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<<   作成日時 : 2013/10/28 11:38   >>

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東大卒の清家真代(剛力彩芽)は、県会議員・郷田の愛人マンションで起きた、殺人事件を担当する。おっとりしたショートカットの女子が、殺害現場に現れたもんだから、思い切り浮いている。だが、その記憶力は化け物並みなのだ。そして、キャリア組でもある。警部補だ。
郷田の愛人マンションでは、その愛人が全裸で殺害されていて、部屋も無茶苦茶に荒らされていた。「おおかた強盗に強姦されたんじゃないですかねえ」「・・・」清家は過去の事件データを頭の中で引き出していた。強盗と殺人がいっしょに行われた事件は意外に少なく、強姦もされていたともなると圧倒的にない。その被疑者も現在服役中だ。「今回は物取りだけではなく怨恨や痴情のもつれ、金銭トラブルによる殺害も捨てきれないのではないでしょうか?」清家の過去のデータの記憶力に圧倒された刑事達。

部屋からは郷田と愛人がいっしょに写っているプリクラが発見されたようだ。厄介なことになった・・と顔をしかめる刑事達。郷田につながっている沢渡知事が出てくるか・・と。
そこへ厄介な奴が現場へやってきた。捜査二課の警部補・黒河内圭太(長瀬智也)。選挙違反や知能犯を捜査する部署のこの男は、「あじゃぱ〜。リナちゃん死んじゃったかあ」とうなだれてみせた。大柄で髪は短く刈っているが、端正な顔立ちをしていて見栄えがいい。あちこち現場をかき回し始めたが、「あちゃー!ホシはまんまと現ナマを〜」と、隠し金庫を簡単に見つけ出して中が空なことを言った。「黒河内さんはその裏金を探しにきた?」清家が言うと、「正解〜。まあでもこれで、強盗の仕業であることは間違いありませんね」黒河内は裏金のことを聞きだすために昨日からずっと郷田といっしょだったと言う。そして、郷田とその部屋を出るその時はまだ、リナちゃんは元気だったと。「朝までということは犯行不可能・・」清家のつぶやきに、「あれ?僕、郷田先生のアリバイ作っちゃった?じゃあリナちゃん殺したの、誰なんでしょうね?」黒河内の不敵な笑顔に、場は沈黙してしまった。

アカマツリナ殺害捜査は強盗の件で進められるが、郷田本人は現在行方不明なのだ。そして清家は、黒河内と捜査を組まされることになった。実は黒河内は警察内部からも疑われている。ようするに、清家は黒河内の内偵役につかされたのだ。
いっしょに郷田探しをしているが、乗っている車は超高級車で、会う人すべて政治家がらみの人間ばかりだった。助手席に座りながら清家は黒河内からある説明を受ける。県警は県知事に掌握されているのが現状なんだと。「県警は県知事のもちものってこと」その県知事選の最有力候補が沢渡一成知事(渡部篤郎)だという。二課は今、その選挙選の違反捜査でバタバタなのだ。

清家は、黒河内が会っていた政治家絡みの人間から、実は賄賂をもらっている事実を知り、問い詰めた。やはり黒河内は怪しすぎる!
「やめとけよ!これが賄賂だって、政治家が罪を素直に認めると思ってるのか?」「・・・」「アカマツリナ殺した犯人教えますから、今のチャラね」
清家が連れてこられたのは、ホテルの一室。そこに<郷田>が縛られて椅子に座らされていた。黒河内は窓の景色を見ながら不敵に笑っている。「郷田さんがやっぱり犯人・・」「正解〜」黒河内は清家を指差したのだ。

なぜ黒河内が郷田を監禁していたのか?その真相を聞く清家。郷田の用心棒として潜りこんで裏金探しをしていた黒河内。そしてその郷田は、浮気された怒りで思わずリナを殺害してしまったので、用心棒である黒河内に助けを求めた。黒河内としては完全に郷田の弱みを握るチャンスができたわけ。現場偽造で強盗の仕業だとみせかけたのは黒河内本人だった。しかしなぜ、黒河内は、郷田を監禁してまで何を聞き出そうとしているのか?

