動じない瑠可。「あんたの愛なんか本当の愛だとは思えない!」その言葉に下をむいて聞いてる宗佑。この瑠可の言葉で、わかって欲しかったのに!
宗佑はおもむろに瑠可に殴りかかった。激しく抵抗し、逆に攻撃する瑠可!だが、やはり男の力には敵わない。そして・・宗佑は瑠可のシャツに手をかけ引きちぎる!!
もしかしたら瑠可は・・、タケルに自分自身を知ってもらった事で、すごい自信をつけていたことは本当だったのだろう。精神的にも強く成長していたはずだ。しかし、その自信が今回、逆に裏目にでてしまったとしたら・・。
タケルと美知留も、なぜか嫌な胸騒ぎに顔を見合わせ引きつらせていた・・。

#10
瑠可はあわてて洋服屋に飛び込む。無造作に取ったシャツを試着室で着ようとするその手は震えていた。そして泣き出してしまう・・。覆いかぶさってきた宗佑をなんとか振り払い逃げてきたが・・瑠可にとっては普通の女性以上の屈辱だったろう、心は女性ではないのだから・・。帰ってきた瑠可は普通を装い、頬の傷もバイクで転んだだけとみんなの前でも心配はかけない。
シェアハウス夕食中。チャイムが鳴り、一瞬ドキッとする一同。また宗佑が来たと思ったのだろう。みんなのそんな表情に美知留は自分はここを出て行くと言い出す。だが瑠可は、それじゃ美知留を守ることにならないと言うのだ。あんなことがあっても瑠可の強さは変わらなかった。そしてタケルも映画の仕事はできなくなってしまう・・。宗佑の襲撃で手を怪我したからだ。「負けちゃだめなんだよ、こんなことで!美知留ちゃんは何があってもあきらめて戻ったりしちゃだめだよ?それは瑠可を裏切ることになる。」タケルも負けてはいない。
だが、雑誌に「瑠可が性同一性障害!?」という記事が載ってしまう。瑠可は最近注目を浴びるレーサーになっていたし、もちろんこの垂れ込みは宗佑の仕業だ。その記事をエリがみつけてしまう。そして瑠可の父親も・・。瑠可はエリに、そんなのは全部嘘だから。と言うものの心の動揺は隠せない。その様子を見ていたタケルは瑠可の部屋をノックする。
美知留ちゃんに話さなくていいの?本当は美知留ちゃんに一番わかって欲しいんじゃないのか?と問うタケル。その言葉に瑠可は、自分は始めから美知留のことを友情じゃなく恋愛感情で見ていた・・それを告白したら、いままでの美知留とのことが壊れてしまう。美知留は傷つくと思う・・。瑠可自身も怖いのだ・・。そして、その会話を偶然聞いてしまった美知留本人は途方にくれてしまう・・。美知留はシェアハウスを一時出て行くことにしたようだ。瑠可との距離を測りかねているのだろう・・。タケルはあの時の会話を聞かれてしまった事を知っている。もちろん瑠可もだが・・。そこで、「瑠可はとても美知留ちゃんを大切に思っている」という事を美知留にあらためて伝えるのだ。「それを・・受け入れることはできない?」「そうじゃないの?どんな顔で瑠可に会っていいかわからないの?私はどうしたって瑠可の気持ちに答えることはできない・・。辛いの・・。」瑠可もその会話を聞いている。このシェアハウスにはプライバシーというものは存在しないのだ。美知留は母親のところへ帰った・・。
やることはすべてやった、雑念は捨てろ!コーチは瑠可を励ます。もうすぐ大きいレースも近い。その練習場に瑠可の父親が尋ねてきた。タケルのいるバーでふたりは話し始めた。
「幸せなのか?おまえ、お父さんに何か言いたいことがあるんじゃないのか?」「・・ごめんね、お父さん。私は普通の女の子じゃないんだ・・。」自分は結婚もしないし、子供も生まない。私は男の人を好きにならない・・。なれないんだ・・。「でも心配しないで!私は私のやり方で幸せになるから!」いつも自分のことを応援してくれたやさしい父親に、この事実を打ち明けるのは知っていて欲しいと思う反面、辛かったことだろう。でも応援するから。と言ってくれた父親。父親にとっては娘だと思ってずっと育ててきたはずだ。それを受け入れるのは大変だし、とても悲しいこと。でもこのお父さんなら大丈夫だと信じたい・・。「父親が事実を受け入れてくれた」ということが瑠可にとって大きなプラスになるのだから。
エリとオグリンが出勤中、近くの公園のベンチに座っている宗佑を発見!エリは宗佑のもとに近づいていき、「近くをうろついたり乱暴したり。プレッシャーかけてるつもりかもしれないけど私にはきかないからね。可愛そうだなって思うだけ。正直そういうことばっかりしてると美知留ちゃんの気持ちはどんどん冷めてくよ?しがみつく男って最低なんだから。少しは引くってことを覚えなさいよ!男なら引く、少し引いて美知留ちゃんを楽にしてあげるの。なんでそんなこともわからないのよ!!」宗佑はその言葉に言い返すわけでもなく呆然とエリに背を向けたまま立ち尽くしている・・。エリには弱い。これでわかってくれればよかったのに。
エリはオグリンにも言い放つ。「人事じゃないんだからね?男は人に頼ってばかりじゃだめってこと。オグリンもさ、もう奥さんの所戻ったら?」オグリンも呆然と立ち尽くす。帰れば?