黒河内は過去の未解決事件を清家に教えた。清家の記憶データにその事件はインプットされている。ウェブデザイナーの男とその妻、娘が一家惨殺された事件。拳銃で殺害されているのにもかかわらず、誰も知らず、物取りでもなく、結局通り魔の犯行として迷宮入りした事件。黒河内が言うには、そのウェブデザイナーは沢渡のホームページを作っていたことがある。ただ、その時沢渡の重要なデータを見てしまったのだろうと。その男は会社のデータを盗み見てパクられている経歴があった。
そして黒河内は女子高生の写真を清家に見せる。その女子高生は、ある大物政治家といっしょにいたという。そして、絞殺で殺害されてゴミ処理場で全裸で発見されていた、それも未解決事件・・。大物政治家とは沢渡だった・・。
当時8年前、郷田ともうひとり橋本は、沢渡の秘書をしていた。必ずこのふたつの殺しに関わっているという。

「つまり黒河内さんは、郷田さんの犯行を隠ぺいして、郷田さんからふたつの未解決事件の真相を聞き出そうとした」「・・ま、リナちゃんが郷田先生に殴り殺されたのは残念だったけど、事件を一件あげるより、まとめて三件あげちゃったほうがお得でしょう・・過去に沢渡は四人も殺してるわけだし。まあ、それだけじゃないんだけどね・・」
「これは県警総出で捜査にあたるべき事案だとわかりました」清家は電話しようとするが、黒河内に止められた。「わかってないじゃん!知事と県警は上下関係があって、だから、表向きは仲間でも、その中に敵が紛れ込んでいるのかもしれないでしょ?そういう話、お父さんから聞いてません?」「聞いてません」「ま、いいや。どの道、現職の知事にワッパかけられる警官はいませんからね、だ・か・ら!そのための郷田先生なの。あの人にすべて話してもらって、沢渡を知事の椅子から引きずり降ろす、そうすれば逮捕できちゃうでしょ?わかったなら、僕を信じてもう少し黙っててよ?自分で確かめてみな?」

捜査会議では、なにやらきな臭い雰囲気がよどんでいた。郷田が怪しいとまで捜査でまとまったはずなのに、やはり黒河内の事を信じてアカマツリナの浮気相手の線で捜査しようという流れに。清家は眉をしかめる。他の刑事達も納得しかねる顔のものもいた。目があちこちを探る。やはり・・黒河内の言っていたことは本当のようだ。<仲間内に敵がいる>

だが!リナの愛人は<黒河内自身>だったという証拠が出てきて、しかも、郷田は例のホテルの一室で<首つり自殺>を図っていたのだ・・。無茶苦茶。なぜこうなる!?混乱する清家。

でも清家は、独自で黒河内と接触を図り、事の一部始終を知る。少なくても郷田は、黒河内の説得で死ぬ前までに告発文を書いてくれていたのだ。沢渡を追いつめるだけの真相を書いて。
女子高生を性交中に殺害してしまった沢渡。その女子高生の裸体などが写っている画像を見てしまったウェブデザイナーを、秘書である郷田らが人を雇って殺害。そして、郷田の別荘に隠してあった拳銃のありかも。
「絶対郷田先生が持ってると思ってたんだよな。いざという時、沢渡から身を守る保険になるでしょ?さて、誰の指紋が出てくるか?」別荘にいくとズバリ、その時の拳銃も発見できた!ある意味快進撃の黒河内と清家のふたり。。

が!ショットガンを持った殺し屋が別荘にやってくる!驚く黒河内。黒河内は清家を逃がすよう言い、逃げる清家に、殺し屋ふたりが銃口を向ける!と、背後から黒河内が一瞬にして銃弾を二連射ぶっ放した。振りむいたふたりの眉間に直撃し、殺し屋はふたりいっぺんに倒れる。見事な射撃能力。「しまったあ。証拠の指紋の上に、自分の指紋を付けてしまった。ま、いいか。証拠は手に入れたことだし。」襲ってきた殺し屋は警察の人間だった・・二人とも精悍な顔をした刑事だった、清家もよく知ってる人間・・。「ね?僕なんて真面目なほうでしょ?」不敵に笑う黒河内。

黒河内は、沢渡に会いに行った。<生きてます>と。。手に入れた証拠を見せる、告発文と拳銃。「これでもまだ、知事選に出馬されますか?だからあんたはもう、終わりなんだよ!」それを聞いても、端正な顔に笑みを浮かべ続ける沢渡。彼は県知事の前は警察官だった。その笑み中にも、事件の中に身を置き続けた修羅場をくぐってきた独特の風格がある。そして黒河内は、過去最大の未解決事件、三億円事件を話題にした。「あれ、警察が未解決にしちゃったんでしたっけ?」不敵に笑う黒河内。笑みを浮かべ続ける沢渡。
だが。沢渡は県知事選をついに降り、警察に連行された。

清家はあとで黒河内に言う。すべて、あなたの思い通りだったのでは?と。郷田の裏金を探していたのではなく、初めから沢渡を仕留めるために動いていた。裏金情報を手に入れるためにリナと接触したのではなく、郷田を嫉妬させて殺害させ、弱み握るためにリナに接触したのでは?と。
「正解〜。といいたいところだけど、まさか郷田がリナちゃんを殺すとは思わなかった。郷田が手を上げるところを捕まえて、ゆすろうと思っただけ」
しかし。死んだ殺し屋の警察官ふたりは、休暇届けがでていて、黒河内が埋めていた。。そしてもうひとつ、自殺した郷田は、保険に拳銃を持っていたほどの用心深さだったのだ。なぜ自殺をしてしまったのか・・?
色々な疑惑が拭えない清家に、<三億円事件>を引き合いにだして目指すところは同じだという黒河内。「誰が善で誰が悪か、自分で判断するしかないの」


沢渡は取り調べ室でも落ち着いていた。温和な笑みを浮かべている。それとは対照的に、郷田と共に過去、沢渡の秘書をしていた橋本は取り調べを受けながら興奮して怒鳴りまくっていた。「私はやっていない!」「先生がそれでは、この遺書を書いた郷田先生も浮かばれないんじゃないですか?」刑事の言葉にさらに顔が険しくなる橋本。「・・しゃべれば、きっと殺される!郷田と同じ運命だ!」と言い、胸を押さえて倒れてしまった。沢渡の拘留期間は限られている。橋本が口を割らなければ、いずれ沢渡は釈放なのだ・・。

その頃。県警には怪文書が送られていた。<郷田は自殺ではなく黒河内に殺された>という内容。と同時に、郷田の首つり自殺した締め跡に不自然さが発見されていたのだ。

で。「えー。それでまた僕が疑われてるの?」豪華中華料理を食いながら、清家に言う黒河内。清家がここまで会いにきたのだ。自殺に見せかけて殺せるテクなんてもってないと笑う黒河内。「実はね、ここだけの話、ビップご用達の、殺しを請け負う人間が、県内に潜伏している噂があるんですよ。表向きは全部、首つり自殺」「・・現場からは、DNAがわかるものは検出されなかったのでしょうか?」おっとりとした感じがあいかわらずな清家だが、言うことは的確だった。「それがまったくの皆無。まあプロなら、全身の体毛を剃るくらいなことはするでしょう。ああ、ひょっとして、郷田をやったのもそいつだったりして。まてよ?郷田が沢渡の指示で殺されたのなら、橋本先生も危なくなるなあ」「あのお・・橋本さんは体調を崩されて、自宅療養になりました」「あちゃ〜」頭をかく黒河内だった。
そして。橋本は首つり自殺をした。その妻、息子そろって首を吊ったのだ・・。