宗佑は電話で美知留を呼び出した。今日、君の友達に言われたよ、男なら引けって。荷物はまとめた。「もう終わりにしようと思うんだ・・。」だが、美知留が宗佑のマンションに行けばやっぱりすんなり帰さない宗佑。そして落ちているお守りを美知留はみつけ、瑠可がここにきたこと、宗佑が瑠可に乱暴したことを知る。美知留は瑠可の気持ちを察して平手打ちを食らわせるが・・。宗佑は美知留を押し倒す!「美知留・・君は誰にも渡さない。」こいつの愛っていうのは結局やりたいだけなんじゃないの?
・・美知留は、「自分の友達に手をださないなら何度でもこうしてあげる、宗佑の傍にいてあげる・・。」そう言って静かに涙を流す。それをみた宗佑はようやく自分がいかに愚か者であったか思い知ったようだ・・。自分の求めていたのはこんなことだったのか?本当に欲しいのは美知留の笑顔だったんじゃないのか?宗佑の目からも涙が溢れて止まらない・・。そして宗佑は静かに別室でその命を絶った・・。
瑠可のレースが始まる。いつもバイクにぶら下がってる美知留からのお守りはない。そして客席に美知留の姿も・・。「美知留。行くよ!」一斉にバイクが疾走した。そして美知留は・・。

最終回
「ごめんね・・君の笑顔が大好きだったのに、笑わせてあげられなくて。ごめんね・・愛し方がわからなくて。ごめんね・・僕が君を幸せにできなくて・・。さよなら美知留。幸せにね。」
宗佑は美知留を自由にするために自ら命を絶った。そうするしかなかったのだろう・・。美知留が自分以外の場所に幸せを見つけてしまった事を悟った宗佑は、手紙を残し静かにこの世を去った。その手紙を読んだ美知留は、宗佑が自分に向けていた愛がたしかに本物だった事を改めて感じたのかも知れない。涙がとどめなく溢れている。しかし・・宗佑は間違えたのだ・・。愛し方も、その結末も・・。そして、美知留は姿を消した・・。
瑠可は仲間や家族の応援を受けながらバイクを疾走させる!美知留が見てくれていなくても・・。そして、瑠可は優勝した。
優勝会見。瑠可はおめでとうと言われながらも、最近週刊誌で噂になっていることを記者に質問される。それは興味本位な質問なのだろうが瑠可にとっては苦しみ抜いてきた自分との戦いだったのだ。性同一性障害・・。瑠可はそのことを肯定も否定もせず話し始めた。家族のやさしい視線に勇気をもらって。「今日まで私は家族に支えられ、友人に支えられてきました。女だからでも、男だからでもなく、ひとりの人間として私を愛し、応援してくれました。その事を今日最高にうれしく誇らしく思っています。他に申し上げることは何もありません!」モトクロスは女でも実力さえあれば男と同じ舞台で戦うことができる数少ないスポーツ。瑠可はこの舞台で自分の誇りを持つことができるのだ。
そんな瑠可をエリは慰めた。「おめでとう。かっこよかったよ。もっと早く言ってくれればよかったのに。驚きもしない、ビクともしない。だって瑠可は瑠可じゃん。」その言葉に瑠可は涙を流す。やさしい女、エリ。このドラマで一番大人で一番強かったのはエリだったんじゃないか?瑠可は誰にも言えない悩みをずっと抱えて生きてきたけど、タケルやエリ。こんなにも理解してくれる友達がいたのだ。すごく幸せな事だと思う。
そして・・オグリン。宗佑は悪者だけど一途、オグリンはいい奴だけどどっちつかず。という散々視聴者から寒い目で見られていた?オグリンだが・・。ここ最後でエリから離れ奥さんの所へ戻ると。結局そうなんだ!?って思わせておいて「あなたが!忘れられませんでした!!」とエリに告白!そしてふたりは結婚式。。「やる時はやるんです、これが!」というオグリンに「ああ、そうですか。」とタケル。正直オグリンにエリはもったいないけどエリは幸せそうだ。情が深いからかやさしすぎるからか、男と別れてきた時も笑顔(強がり)で見送ってきたような感じのエリ。だけど、ようやく本当の愛を信じることができたのかも。。