捜査会議では、橋本の首つりは殺人の可能性がでてきたということ。郷田も同じ手口で、ようするに、すべて同一犯の仕業だという可能性があるということ。同じ時期、警察官を装った怪しい人物が目撃されていること。捜査指揮をとる堂島本部長(風間杜夫)は、まず不審人物を探して欲しいと会議を締めくくった。

清家は、黒河内の元へ再び足を運ぶ。彼はマッサージサロンにいた。政治家達から貰っている賄賂で、贅沢三昧しているのか。警察官を装った不審人物とは?むしろ警察官そのものなのでは?清家の目は厳しく黒河内に向けられていた。そこで黒河内はある未解決事件を三件教える。すべて首つり自殺でかたづけられた事件・・それは清家の頭のデータベースにもあった事件だった。そのすべてに不審な警察官が現場近くで目撃されていたという。「犯人はなぜ警察官の格好をしているのでしょうか?」「さあね。そんな簡単に情報は渡せないよ?だってみんな俺の事、疑っているんでしょう?」黒河内は捜査一課の情報と交換することを提案した。もちろん清家は応じない。
だが!清家の携帯に送られた画像は、ショットガンを持った殺し屋ふたりが来た時に恐怖で清家が漏らしてしまった時のものだったのだ。。すかさず黒河内を見ると、その目はすわっていて清家を見ている。有無を言わせない威圧だった。「・・関内の公園で、堀と名乗る警察官を名乗る不審人物が目撃されたそうです」「漏らしたねえ」黒河内は満面の笑み。
そして。堀という警察のコスプレをした面妖な男は、ある人物からのメールでそこはヤバいから離れろと指示を受けていた。

堂島本部長は捜査報告を受けていた。堀のアパートを探るとすでに本人はいなかったが、郷田を吊ったであろうロープという有力な<証拠>がでてきた。しかも、彼はある日、警官から職務質問を受けた時があって、その時に県警の刑事に電話で助けを求めていたというのだ。

黒河内の前を、清家が電話をしながらスタスタ歩いていた。なにやら深刻に話している。今の場所を説明しているようだ。気がつくと県警一階ロビー。クルッと振りむく清家は、キリッと黒河内を見据えた。「堀という不審人物とお知り合いなんですよね?」気がつくと大勢の刑事が黒河内に四方から近づいていた。「あちゃ〜」連行される黒河内。だが。すれ違いざまに清家に言う。「清家ちゃん。法則を探して」「法則?」

捜査会議では、堀というのは偽名だろうということ。郷田を<自殺に見せかけて殺害>したのは確実だろうということ。そして、清家が発見した<法則>は、この首つり殺人はもっと前から8年前から起きていて、一定の法則があることがわかった。三年ごとに事件現場が変わっているのだ。国家公務員の転勤は三年周期、キャリア組に被疑者がいる・・?
「・・では。念のため内部調査にかけてみましょう・・。みなさんは堀と名乗る被疑者の捜査に当たってください」堂島の声で会議は終わった。

清家は黒河内がいる取調室に向かう。黒河内は清家がたどり着いた法則の資料を見て喜んでいる。よくこれがわかったと。清家はピンときていた。黒河内は自作自演で怪文書を出し、わざと捕まったのだ。郷田も橋本も殺害されたのだから、当然、黒河内も危ない。だから身の安全のためにわざと警察に捕まった。「大正解〜」黒河内は両手で清家を指差した。
「実はね、堀と繋がっていたのは、あいつが犯人という確証を得るため。それにもっと知りたいことがあったから」「もっと知りたいこととは?」「まあ、清家さんも色々知っちゃったから、あいつが捕まるまで用心したほうがいいよ。殺人犯て、捕まえる時が一番危険だって言うしね」

その頃。潜伏している堀は、ある人物からの殺人依頼メールに狂喜していた。<やっとあの人が認めてくれた!>「がんばるからね」その携帯に送られた画像は、清家だった・・。

そして。不覚にも清家は、警察官の巡回で、自宅マンションの部屋の扉を開けてしまっていた!堀は制服コスプレを脱ぎながら清家に近づいていき、全裸になった瞬間飛びかかった。ロープを首に瞬時に巻きつけ、そのまま背中に清家を仰向けに乗せ、ロープを引く。こうすることで清家は、自分の体重でもがけばもがくほど首にロープが食い込むのだ!「警察なのに弱ええ!僕のほうがよっぽど警察らしいよ!」そこへ!黒河内が立っていた。「なんで兄貴が!?ハメたの?」驚愕する堀は黒河内に飛びかかる。黒河内は容赦なく警棒を腹にぶち込んだ!現行犯逮捕。堀は捕まり、黒河内は沢渡に<トドメを刺す駒>を手にいれたのだ。

署に連行された堀を見た堂島本部長は言った。「・・できそこないの殺し屋といったところか。こんな姿をみたらさぞかし親は嘆くでしょうなあ」堀はワナワナと怒りに体を震わせ、突然黒河内から体を振りほどき、傍にいた警官から拳銃を奪いとり、清家に向け発砲した!が!倒れたのは自称・堀のほうだったのだ・・。堂島本部長が拳銃で堀を撃った。「やむおえなかった」堂島は顔を歪め、堀は白目をむいている。「被疑者死亡・・」黒河内は愕然とした。堂島が顔を上げると、黒河内が厳しい顔でこちらを見ている。そして、笑みを浮かべた。「やる〜」堂島に指を刺す。そして清家の傍にいく黒河内。「でもまだ終わってませんよ。機は熟しちゃった」ハッ?とする清家。

黒河内と清家は、ある人物が帰宅の途につくのを外で待っていた。やってきたのは堂島本部長。「なんですか?ふたりして一体」「あの被疑者って、本部長のご子息ですよね?」「え?」黒河内は全部知っていたのだ。父親と同じ警察官を志すも挫折し、引きこもり、そして父親とは不仲に。それでも認めてほしかった父親の存在。だから気づいて欲しくて、殺人を繰り返した。そして堀は、最後に堂島ではなく清家を撃とうとした。それは父親からの初めての任務を、全うしようとしたからではないのか?「もうジ・エンドですよ?」

堂島は、郷田と橋本が死んだ時に、息子から直接電話を受けていたのだ。だから、息子が殺人を犯したと知っていて、それを黙認した。そして、法則と称して息子の殺人を暴いていきそうな清家を、自分自ら、息子に殺人依頼したのだ・・。
そして。堂島が守りたかったのは息子ではなく、「県警本部長の椅子。だから、息子さんとの関係がばれる前に、清家さんを殺そうとしたの。策に溺れたな?堂島本部長!」「・・私を逮捕するのか?」そこで黒河内は本題に入る。郷田と橋本の殺人依頼を、息子さんにしていたのは<沢渡>ですよね?と。。「それを証明してくださいよ〜」笑顔で迫る。
だが!清家が本部に電話をいれそうなので、慌てて止める黒河内。これは三億円事件の真相に一歩近づくところで、あなたのお父さんのことにも関係があると説明する。「私の父に関わること?」ドン!と音がして振りむくと、堂島は飛び降り自殺を図った。また死んだのだ。「これも!あなたの作戦どうりですか!?」泣きながら清家が叫ぶ。「いや、沢渡の作戦どうりだな。これ・・」
沢渡は、拘留期間がすぎ釈放された。「怪物・・野に放たれたか」薬師寺監察官(大地康雄)がうめく。黒河内もうなっていた。「殺されちゃうかもな。俺」


どしゃぶりの雨が降り注ぐ日。黒河内は沢渡の別荘に立てこもっていた。別荘は機動隊と刑事達に取り囲まれている。黒河内は、刑事ふたりを射殺した容疑がかけられているのだ。絶体絶命に追いつめられていた黒河内。
清家は、黒河内を説得したいと別荘に入っていく。薬師寺監察官も現場へやってきた。別荘を険しい顔で見つめている。