こうしてシェアハウスから美知留、エリ、オグリンと、ひとりまたひとりといなくなってしまった・・。タケルはメンバー募集する?(バンドのメンバー募集するみたいな言い方だな)と瑠可に言うが、瑠可は気乗りしない。改めてみんなのよさを実感している・・。そして美知留のことを思い出している・・。
タケルは林田(瑠可のバイクのコーチ)からバイクを借りてきて瑠可に乗れと。バイクレーサーに向かって。。タケルは、瑠可が美知留のことを気にして元気がないことに気付いていたのだ。「美知留ちゃんを向かえに行こう!」
その頃美知留は、港町を歩いていた・・。そのお腹は赤ちゃんがいるので大きい。宗佑との子供だ。「赤ちゃんがいればがんばれる!」弱い自分を励まし日々暮らしていた美知留。だが、シェアハウスに帰らずひとりの道を選んだのは、お腹の子が宗佑との間の子という負い目もあるのだろう・・。散々みんなに迷惑をかけてしまった。みんなの所に帰るのは違う・・。そしてタケルと瑠可は、美知留の居場所を簡単に見つけることができない・・。
タケル。もうこの男の抱える問題についてはやらないのかって思っていたのだが。ふと、瑠可に話し始めた。血は繋がっていないけど姉がいた。父親がとても怒りっぽくて姉はストレスがたまっていたんだと思う・・。弟の自分を味方につけたかったんだきっと。それで姉は自分に・・。それ以来女性の裸が怖くなるんだ・・。俺は一生まともな恋愛なんてできない。女性を幸せにできない・・。「できるよ・・。タケルは女を幸せにできる男だよ。それは私が一番よく知ってる。」瑠可の言葉にタケルは救われただろうか・・。そして、瑠可を後ろに乗せて走るタケルのバイクはトラックと事故った。。
中免持ってるからと瑠可を後ろに乗せて走っていたタケルだが、こんな事故起こすくらいなら自分が後ろに乗ればいいではないか!?操縦は瑠可の方が一目瞭然でうまいんだし(泣)しかもトラック運転しているのが宗佑だったらもっとおもしろかったのに。。で、結局全然無事だったふたり。大型トラックも宗佑ほどの攻撃力はなかったようだ。が、この意味のない演出が偶然にも病院にいた美知留と出会うきっかけを与える。ふたりは美知留に会えたのだ。
「東京帰ろう。またいっしょに暮らそう。」やさしい瑠可の言葉に「帰れないよ・・」みんなに甘えるのは違う・・。この赤ちゃんのおかげで、自分のせいで死んだ宗佑に許された気がした。まだ自分は生きていていいんだ・・。「そうだよ。これからの人生は誰のものでもない。全部美知留のものだよ。」瑠可の言葉を受け、美知留は出産に望む。そして、女の子が生まれた。「パパでしゅよ~。」タケルは赤ちゃんを抱きしめて言うが、パパじゃないから!(タケルは最終回どうでもいい役周りだな・・)「ありがとう。」でも美知留は晴れ晴れとした顔で瑠可とタケルに礼を言った。本当の意味で美知留は自分の人生をこれから生きていくのだ。そして、ふたりのやさしさに甘えることにしたようだ。それが美知留の出した答えなのだろう。
美知留、瑠可、タケルは三人で、いや赤ちゃんをいれて四人で暮らしていく。ラストフレンズ。最後の友達は、「大切な本当の友達」だった。。




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