黒河内はここまでの顛末を清家に説明した。黒河内は身の危険を感じ、沢渡の元に謝罪に行ったのだった(笑)
死んだふたりの刑事が、8年前の殺しをやったという<証拠を仕込み>、DNA鑑定でも、鑑識の友達に頼んで<細工>をつけてもらう。。で、「三億円事件も二度と口にしません!」「・・君が裏切らない証に、保険をつけて貰いましょうか?」沢渡は、笑顔を絶やさず涼しく言った。「君が殺した、後藤と島はどこへ埋めたの?」「いやあ・・」「どこに埋めたの?」黒河内は恐怖でしゃべってしまったのだ・・。

黒河内は、後藤と島の自宅に女子高生殺害とウェブデザイナー一家殺害の証拠を仕込んだあとに、沢渡に裏切られ通報された。よって警察は、過去の事件を沢渡は黒ではなく白だった?と思い始め、ウェブデザイナー一家を射殺した同じ銃で後藤と島が殺害されていることから、その拳銃を持っているかもしれない黒河内に、8年前の事件まで嫌疑がかかってしまっていた。最悪。。

清家は、沢渡の別荘にその拳銃を隠せば、黒河内の活路が開けるから立てこもっていたと判断した。
その時、雨が上がった。

出てきた黒河内は、清家を盾にして拳銃を突きつけていた。そこへ薬師寺監察官がひとり近づいていく。薬師寺はわかっていたようだ。持ってるそんな空砲では何もできないと。。黒河内に、後藤と島の遺体近くから拳銃が見つかったと教えた。そして、黒河内は連行される。「ここから一発逆転できたら、すごいと思わない?」清家に不敵な笑みを見せ、黒河内は刑事達に押させられて連れていかれた。
黒河内は、自分が殺害して埋めた死体の傍に拳銃を埋めたのだろうか?刑事達にも疑惑が渦巻く。

後日。捜査会議で発表された拳銃についていた指紋は、<沢渡のもの>だった!驚く刑事達。清家も目をむいた。(一発逆転・・)

薬師寺監察官は元鑑識の人間であった。要するに、黒河内と薬師寺は結託していたのである。証拠品に細工をしてしまうという徹底的で絶大的な力。黒河内と薬師寺は、巨悪を倒すという志で繋がっていたのだ。清家もその事実を知り愕然とする・・。別荘に立てこもったのは、雨がやんで拳銃が発見されるまでの時間稼ぎだった。そして、遺体の傍で拳銃が見つかれば、黒河内から遺体を埋めた場所を聞いたという沢渡の証言も、嘘にすることにできるのだ。。

再び拘留される沢渡に、黒河内は声をかけた。「あれ?また読書の季節ですか?沢渡先生」「全部鑑識の友達がやったの?」「今度はちゃんとしゃべってくださいね?8年前も、45年前のことも」笑顔で黒河内を見つめ、沢渡は言った。「ここからは、慎重にね」「・・・」

清家は、黒河内と薬師寺から清家の父親について聞かされる。警察官だった彼は強盗に刺され死んだとされるが、そんな事実はないということなのだ。清家の父親は、三億円事件の金の行方を追っていた・・。
「ということは、私の父は沢渡さんに殺された・・。」「いや、正確には<沢渡達>にだ。黒河内、渡したいものがある」三億円事件に関する重要な資料を、自分はもう時間切れだと黒河内に渡す決心をした薬師寺。自分の代では仕留められなかった事件を黒河内に託す。
だが・・その資料を渡す前に、薬師寺は殺害されてしまうのだった・・。資料も奪われた。<桜吹雪会>とは・・。

ああ、桜吹雪会の資料まで奪われたよ(泣)薬師寺がやられちゃうと心細くなっちゃうよね。

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